海外在住・出張が多いと話す相手

結論:海外在住や出張の多さは、それだけで危険の証拠にはなりません。注意すべきなのは「会えない理由が更新され続けること」、そして「そこにお金や外部への誘導が加わること」です。 相手を疑って責める必要はありません。時間軸で見て、こちらの安全に関わる線だけ守れば十分です。この記事では、決めつけずに判断するための見方を整理します。

この記事でわかること

  • 海外在住・多忙な相手を「怪しい」と決めつけないほうがよい理由
  • 会えない状態が続くときに使う、時間軸の3ステップ
  • 会えなくても確認できること/確認できないこと
  • 注意の段階が一段上がる合図
  • よくある質問と、迷ったときの相談先

まず、決めつけないところから

海外赴任や長期出張。実際にそうした働き方をしている人は珍しくありません。最初から疑ってかかると、誠実な相手を失うだけでなく、確認の会話も攻撃的になりがちです。

一方で、消費者庁・国民生活センター・警察庁は、SNSやマッチングサービスで知り合い、一度も会わないまま関係が深まった相手から金銭や暗号資産を求められる被害について、継続的に注意を呼びかけています。「海外にいる」「出張中で会えない」という説明が、会えない状態を自然に見せるために使われる場合があることも知られています(LOVETOK編集部調べ)。

そこで、判断の基準を人ではなく状況に置きます。「この人は本当か」ではなく、「会えない状態が、いつまで、どんな形で続いているか」を見る。 これなら相手を責めずに済み、誠実な相手なら自然に確認が進みます。

なお、LOVETOKは日本国内のみを対象としたサービスで、プロフィールで公開される居住地は都道府県までです。「海外在住」という説明が、プロフィールの表示と食い違っていないかは、ひとつの手がかりになります。

時間軸で判断する3ステップ

やり取りの内容ではなく、経過した時間で区切るのがコツです。感情に左右されにくく、あとから振り返りやすくなります。

ステップ1:最初の2週間 ── 記録だけしておく

この時期は判断しません。ただし、次の点を頭の中でメモしておきます。

  • 会う・話すことについて、相手から具体的な提案があったか
  • 帰国や一時帰国の予定が、日付として語られたか
  • こちらから予定を尋ねたとき、答えが具体的だったか、あいまいだったか

急いで結論を出す必要はありません。この段階で問い詰めても、得られるものは多くありません。

ステップ2:3〜4週目 ── 一度だけ、具体的に提案する

「いつか会いたい」ではなく、確認可能な提案を一度だけしてみます。たとえば「今週か来週で、ビデオ通話を30分ほどいかがですか」という提案です。

ここで見るのは、応じるかどうかそのものより、断り方です。

  • 具体的な日時、または「○日以降なら」と代案が返ってくる → 通常の反応
  • 理由は語るが代案がなく、次の提案もこちらに委ねられる → 保留
  • 通信環境・仕事の機密・時差などを理由に、毎回すべての方法を断る → 注意

ステップ3:1か月を過ぎたら ── 更新される理由を数える

会えない理由が「前と違う理由」に置き換わりながら続いている場合、その回数を数えてください。理由の内容ではなく、更新された回数が判断材料です。3回以上更新され、なお具体的な予定が出てこないなら、期待の比重を下げる段階です。

相手を非難する必要はありません。距離を置く、返信の頻度を戻す、休止(1週間〜半年、他の人に表示されない状態にできます)で考える時間を取る。いずれも自然な選択です。

会えなくても確認できること/できないこと

確認したいこと 会わずに確認できるか 方法・注意点
実在する人物か 一定まで可能 ビデオ通話で顔を見て話す。マッチ成立後かつ年齢確認済みの相手とだけ使えます
年齢・実在性の確認済みか 可能 公的な身分証+顔照合(eKYC)を経ていないと、いいね・マッチング・メッセージ・ビデオ通話・課金は使えません
話し方や雰囲気 可能 自己紹介動画(15〜30秒)や質問への回答動画は、AI判定と担当者の確認を経て公開されています
勤務先・肩書き・収入 できない 自己申告です。証明書類の画像を求めない/送らないでください
現在いる国や都市 できない LOVETOKは位置情報を共有しません。申告を裏付ける手段はありません

「ビデオ通話に応じた=安全」ではない点にも注意してください。顔を見て話せることは有力な材料ですが、それとは別に、会う前に金銭・投資・立て替えの話が出ていないかを必ず併せて見てください。

注意の段階が一段上がる合図

会えない状態そのものより、次の要素が加わったときに危険度が上がります。ひとつでも当てはまれば、関係の継続より安全を優先してください。

  • 帰国費用、税関・関税、罰金、治療費などの立て替えを頼まれた
  • 「大きな荷物を送る」「大金を預けたい」といった話が出た
  • 投資、暗号資産、海外口座の開設を勧められた
  • 個人名義の口座や暗号資産の送金先を示された
  • 早い段階で外部のサービスへ移るよう促された

LOVETOKは利用者間の金銭のやり取りの仕組みを設けていません。また、メッセージ内の電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLは送信前に自動で止まり、相手には届きません。チャットで画像・動画・音声・ファイル・位置情報を送る機能もありません。これらを求められること自体が、注意のサインになります。

よくある質問

Q. 海外にいると言われただけで通報してよいのでしょうか。 A. 海外在住であること自体は通報の理由になりません。金銭の要求、投資の勧誘、外部サービスへの執拗な誘導、なりすましの疑いなど、具体的な行為があった場合に通報してください。通報は全画面から可能で、誰が通報したかは伝わりません。

Q. 時差があってビデオ通話ができないと言われます。 A. 時差自体は自然です。ただし、どの時間帯も継続して難しいという説明が長く続く場合は、ステップ3の考え方で判断してください。呼び出しは45秒、通話は最大60分で、短い時間から試すこともできます。

Q. 相手を疑っていると思われたくありません。 A. 疑いを口にする必要はありません。「一度お話ししてみたいです」と提案するだけで十分です。応じ方の違いが、自然に情報になります。

Q. すでにお金を送ってしまいました。 A. 追加の送金はやめ、やり取りや送金の記録を保存したうえで、消費者ホットライン188、犯罪の疑いがある場合は警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)へ相談してください。「取り返すために追加で払えば戻る」という誘いは、二次被害の典型です。

安全上の注意

  • 会えない期間が長いほど、期待と情報のバランスが崩れます。会う前の送金・立て替え・投資には、金額にかかわらず応じないでください。
  • 相手を確かめるために、自分の勤務先・住所・行動予定などを先に渡さないでください。
  • 実際に会う段階になったら、日時と場所を家族や友人にリンクで共有できます。共有先に相手の氏名や連絡先は表示されません。
  • 詐欺の疑いや生命の危険に関わる通報は3時間以内を対応の目安とし、最も緊急度の高いものは確認を待たずにまず相手を非表示にします。
  • 個別の事案が法律上どう扱われるかは状況によって異なります。断定せず、公的な窓口に相談してください。

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会えない時間が続くほど、判断は難しくなります。会う前に顔を見て話せるビデオ通話や、通報・ブロックの仕組みについては「LOVETOKの安全対策」でまとめています(現在、会員登録の受付を準備中です)。

参考:本記事は、消費者庁・国民生活センター・警察庁が公表している注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理しました(LOVETOK編集部調べ)。困ったときの相談先は、消費者ホットライン188/警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)です。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27