街コンのグループ替えへの対応|60秒リセットとメモ術

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-08-06

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結論:グループ替えのある会で消耗する原因は、会話が下手なことではなく「前の席の余韻を持ったまま次の席に座ること」です。対策は二つだけで、①移動の前後に決まった手順を挟んで気持ちをリセットすること、②名前と特徴をその場で短くメモして、後半の取り違えをなくすことです。この二つを機械的にやるだけで、後半の印象は大きく変わります。

街コンの多くは、一定の時間が経つと席やグループが入れ替わる形式をとっています。名称は主催者によって「グループ替え」「席替え」「ローテーション」などさまざまですが、同じ相手と話し続けるのではなく、短い時間を何度も繰り返すという構造は共通しています。

この構造は、参加者に対して「話す力」よりも「切り替える力」を要求します。ところが事前に調べられる情報の多くは、服装や会話ネタといった一回分の準備に偏りがちです。実際に当日つまずくのは、三巡目・四巡目で名前が混ざり、直前の席の手応えを引きずり、笑顔が固くなっていく後半です。

この記事では、グループ替えという仕組みを前提に、移動のたびに何をするかを手順として整理します。特定の主催者名・イベント名・店舗名には触れません。また、持ち時間の長さ、グループの人数、入れ替わりの回数、料金は主催者や会場によって大きく異なります。申し込む前に、必ず主催者の公式サイトで当日の進行と条件をご確認ください。本記事では具体的な数値は扱いません。

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この記事でわかること

  • グループ替えのある会で、実際に難しいのはどこか
  • 移動の前後に挟む「60秒リセット」の具体的な手順
  • 名前と特徴を取り違えないメモの型と、書いてよい情報の範囲
  • 会話の切り上げ方・入り方のNG例と改善例
  • 前半・中盤・終盤で狙いを変える立ち回り
  • 手応えのあった相手を後半まで覚えておく方法
  • グループ替えの形式が向かない人と、その場合の選択肢
  • 飲酒・支払い・帰りの手段・個人情報の安全面
  • LOVETOKのような動画型サービスとの性質の違い

グループ替えという仕組みが要求していること

グループ替えは、参加者全員にできるだけ多くの相手と接触してもらうための運営上の工夫です。主催者側から見れば公平な設計ですが、参加者側から見ると次の三つが同時に発生します。

  • 会話が途中で強制終了する(自分の意思で終わらせるのではない)
  • 同じ自己紹介を何度も繰り返す(言い慣れる一方で、単調になりやすい)
  • 相手の情報が短時間で積み重なる(後半ほど記憶が混ざる)

つまり難所は「話すこと」ではなく、終わり方・入り直し方・覚え方の三点に集中しています。逆に言えば、この三点だけを型にしておけば、当日の負荷はかなり下がります。

「毎回うまく盛り上げなければ」と考えると、一巡ごとに評価を自分に下してしまい、後半に体力が残りません。盛り上げる回と、静かに終わる回が混ざるのが普通です。これは相性の問題であり、優劣の話ではありません。

手順:移動をはさむ「60秒リセット」

グループ替えの合図があってから、次の席で最初の一言を出すまでの流れを、決まった順番にしておきます。その場で考えないための手順です。

手順1|終わりの一言を先に言う(移動前・数秒) 合図が鳴ってから慌てて締めると、後味が中途半端になります。「ありがとうございました、楽しかったです」と先に区切る言葉を置いてから席を立つと、双方が気持ちよく終われます。

手順2|メモを一行だけ書く(移動中・十数秒) 席を立った直後が、記憶がいちばん鮮明です。後述のメモの型に沿って、一行だけ書きます。長く書こうとすると次の席に遅れます。

手順3|姿勢と呼吸を戻す(移動中・数秒) 歩きながら肩を一度下ろし、息を吐きます。地味ですが、前の席の緊張や高揚を身体から抜くための工程です。声のトーンがここで戻ります。

手順4|前の席の評価を打ち切る(移動中) 「さっきの人は脈ありだったか」を歩きながら考えないでください。判断はイベント終了後にまとめて行うと決めておきます。考えごとをしたまま座ると、次の相手には上の空に見えます。

手順5|最初の一言を口の中で決める(着席直前) 毎回同じで構いません。「はじめまして、〇〇です。今日は初めてで、少し緊張しています」のような、中身のない一言を固定しておきます。中身は二言目以降で足せます。

手順6|相手の名前を、最初の返答で一度使う(着席後) 名乗ってもらったら、直後の返しに名前を一度混ぜます。「〇〇さんは、この辺はよく来られるんですか」。声に出すと記憶に残りやすく、メモの精度も上がります。

この六つを、合図のたびに同じ順で繰り返します。内容を考えるのは着席後で、それまでは手順をなぞるだけにするのがコツです。

名前を取り違えないメモの型

後半で最も起きやすい失敗が、名前と話の内容の取り違えです。「登山の話をしたのはAさんだったかBさんだったか」が分からなくなると、最後の連絡先交換や後日の連絡で確実に響きます。

メモは長さではなく項目の固定が効きます。次の四つだけを一行に並べてください。

項目書く内容例(架空の記入例)
名前名乗ってくれた呼び名のみハルカさん
席・順番何巡目か、席の位置3巡目・左
見た目の手がかり服の色など、当日だけ有効な特徴紺のニット
話の中身一語だけ。会話の再開点になる語焼き菓子づくり

書いてはいけないこともあります。勤務先の詳細、住んでいる場所、家族構成、外見への評価などは、メモに残す必要がありません。万一メモを落としたときに、誰かの生活情報が出てしまう書き方は避けてください。呼び名と、当日の会話を思い出すための一語で十分です。

書く場所は、紙の小さなメモでも、手元の端末でも構いません。ただし相手の目の前で入力しないでください。会話中に端末を触ると、それだけで関心がないと受け取られます。書くのは移動中、席を立ってからです。

主催者によっては進行中のメモや端末操作に関するルールが定められている場合があります。当日の案内に従ってください。

NG例と改善例:終わり方と入り方

会話の中身より、継ぎ目のほうが印象に残ります。よくあるつまずきを、改善例と並べます。

継ぎ目1|合図が鳴ったとき

  • ✕ NG例:「あ、もう時間ですね」と言って無言で立つ
  • ○ 改善例:「ありがとうございました。〇〇の話、面白かったです」と一語だけ拾って締める

拾う一語は、メモに書いた語と同じで構いません。むしろ同じにしておくと、後半で再会したときの再開点になります。

継ぎ目2|前の席が盛り上がった直後

  • ✕ NG例:テンションを引き継いだまま座り、次の相手の温度と噛み合わない
  • ○ 改善例:一段トーンを下げて入り、相手の反応を見てから合わせる

盛り上がりの余韻は、次の相手には共有されていません。ここでのズレが「話が合わない人だった」と誤解される原因になります。

継ぎ目3|前の席で会話が続かなかった直後

  • ✕ NG例:「自分はダメだ」と考えながら座り、目線が下がる
  • ○ 改善例:手順3の呼吸と手順5の固定の一言だけで入る。評価は終了後に回す

継ぎ目4|同じ自己紹介を何度も言うとき

  • ✕ NG例:暗記した文章を早口で流す
  • ○ 改善例:相手に合わせて最後の一文だけ変える(「〇〇さんは休日どう過ごされますか」など、質問で終える)

自己紹介を質問で終えると、相手が話し出す番になります。回を重ねるほど、この形が楽になります。

継ぎ目5|終盤で疲れが出たとき

  • ✕ NG例:笑顔を作ろうと無理をして、表情だけ固くなる
  • ○ 改善例:聞き役に回る。うなずきと短い相づちに切り替え、質問を一つだけ用意しておく

前半・中盤・終盤で狙いを変える

同じ立ち回りを最後まで続けると、後半に息切れします。巡ごとに目的を変えると体力配分がうまくいきます。

前半|言い慣れる時間と考える 最初の数巡は、自己紹介と最初の一言を身体になじませる時間です。ここで手応えが薄くても、判断材料にしないでください。声が出るようになるまでに時間がかかるのは普通です。

中盤|メモの精度を上げる時間と考える このあたりから名前が混ざり始めます。移動中のメモを飛ばさないでください。中盤のメモが、終盤の判断をほぼ決めます。

終盤|数を追わず、再確認に使う 気になる相手が見つかっている場合は、無理に新しい話題を広げるより、メモに書いた一語に触れて会話を再開するほうが印象に残ります。「さっき焼き菓子の話をされていましたよね」と言えるだけで、相手には「覚えていてくれた人」になります。

見つかっていない場合も、終盤に焦って口数を増やす必要はありません。その日は合う相手がいなかった、という結果もごく普通に起こります。

この形式が向かない場合もあります

一面的に書かないために、率直に書きます。グループ替えのある形式は、会話の立ち上がりに時間がかかる人にとっては構造的に不利です。持ち時間の設計上、温まる前に終わってしまうためです。

また、大人数の環境そのものが負担になる人短時間で人を判断することに抵抗がある人にも、消耗が大きい形式です。この場合の選択肢は三つあります。

  1. 席替えの回数が少ない会や、着席・少人数の回を選ぶ(形式の中で条件を絞る)
  2. 同じ会に何度か出て、手順に慣れる(ただし消耗しない頻度で)
  3. 先に相手を知ってから会える形式を並行して試す(順番そのものを変える)

どれが正解ということはありません。合わない形式で回数を重ねて自己評価を下げるのが、いちばん避けたい展開です。向き不向きの整理は「街コンが向く人」でも扱っています。

参加中・参加後の安全面(LOVETOK編集部調べ)

以下は、警察庁・消費者庁・国民生活センター等が公表する、飲食を伴うイベントや初対面の相手と会う場面についての一般的な注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理したものです。個別の法的な取り扱いは事案により異なるため、断定的な判断は避けています。

飲酒:グループ替えのある会は、席を移動する回数が多いぶん、飲み物の管理があいまいになりがちです。席を離れた後に残していた飲み物には口をつけない、自分のペースは自分で決める、という基本を守ってください。勧められても断って構いません。飲まないと最初に伝えておくほうが、途中で断るより負担が軽くなります。

支払い:料金体系・追加料金の有無・キャンセル規定は主催者によって異なります。申し込み前に公式サイトで確認してください。当日その場で予定外の支払いを求められた場合は、その場で応じず、画面やレシート、やり取りの記録を残してください。金銭に関する相談は消費者ホットライン「188(いやや)」が窓口です。

帰りの手段:終了時刻と最終の交通手段を、参加前に自分で確認しておいてください。二次会に行くかどうかは、その場の流れではなく事前に決めた基準で判断します。「初対面の相手とは二次会に行かない」と先に決めておけば、当日迷いません。行く場合も、移動前に家族や友人へ場所と帰宅予定を伝えてください。

個人情報:メモの項目と同じ考え方です。会場で伝えるのは、名乗る名前と大まかな話題までで十分です。勤務先の詳細・住所・最寄り駅・通勤経路は当日には必要ありません。相手が繰り返し聞いてくる場合は、答えずに距離を取ってください。

勧誘への注意:出会いの場を装った投資・儲け話・商品購入の勧誘は、業態を問わず注意喚起の対象になっています。当日の判断で契約や購入を決めないでください。不安を感じたら主催スタッフに伝え、必要に応じて緊急でない警察への相談窓口である警察相談専用電話「#9110」、身の危険を感じる場合は110番をご利用ください。

より詳しい確認手順は「会う前に確認すること」で整理しています。

よくある質問

Q. メモを取るのは失礼になりませんか。 A. 相手の目の前で取れば、関心がないと受け取られる可能性があります。書くのは移動中にしてください。それでも気になる場合は、名前と一語だけを頭の中で復唱し、会場を出てから書き出す方法もあります。なお、進行中の端末操作について主催者がルールを定めていることがあります。当日の案内に従ってください。

Q. 名前を聞き取れなかったときはどうすればいいですか。 A. その場でもう一度聞いてください。後から確認するより自然です。「すみません、もう一度お名前を伺っていいですか」で十分です。聞き返されて不快に思う人は多くありません。

Q. 前の席が良かったのに、次の席に集中できません。 A. よくある状態です。手順3(呼吸を戻す)と手順4(評価を打ち切る)を省略しているのが原因であることが多いです。判断は終了後にまとめて行うと決めておいてください。手応えのあった相手のことは、メモに残っていれば忘れません。

Q. 何を話せばいいか毎回思いつきません。 A. 話題を増やすより、質問で終える自己紹介を一つ用意するほうが効きます。相手が話し出せば、そこから広げられます。形式そのものの全体像は「街コンとは」もあわせてご覧ください。

Q. 終盤で疲れてしまい、最後の相手に申し訳なくなります。 A. 聞き役に切り替えて構いません。無理に盛り上げようとした表情のほうが、疲れが伝わります。うなずきと短い相づち、質問一つで十分に成立します。

Q. グループ替えの回数や持ち時間は決まっていますか。 A. 主催者・会場・回によって異なります。本記事では具体的な数値を扱いません。申し込み前に公式サイトで当日の進行をご確認ください。

LOVETOKとの違い(優劣ではなく性質の違い)

グループ替えのある会と、LOVETOKのような動画型のマッチングサービスは、相手を知る順番と、判断にかけられる時間が異なります。どちらが優れているという話ではありません。

観点街コン(業態一般)LOVETOK
相手を知る順番会ってから知る動画で知ってから、会うかを決める
判断にかけられる時間その場の持ち時間内(主催者により異なります)自分のペースで見返せる
覚えておく手段記憶とメモいいねや足あとの一覧に残る(送ったいいねは「返事待ち」「マッチ済み」が分かります)
参加できる年齢主催者の設定による20歳以上
本人確認主催者の運用による公的な身分証+顔照合。身分証の画像は確認が終わり次第、直ちに削除します
やり取りの開始当日その場から確認が完了するまで、いいね・マッチ・メッセージ・ビデオ通話・課金は使えません
判断の材料短時間の対面15〜30秒の自己紹介動画と、20種類の質問から選んで答える動画(合計6本まで)
提供形態会場・開催日時が固定ブラウザで使うWebサービス(アプリストアでの配信はありません)
費用主催者により異なるため、公式サイトでご確認ください無料会員は0円、プレミアム会員は月額3,480円(税込)。いいねは無料1か月に10回/プレミアム1か月に100回

LOVETOKでは、いいねをプロフィール全体ではなく「この動画」「この回答」といった項目ごとに送れます。一言を添えたいいね(150文字以内)は、マッチ成立後に最初のメッセージとして届きます。メッセージの送信はプレミアム会員の機能です(女性は無料)電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLは送信前に自動で止まり、相手に届きません。チャットで画像を送る機能はなく、位置情報も共有せず、公開されるのは都道府県までです。マッチ後かつ年齢確認済みの相手とはビデオ通話ができ、録画・録音はしていません。会う約束をした場合は、日時と場所を家族や友人にリンクで共有できます(共有先に相手の氏名・連絡先は表示されません)。しばらく休みたいときは、退会せずに1週間〜半年の休止ができます。通報は誰が行ったか相手に伝わらず、最も緊急度の高い通報は3時間以内に対応する基準を設けています。

整理すると、グループ替えのある会は「その場の速度」を、動画型は「見返せる時間」を提供する形式です。切り替えの速さが得意な人には前者が、記憶とテンポの管理に負担を感じる人には後者が向いている場合があります。両方を使ってはいけない理由はありません。

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グループ替えは、うまく話す技術より手順を決めておくことで楽になります。移動中の一行メモと、着席前の固定の一言。この二つだけでも、後半の消耗はかなり変わります。もし「短時間で判断すること自体が負担だ」と感じたなら、順番を変える方法もあります。LOVETOKは、15〜30秒の自己紹介動画と質問への回答動画で相手の話し方や雰囲気を確かめてから、会うかどうかを決められるサービスです。仕組みは「LOVETOKのサービス紹介」でご確認いただけます(現在、会員登録を受け付けています)。

参考・相談先:本記事は、警察庁・消費者庁・国民生活センター等が公表するイベント参加や飲食を伴う場でのトラブルに関する一般的な注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。個別の法的な取り扱いは事案により異なるため、断定的な判断は避けています。消費生活の相談は消費者ホットライン「188(いやや)」、緊急でない警察への相談は警察相談専用電話「#9110」、身の危険を感じる場合は110番へご連絡ください。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27

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