お酒の席での注意点

結論:お酒の席で守るべきことは3つだけです。①自分が判断できる状態を保つ ②相手に一杯も勧めない ③帰る手段と時間を先に決めておく。この3つが揃っていれば、飲む・飲まないのどちらを選んでも安全側に寄せられます。

お酒は会話をほぐしますが、同時に判断力と記憶を弱めます。関係が浅い段階では、「楽しく飲む」より「安心して帰る」を先に設計してください。

なお、20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。LOVETOKは20歳以上の方を対象としたサービスですが(20歳未満の方はご利用いただけません)、体質や体調、車の運転、服薬などの事情でお酒を飲まない人は珍しくありません。 飲まない選択も前提に読み進めてください。

この記事でわかること

  • 初対面で「飲む店」を選ぶかどうかの判断基準(比較表)
  • 飲みすぎないための具体的な工夫(手順)
  • 相手に無理に勧めないためのNG言動と改善例
  • 飲めない・飲みたくないときの断り方の例文
  • 飲み物と席から目を離さないための安全対策
  • 帰るまでの安全確保と相談先
  • お酒の席のチェックリスト

まず判断:初対面で飲む必要があるか

選択肢 向いている場面 注意点
昼のカフェ・食事 初対面、相手をよく知らない段階 短時間で終わるので物足りなさは残る
夕方からの食事(お酒は各自任意) 2回目以降、会話を落ち着いてしたい 店選びで「飲み中心」の店を避ける
夜の居酒屋・バー お互いを知り、飲む量を管理できる関係 長時間・酩酊・終電後のリスクが上がる
相手の自宅・自分の自宅での宅飲み 関係が十分にできてから 初対面では選ばない。逃げ場と第三者の目がない
はしご酒・二次会以降 大人数の場など 判断力が落ちた状態での移動が最も危険

初対面なら、明るい時間・人目のある場所・2時間以内が基本です。 会う場所の選び方は「初めて会う場所の安全対策」も参考にしてください。

手順:飲みすぎないための具体的な工夫

手順1|会う前に「上限」と「終わる時間」を決める

その場で決めると、雰囲気に流されます。家を出る前に、杯数の上限と解散時刻を数字で決めておくのが最も効きます。

  • 上限の目安を自分で決める(例:2杯まで)
  • 解散時刻を決める(例:21時に店を出る)
  • 帰りの手段を決める(電車の時刻、家族への連絡)

手順2|最初の一杯の前に、水と食べ物を頼む

空腹で飲むと回りが速くなります。着席したらまず水(またはソフトドリンク)と軽い料理を頼み、お酒は食べ物が来てから。

手順3|1杯ごとに水を1杯挟む

いわゆる「チェイサー」を毎回挟むだけで、飲む速度が落ち、総量も減ります。水を頼むのを遠慮しないことが要点です。

手順4|グラスを空にしない

グラスが空になると次を勧められます。少し残しておくと、追加を断る手間が減ります。

手順5|濃い酒・一気飲み・ペース合わせをしない

  • 度数の高い酒をショットで飲む
  • 乾杯のたびに飲み干す
  • 相手のペースに合わせて飲む

この3つが、酩酊と記憶の飛びを一気に招きます。急性アルコール中毒は命に関わる状態です。 相手が意識を失いかけている、呼びかけに反応しないなどの場合は、自分で判断せず 119 に連絡してください。

手順6|「あと1杯」の前に一度席を立つ

トイレなどで一度席を離れ、時計を見る。それだけで、流れで頼むのを止められます。

手順7|終わる時間になったら、理由を言わずに立つ

そろそろ時間なので、今日はここまでにしますね。楽しかったです。

理由を説明しないほうがスムーズに終わります。

相手に無理に勧めない

飲酒の強要は、相手の健康や信頼を損ねる行為です。体質的に飲めない人、服薬中の人、妊娠中の人、運転する人、宗教上飲まない人がいます。理由を聞く必要はありません。

NG言動 なぜ問題か 改善例
「一杯だけなら大丈夫でしょ」 体質や事情を否定している 「私はお酒にしますね。○○さんは好きなものをどうぞ」
「乾杯だけは付き合って」 乾杯を口実にした強要 乾杯はソフトドリンクでも成立する
「飲めないと楽しめないよ」 相手の楽しみ方を決めつけている 飲まない前提で楽しめる話題や店を選ぶ
飲めない理由をしつこく聞く 病歴・服薬・妊娠など踏み込みすぎ 「そうなんですね」で流す
勝手に注文して置く 断る余地を奪っている 注文は必ず本人に確認する
相手のグラスに注ぎ足す ペースを乱し、量が分からなくなる 各自のペースに任せる
相手が酔ってきてから追加を頼む 判断力が落ちた状態での勧めは特に不適切 水を頼み、切り上げる方向に動く

飲めない・飲みたくないときの例文

予約や誘いの段階で伝える

実はお酒がほとんど飲めないので、飲み中心のお店だと申し訳ないかもしれません。食事メインのお店だと嬉しいです。

当日、席で伝える

今日は車なので、私はソフトドリンクにしますね。○○さんはぜひ飲んでください。

しつこく勧められたとき

すみません、体質的に飲めないんです。飲まなくても楽しいので大丈夫です。

それでも続くとき

何度も勧められると困ってしまうので、そろそろ切り上げますね。

相手の勧め方が強引な段階で、関係を続けるかどうかを見直す判断材料になります。 断ったことで態度が変わる相手とは、無理に会い続ける必要はありません。

安全確保:飲み物と席から目を離さない(LOVETOK編集部調べ)

飲酒の場では、判断力が落ちることを前提にした対策が必要です。

  • 飲み物を置いて席を離れない。 離れた場合は、その飲み物を飲まずに新しいものを頼む
  • 他人が持ってきた飲み物・すでに注がれていた飲み物を口にしない
  • 味やにおいに違和感があれば飲むのをやめる
  • 個室や奥まった席より、店員や他の客の目が届く席を選ぶ
  • 財布・スマホ・鞄を体から離さない
  • 会計は各自か、明細を確認してから。不明瞭な高額請求に押されて支払わない
  • 体調に異変を感じたら、その場で店員に助けを求める

飲酒に絡む被害では、記憶が曖昧になり状況説明が難しくなることがあります。会う相手・店・時間を事前に家族か友人へ共有しておくだけで材料が残ります。

帰るまでを設計する

  • 終電の時刻を先に確認し、それより前に解散する
  • 家までの経路は明るい道を選ぶ
  • 「送っていく」「まだ空いている店がある」「近くに部屋がある」といった提案に、その場で応じない
  • 酔って判断できないと感じたら、店を出たあと一人で移動せず、家族・友人に連絡する

終電後の時間帯は、断りにくさが一気に上がります。 時間で区切ることが最大の安全対策です。

困ったときの相談先

警察庁・消費者庁・国民生活センターは、飲食店での高額請求や、飲酒に絡むトラブルについて注意喚起を行っています。判断がつかない段階でも相談できます。

  • 消費者ホットライン 188(不当な高額請求、支払いのトラブル)
  • 警察相談専用電話 #9110(犯罪かどうか分からない不安、つきまとい)
  • 身に危険が迫っていると感じるときは 110
  • 意識障害や急性アルコール中毒が疑われるときは 119

個別の事案が法律上どう扱われるかは事情によって異なるため、この記事では断定しません。必要に応じて上記の窓口や専門家・関係機関にご相談ください。

なお、20歳未満への飲酒の提供・勧奨は法律で禁止されています。相手の年齢が不明なまま飲酒を勧めることは避けてください。20歳未満の方は、LOVETOKをご利用いただけません。

お酒の席のチェックリスト

出かける前

  • ☐ 飲む量の上限と解散時刻を数字で決めた
  • ☐ 帰りの経路と終電を確認した
  • ☐ 会う相手・店・時間を家族か友人に共有した
  • ☐ 相手が飲めるかどうかを勝手に決めつけていない

席で

  • ☐ 水(またはソフトドリンク)と食べ物を先に頼んだ
  • ☐ 1杯ごとに水を挟んでいる
  • ☐ 一気飲み・ペース合わせをしていない
  • ☐ 相手に一度も飲酒を勧めていない
  • ☐ 飲み物を置いて席を離れていない
  • ☐ 席を離れた後の飲み物は新しいものにした
  • ☐ 荷物を体から離していない

帰るとき

  • ☐ 決めた時刻に切り上げた
  • ☐ 明細を確認して会計した
  • ☐ 二次会・自宅への移動に流されていない
  • ☐ 帰宅したことを家族か友人に伝えた

よくある質問

Q. 初デートでお酒は避けたほうがいいですか?

A. 避けなければならないわけではありませんが、相手をまだ知らない段階では、明るい時間・短時間・人目のある場所のほうが安全側です。

Q. 飲めないと正直に言うと、印象が悪くなりませんか?

A. 飲めるかどうかで相手を評価する人とは、その後も価値観が合いにくい可能性があります。先に伝えるほうが結果的に楽です。

Q. 相手が飲みすぎてしまったらどうすればいいですか?

A. 追加の注文を止め、水を頼み、店員に相談してください。呼びかけへの反応が鈍い、意識がはっきりしないといった場合は自分で判断せず119に連絡します。

Q. 「送っていく」と言われたら断りにくいです。

A. 「一人で帰るので大丈夫です」と一度言えば十分です。理由を説明する必要はありません。断りにくさを避けるために、時間で区切るのが有効です。

Q. プロフィールに飲酒の項目はありますか?

A. LOVETOKでは、プロフィール項目に飲酒・喫煙に関する項目を用意する予定です。

Q. 高い金額を請求されました。

A. その場で明細を確認し、納得できない場合は支払いを急がず、消費者ホットライン188に相談してください。

関連記事


お酒の席は、判断力が落ちる分だけ安全の備えが効いてきます。LOVETOKでは、年齢確認・本人確認・通報・ブロック・利用停止といった仕組みを提供予定です。どこまでを運営が担い、どこから自分で気をつける必要があるのかは「LOVETOKの安全対策」で確認できます。

参考:本記事の内容はLOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-26