結婚相談所を検討する前に|契約・解約・総額・書類の確認
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結論:確認すべきは「毎月いくらか」ではなく、①契約に何が含まれているか ②途中でやめるときどうなるか ③期間全体でいくらになるか ④どの書類を出し、それがどう扱われるか、の4点です。この4つを紙に書き出せない状態で契約書に署名しないでください。説明を聞いた当日に決めない、それだけで防げるトラブルが大半です。
結婚相談所は、その日限りのイベントではなく、一定期間にわたって役務の提供を受ける契約です。契約の形をとる以上、確認すべきことはサービスの良し悪しではなく、契約書に何が書いてあるかになります。
料金・プラン・サポート範囲・提出書類の種類は事業者によって大きく異なります。本記事は具体的な事業者の内容を紹介するものではなく、どの事業者を検討する場合でも共通して確認すべき項目を、確認しやすい順に並べたものです(LOVETOK編集部調べ)。
この記事でわかること
- 入会前に確認すべき4分野(契約内容・中途解約・総額・書類)の中身
- 契約書と、契約前に受け取る説明の書面を、どこから読めばよいか
- 費用の総額を出すための、費目の書き出し方(金額を入れる前の準備)
- 中途解約の扱いで、必ず言葉として確認しておく項目
- 提出する書類の種類と、原本・写しの行方、退会後の扱い
- 面談で聞くべき質問と、答えを引き出しにくいNGな聞き方
- 「今日決めれば」と言われたときの断り方
- 入会後に「合わない」と感じたときの、やめ時の決め方
- 契約前に相談できる公的な窓口
- よくある質問
大前提:説明を聞いた日に決めない
最初に、手順として一つだけ固定してください。説明を聞いた日に契約しないことです。
理由は3つあります。第一に、契約書と説明の書面は分量があり、その場で読み切れません。第二に、面談の場は説明する側のペースで進むため、疑問が出そろう前に話が終わります。第三に、比較対象がない状態では、条件が妥当かどうか判断できません。
持ち帰って読む手順
- 契約前に受け取る説明の書面と、契約書の写しをもらえるかを聞く。
- その場では署名も申込金の支払いもしない。「持ち帰って読みます」と伝える。
- 家で、本記事のチェックリストに沿って分からない項目に印をつける。
- 印をつけた項目だけをまとめて、改めて質問する(電話・メール可)。
- 回答が書面またはメールで残る形にしてもらう。
- そのうえで判断する。
「持ち帰って読みます」は、断りではなく通常の手続きです。これを渋られる、あるいは急かされる場合は、その反応自体が判断材料になります。
確認1:契約内容に何が含まれているか
パンフレットの「サポート充実」といった表現は契約の内容ではありません。契約書に書かれた役務の範囲を見てください。
確認する項目
- 相手の紹介はどのような方法で行われるか(検索の利用、担当者からの紹介、その両方か)
- 担当者との面談・相談は、契約に含まれるのか、都度の費用が生じるのか
- 申し込みや日程調整を、どこまで事業者が行い、どこから自分で行うのか
- 会員情報の閲覧範囲に制限はあるか
- 活動を休む(休会する)仕組みがあるか、その間の費用はどうなるか
- 担当者の変更を希望できるか
- 契約期間はいつからいつまでか、更新は自動か手続きが必要か
- 交際・成婚といった段階の定義と、それぞれで生じる手続き
特に「自動更新かどうか」は見落としやすい項目です。更新の意思確認があるのか、何もしなければ更新されるのか、更新しない場合はいつまでに何を伝えるのか。この3点は言葉で確認し、記録に残してください。
確認2:中途解約のときにどうなるか
入会を検討している段階でこれを聞くのは気が引ける、という方は多いのですが、むしろ検討段階でしか落ち着いて聞けません。入会後に聞くのでは遅くなります。
確認する項目
- 途中でやめたい場合、いつ・誰に・どのような方法で伝える必要があるか(書面か、所定の様式か、口頭で足りるか)
- 申し出てから、実際に契約が終了するまでどのくらいかかるか
- 解約の時点で返金される部分があるか、ないか。あるならどの費目が対象か
- 解約に伴う費用が生じる場合、その金額や計算方法は契約書のどこに書かれているか
- 休会と解約はどう違うか。休会中の費用の扱い
- 交際中・成婚後にやめる場合の扱いは別に定められているか
制度面について:結婚相手の紹介に関する一定のサービスは、契約期間と金額の条件によっては、法令上「特定継続的役務提供」として扱われ、契約前後の書面の交付、一定期間内の契約解除、中途解約に関する定めが設けられている場合があるとされています。ただし、該当するかどうかや適用の範囲は契約の内容によって異なり、個別の判断は本記事では行いません。制度の詳細は消費者庁および国民生活センターの案内をご確認ください。 判断に迷う場合は、契約前に消費者ホットライン「188(いやや)」へ相談できます。
確認3:費用の総額を出す
月額だけを比べても総額は出ません。費目ごとに書き出してから合算するという順序にしてください。ここでは金額を書き込む前の「枠」を用意します。金額は事業者によって異なるため、各公式サイトと契約前の書面から転記してください。
費用の書き出しシート(金額は自分で記入)
| 区分 | 費目の例 | 発生の仕方 | 記入欄 |
|---|---|---|---|
| 入会時 | 登録・入会に関する費用 | 一度だけ | |
| 入会時 | 書類の取得にかかる費用 | 一度だけ | |
| 期間中 | 月ごとに継続して生じる費用 | 毎月 | |
| 活動時 | 会うたびに生じる費用がある場合 | 都度 | |
| 活動時 | 交通費・当日の飲食・支度 | 都度 | |
| 節目 | 交際・成婚など段階ごとの費用 | 該当時 | |
| 更新時 | 契約更新に伴う費用 | 更新時 | |
| 終了時 | 解約に伴う費用がある場合 | 該当時 |
総額の出し方(4ステップ)
- 比較する期間を決める。 半年か1年か。決めずに比べると必ず判断がぶれます。
- その期間に自分が動ける回数を数字で置く。 仕事・家庭・体力から現実的な数を出します。
- 上の表に、公式の表示から金額を転記する。 分からない欄は空欄のままにし、空欄を質問リストに移します。
- 期間分を合算する。 都度発生する費目は、②で置いた回数を掛けます。
このシートで最も重要なのは、空欄が残ることです。空欄は「まだ確認できていない項目」であり、そのまま契約すると後で想定外の支出になります。空欄をゼロにしてから判断してください。
確認4:書類の確認はあるか、自分の書類はどう扱われるか
結婚相談所では、入会時に本人確認や状況確認のための書類提出を求められるのが一般的です。何を求められるか、そしてそれがどう扱われるかは、事業者によって異なります。
確認する項目
- 提出を求められる書類の種類(本人確認のための公的な証明、独身であることの証明、その他の証明など。何が必要かは事業者によります)
- 原本を提出するのか、写しでよいのか
- 提出した書類の保管場所と保管期間
- 退会・解約後にどうなるか(返却されるのか、破棄されるのか、破棄の方法は分かるか)
- 提出書類の内容が、どこまで他の会員に開示されるか
- 相手側についても同じ基準で確認が行われているか(自分だけが提出する形になっていないか)
最後の項目は特に大事です。自分が何を提出したかではなく、相手についても同じ確認が行われているかどうかが、その仕組みの信頼性を決めます。あわせて理解しておきたいのは、書類で確認できるのは書類に書かれた事実に限られるということです。人柄や交際の姿勢、話した内容の真偽までは、どのような書類でも保証されません。
面談で聞く質問リスト(NG例と改善例)
面談では、聞き方によって得られる情報の質が変わります。「はい/いいえ」で終わる質問や、感想を求める質問は、判断材料になりません。
| NGな聞き方 | なぜ弱いか | 改善した聞き方 |
|---|---|---|
| 「サポートは手厚いですか?」 | 主観の回答しか返らない | 「担当者との面談は契約に含まれますか。回数の上限はありますか。契約書の何ページに書いてありますか」 |
| 「途中でやめられますか?」 | 「やめられます」で終わる | 「解約を申し出る方法と、返金の対象になる費目を教えてください。計算方法は書面のどこにありますか」 |
| 「全部でいくらくらいですか?」 | 「人によります」で終わる | 「入会時・月ごと・都度・節目・更新・終了の6区分で、発生しうる費目をすべて挙げてください」 |
| 「本人確認はしていますか?」 | 「しています」で終わる | 「入会時に提出が必要な書類の種類と、相手側にも同じ確認が行われているかを教えてください」 |
| 「うまくいく人は多いですか?」 | 数値の根拠を確認できない | 「その数字はどの期間の、どういう定義で数えたものですか。公表資料はありますか」 |
| 「今日決めないとダメですか?」 | 押し切られやすい | 「持ち帰って読みます。書面の写しをいただけますか」 |
最後の行は質問ではなく、宣言です。理由を説明する必要はありません。「持ち帰って読みます」で足ります。
「今日決めれば」と言われたときに
期間限定の条件を示されて、その場での判断を求められることがあります。判断を急がせる要素があるときほど、いったん止めてください。
そのまま使える返し方を3つ挙げます。
- 「持ち帰って読んでから決めます。書面の写しをいただけますか」
- 「同居の家族と確認してから返事します。いつまでに返事すればよいですか」
- 「今日は決めません。同じ条件が後日も適用されるかどうかだけ、書面で教えてください」
その場で決めなければ消えてしまう条件は、その場で決めさせるための条件であることがあります。後日でも適用されるなら急ぐ理由はなく、適用されないなら、その差額は「考える時間を売った代金」です。どちらが自分にとって大きいかで判断してください。
入会前チェックリスト
契約書に署名する前に、次の項目すべてに「はい」と答えられるか確認してください。一つでも「いいえ」があれば、そこが質問すべき箇所です。
- ☐ 契約書と、契約前に受け取る説明の書面を、持ち帰って通して読んだ
- ☐ 契約期間の開始日・終了日と、自動更新かどうかを言葉で確認した
- ☐ 契約に含まれる役務の範囲を、契約書の記載として確認した
- ☐ 担当者との面談が含まれるか、別費用かを確認した
- ☐ 休会の仕組みと、休会中の費用の扱いを確認した
- ☐ 解約の申し出方法(誰に・どの様式で)を確認した
- ☐ 解約時に返金の対象となる費目と、ならない費目を確認した
- ☐ 解約に伴う費用の計算方法が書かれている箇所を自分で開けた
- ☐ 費目を6区分で書き出し、空欄がゼロになった
- ☐ 比較する期間と、その期間に動ける回数を数字で決めた
- ☐ 提出する書類の種類と、原本/写しの別を確認した
- ☐ 提出書類の退会後の扱いを確認した
- ☐ 相手側にも同じ基準の確認が行われているかを確認した
- ☐ 説明を受けた日と別の日に、落ち着いた状態で判断した
- ☐ 支払い方法(一括・分割・信用取引の利用の有無)と、やめた場合の支払い義務を確認した
最後の項目は特に重要です。サービスの利用をやめることと、支払いの義務が終わることは、別々に決まります。 ここを混同したまま契約すると、後から負担が残ります。
入会後に「合わない」と感じたときのやめ時
契約前の確認を尽くしても、始めてみて合わないことはあります。やめ時の判断は、感情ではなく次の3点で決めてください。
- 申し出た改善が反映されたか。 担当者への希望や条件の見直しを伝えたうえで、変化があったかどうか。一度も伝えていないなら、まず伝えるのが先です。
- 負担の中身が変わったか。 「うまくいかない」と「消耗している」は別です。前者は時間で解決しうるものですが、後者は続けるほど判断が鈍ります。
- 契約の区切りがいつか。 更新時期の直前に判断すると、意思表示の期限に間に合わないことがあります。更新の1か月以上前を目安に、続けるかどうかを一度考える日を決めておいてください。
やめると決めたら、申し出は記録が残る方法で行ってください。日付・宛先・内容が残る形が望ましく、電話のみで済ませた場合も、日時と担当者名を自分で記録しておきます。
安全面と相談先(LOVETOK編集部調べ)
- 契約書と説明の書面は、必ず控えを保管する。 写しをもらえない契約は、それ自体を確認事項にしてください。
- 説明された内容と書面が食い違う場合は、書面のほうを基準に確認する。 口頭の説明は後から確かめにくくなります。
- 支払い方法を分割にする場合、信用取引を伴うかどうかを確認する。 利用をやめても支払い義務が残る形があります。
- 提出書類は、必要な範囲を超えて渡さない。 求められた理由が説明できない書類は、理由を聞いてから判断してください。
- 入会後、実際に会う場面では別の注意が必要です。 初対面は明るい時間帯・人のいる場所で、帰りの手段を先に確保し、住所・最寄り駅・生活時間帯といった居住地が特定される情報は段階的に伝えてください。会う前の準備は「会う前に確認すること」にまとめています。
- 投資・副業・他サービスへの勧誘が出たら、その時点で距離を取ってください。
契約や金銭に関する相談は消費者ホットライン「188(いやや)」、緊急でない警察への相談は警察相談専用電話「#9110」、身の危険を感じる場合は110番です。本記事は一般的な確認手順の整理であり、個別の契約についての法的な判断を示すものではありません。
よくある質問
Q. 見学や説明だけ受けて、断ってもいいですか。 A. 構いません。説明を受けることと契約することは別です。「持ち帰って読みます」と伝えれば足り、理由を説明する義務もありません。
Q. 契約書の写しをもらえないと言われました。 A. 書面の控えは、後から内容を確認するための基本的な材料です。控えを受け取れるかどうかは、契約前に確認しておくべき項目に含めてください。判断に迷う場合は契約前に188へ相談できます。
Q. 費用の総額を聞いても「人によります」と言われます。 A. 総額は動き方で変わるため、その回答自体は不自然ではありません。聞くべきは総額ではなく、発生しうる費目の一覧です。「入会時・月ごと・都度・節目・更新・終了の6区分で挙げてください」と聞き方を変えてください。
Q. 提出した書類は退会したら返してもらえますか。 A. 事業者によって扱いが異なります。返却か破棄か、破棄の場合その方法を確認できるか、契約前に聞いておいてください。
Q. 契約したあとで、条件が説明と違うと気づきました。 A. まず書面を確認し、説明との食い違いを具体的に書き出してください。そのうえで事業者に記録の残る方法で申し出て、解決しない場合は188へ相談できます。
Q. 費用の負担が大きく、そこまでの準備ができていません。 A. 結婚を前提とした場は、費用と手続きの負担が前提になります。まだ段階が早いと感じる場合は、恋愛から始まる形式を先に検討したほうが無理は少なくなります。形式ごとの性質は「結婚相談所と婚活パーティーの違い」で整理しています。
LOVETOKとの違い
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なお、LOVETOKはWebサービス(ブラウザで利用)で、会員登録を受け付けています。
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参考・相談先:本記事は、消費者庁・国民生活センター・警察庁等が公表する継続的な役務の契約に関する一般的な注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。制度の適用範囲や個別の契約についての判断は行っていません。費用・条件・書類の扱いは事業者ごとに異なりますので、各公式サイトと契約前の書面でご確認ください。契約や金銭に関する相談は消費者ホットライン「188(いやや)」、緊急でない警察への相談は警察相談専用電話「#9110」、身の危険を感じる場合は110番へご連絡ください。
著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27LOVETOKは15〜30秒の縦動画から始まる恋愛マッチングサービスです。写真だけでは伝わらない話し方・声・表情から、会う前に相手を知れます。
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