職業や年収の話に違和感があるとき

結論:職業や年収は、本人確認では裏取りできない自己申告の情報です。だからこそ「確かめる」よりも「確かめられない情報を判断材料にしすぎない」ほうが現実的で、安全です。 違和感があるときに必要なのは、相手を問い詰めることではなく、金銭や個人情報が動く方向へ話が向かっていないかを見ることです。この記事では、その線引きを整理します。

この記事でわかること

  • 本人確認で確認される情報と、自己申告のままの情報の違い
  • 相手の職業や年収を詮索することが、なぜ自分のリスクになるのか
  • 角を立てずに聞くための、NG例と改善例
  • 「話を盛っている」と「危険な相手」を分ける境界線
  • 違和感が消えないときの対応と公的な相談先

確認できる情報と、確認できない情報

マッチングサービスの本人確認は、その人が実在し、年齢の条件を満たしているかを確かめるための仕組みです。勤務先や収入まで保証するものではありません。 ここを混同すると、「本人確認済みだから職業も本当のはず」という誤解が生まれます。

LOVETOKの場合、確認の範囲は次のように分かれます。

情報の種類 確認のしかた 保証されること
実在性・年齢 公的な身分証+顔照合(eKYC/株式会社TRUSTDOCK) 実在する本人であること、20歳以上であること
表示名・都道府県 本人が入力(公開されるのはここまで) 保証されない
職業・年収帯・学歴・身長 プロフィールの詳細項目として本人が選択・入力 保証されない(自己申告)
自己紹介文 本人が作成。例文を選ぶ/AIに下書きを作ってもらうことも可能 保証されない(AIは入力済みの情報だけを材料にし、事実を創作することはありません)
動画・写真 投稿直後には公開されず、AI判定と担当者の確認を経て公開 内容が規約に反していないこと(経歴の真偽ではありません)

なお、身分証の画像はLOVETOKでは保存せず、確認事業者側で処理されます。確認が完了するまで、いいね・マッチング・メッセージ・ビデオ通話・課金はすべて使えません。

サービスが担保するのは「実在と年齢」、あなたが自分で見極めるのは「人となり」 という役割分担だと考えてください。

詮索が逆効果になる理由

違和感があると、つい裏を取りたくなります。しかし、相手の職業や年収を確かめようとする行動は、次の3つの理由で、あなた自身のリスクを増やします。

1. 会話が「証明の要求」になる 名刺、社員証、給与明細といった証明を求めることは、相手にとっては個人情報の開示要求です。誠実な相手ほど警戒します。逆に、応じることをためらわない相手のほうが、後で同じ理屈であなたに証明を求めてくる可能性があります。

2. 自分の情報を差し出す流れになる 「では、あなたも」と返されるのが自然な流れです。勤務先や年収を早い段階で明かすと、身元の特定や、収入を見込んだ勧誘の対象になりかねません。国民生活センターや消費者庁は、SNS等で知り合った相手から投資や副業を持ちかけられる相談が寄せられていることを繰り返し注意喚起しています(LOVETOK編集部調べ)。

3. そもそもLOVETOKでは画像で証明できない チャットで送れるのはテキストのみで、画像・動画・音声・ファイル・位置情報を送る機能はありません。名刺や身分証の写真を送り合うことは成立しません。外部のサービスへ移動して送るよう促されたら、それ自体が注意すべき動きです。メッセージ内の電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLは、送信前に自動で止まり相手には届きません。

NG例と改善例:角を立てずに聞く

聞くこと自体は問題ではありません。「証明を求める聞き方」から「暮らしぶりを知る聞き方」へ変えるだけで、相手の反応から得られる情報はむしろ増えます。

NG例 改善例 なぜ良いか
「会社名はどこですか?」 「お仕事は、何時ごろ終わることが多いですか?」 会う日程の相談につながり、生活実感が見える
「年収はいくらですか?」 「休日はどんな過ごし方をされていますか?」 価値観が分かる。金額の話にしない
「経営者って本当ですか?」 「その仕事を始めたきっかけって何だったんですか?」 具体的な経緯は、話を盛っている場合に差が出やすい
「社員証の写真を送ってください」 「一度ビデオ通話で話してみませんか?」 画像は送れない。顔を見て話すほうが確認になる
「なんでそんなに稼げるんですか?」 (聞かない) 収入の理由を尋ねると、投資話の入り口を自分で開くことがある

聞き方を変えても違和感が消えないときは、答えの内容ではなく、答え方を見てください。話題をそらす、毎回スケールが大きくなる、こちらの質問より自分の話が長い。こうした特徴が続く場合、無理に確かめる必要はなく、距離を取る判断で十分です。

「盛っている」と「危険」の境界線

プロフィールを実際より良く見せる人は一定数います。年収帯を一段上に選ぶ、職種を分かりやすい呼び方に言い換える。これらは誠実とは言えませんが、それ自体があなたに直接の被害を与えるわけではありません。

境界線がはっきりするのは、肩書きが「お金を動かす理由」として使われ始めたときです。次のような流れが出たら、職業の真偽を確かめる段階ではなく、離れる段階です。

  • 投資・経営・金融関係の肩書きを前置きに、儲け話や口座開設を勧めてくる
  • 「経費で立て替えておいて」「今は資金が動かせない」など、収入の高さと矛盾する金銭の相談をする
  • 高収入・海外勤務を理由に、外部のサービスへ移ることを求める
  • 会うことより、収入や資産の話が先に進む

LOVETOKは利用者間の金銭のやり取りの仕組みを設けていません。サービス内で送金や立て替えを持ちかけられること自体が不自然だと考えてください。

安全上の注意

  • 相手の勤務先を特定しようとする行為は、相手が誠実だった場合にトラブルの原因になります。情報を集めるより、距離を取る判断のほうが安全です。
  • 身分証・名刺・給与明細などの画像を求めることも、求められて応じることも避けてください。LOVETOKのチャットでは画像を送れませんが、外部での要求には特に注意が必要です。
  • 会う前の確認としては、ビデオ通話が現実的です。マッチ成立後かつ年齢確認済みの相手とだけ使えて、録画・録音はしていません。呼び出しは45秒、通話は最大60分です。
  • 経歴を偽って金銭や投資に誘導された疑いがある場合は、記録を残したうえで通報してください。詐欺に関わる通報は3時間以内、なりすましは24時間以内を対応の目安としています。誰が通報したかは相手に伝わりません。
  • 不安が残る場合は消費者ホットライン188、犯罪の疑いがある場合は警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)へ。経歴詐称が法律上どう扱われるかは目的や被害の有無によって異なります。断定せず、まず相談してください。

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肩書きより、話し方や雰囲気のほうが人を表すことがあります。LOVETOKが15〜30秒の自己紹介動画から始まるのは、そのためです。本人確認や審査の仕組みは「LOVETOKの安全対策」で説明しています(現在、会員登録の受付を準備中です)。

参考:本記事は、消費者庁・国民生活センター・警察庁が公表している注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理しました(LOVETOK編集部調べ)。困ったときの相談先は、消費者ホットライン188/警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)です。個別の事案の法的な評価は状況により異なるため、必要な場合は関係機関や専門家にご相談ください。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27