他の人のプロフィールから学ぶ|真似ではなく観察に変える見方

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-07-31

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結論:他の人のプロフィールを見るときは、「何を書いているか」ではなく「どう組み立てているか」を見てください。表現を持ち帰ると劣化しますが、構造を持ち帰ると自分の言葉が出てきます。 良いプロフィールを読んだあとに「同じことを書こう」と思った時点で、学びは止まっています。学べているときは、自分の書きかけの文章の直すべき箇所が浮かんでいるはずです。

この記事では、他人のプロフィールを見て自分の文章が良くなる場合と、見れば見るほど似てくる場合の分かれ目を扱います。分かれ目は才能ではなく、見る前に何を決めているかです。

この記事でわかること

  • 「参考にする」が「似せる」に変わってしまう仕組み
  • 表現・構造・意図という3層のうち、持ち帰ってよいのはどこか
  • 真似してよい範囲と、越えてはいけない線の具体的な区切り
  • 観察を記録に変える手順(見る前に問いを1つ決める)
  • 丸写しに近い文章を、自分の言葉に翻案する書き換え例
  • 同性・異性、どちらのプロフィールを見るべきかという問題
  • 観察のつもりで見続けることの副作用(足あと・スキップ・自信の低下)
  • 他人を見ないほうがよい人、見るのをやめるべきタイミング

「参考にする」が「似せる」に変わる仕組み

人は、直前に読んだ文章の型に引きずられます。良い自己紹介文を3本読んだ直後に自分の文章を書くと、語尾も段落の切り方も、読んだものに寄ります。本人にはその自覚がありません。「自分で考えて書いた」という感覚と、実際に出てくる文章は別だからです。

もう一つ、より厄介な現象があります。上手な文章を読むと、自分の正直な部分を削りたくなるというものです。他人の洗練された表現と自分の素朴な事実を並べると、後者が見劣りして見えます。そこで事実のほうを整えてしまい、結果として誰が書いても同じような文章になります。

つまり問題は、真似する意思ではなく、読んだあと無防備に書くことです。防ぎ方は単純で、見る前に目的を決め、見たあとすぐには書かない、これだけです。

LOVETOKは15〜30秒の縦動画から始まる恋愛マッチングのWebサービスで、対象は20歳以上、現在は会員登録を受け付けています。LOVETOKでは、プロフィール全体ではなく「この動画」「この回答」「この自己紹介文」といった項目ごとにいいねを送れる設計です。項目ごとに評価される以上、全体の完成度を他人に似せるより、一つの項目に自分だけの中身があるほうが働きます。

3層で見る:表現・構造・意図

他人のプロフィールは、3つの層に分けて読んでください。持ち帰ってよい層と、持ち帰ってはいけない層があります。

見えているもの持ち帰り
表現実際の文字列、言い回し、語尾「休日は近所の喫茶店を開拓しています」持ち帰らない(そのままだと盗用、変えても他人の言葉のまま)
構造順番、分量の配分、どこで具体を出しているか「事実→具体的なエピソード→相手への呼びかけ」の3段持ち帰ってよい(構造に著作性はなく、自分の中身が入る)
意図何のためにその情報を出しているか「趣味を書いているのではなく、休日の過ごし方の相性を伝えている」最も持ち帰るべき層

表現の層で止まると必ず似ます。意図の層まで届くと、自分の書き方が変わります。

具体的に言うと、良いと感じた文章に出会ったら、こう自問してください。「この人はここで何を伝えようとしてこの情報を選んだのか」。答えが出たら、同じ意図を、自分の事実で満たす。これが観察です。

たとえば、相手が「毎週日曜に近所の喫茶店を1軒ずつ回っている」と書いていて良いと感じたとします。表現を借りれば「喫茶店巡り」になります。意図を読めば「予定を立てなくても続いている習慣がある人だと伝えたい」です。あなたが持ち帰るべきは後者で、あなたの事実が「毎週金曜に同じ銭湯へ行く」なら、それを書けばよいわけです。

真似してよい範囲と、越えてはいけない線

してよい判断がいるしてはいけない
構成の順番を参考にする一般的な言い回しを使う(「よろしくお願いします」など)自己紹介文を丸ごとコピーする
情報の分量配分を真似る印象的なフレーズを少し変えて使う一文だけ抜き出して自分の文に混ぜる
「どの項目を埋めているか」を確認する同じ趣味を挙げる(実際にやっているなら可)やっていない趣味・していない仕事を書く
動画で答える質問の選び方を参考にする同じ写真の構図を撮る他人の写真・動画を使う
読みやすさの工夫(改行位置など)を取り入れる似た価値観の表明をする相手の文章を保存・転載・公開する

判断がいる列の扱いが、実務では一番迷います。基準は一つです。「この表現を、あの人のプロフィールを見る前に思いつけたか」。思いつけなかったなら、それは自分の言葉ではありません。

なお、他人のプロフィール文章をスクリーンショットで保存したり、外部に転載したりすることは避けてください。他人が書いた文章には書いた人の権利があり、無断での複製・公開は問題になり得ます。個別の事案が法的にどう扱われるかは状況によって異なるため、断定は避けますが、保存しない・転載しないという運用にしておけば迷う必要がありません。

観察を記録に変える手順

見る前に、問いを1つだけ決めてください。問いのない観察は、ただの閲覧です。

  1. 今日の問いを決める(例:「書き出しの一文をどう作っているか」)
  2. 3〜5人分だけ見る(それ以上は判断が鈍ります)
  3. 見ている最中は書かない。気づきだけをメモする(例:「3人とも一文目に趣味を書いていない」)
  4. 画面を閉じてから、30分以上おく(直後に書くと表現が移ります)
  5. 自分のプロフィールを開き、問いに対応する箇所だけを直す
  6. 直した内容を記録する。次回は別の問いにする

問いの例をいくつか挙げます。

  • 書き出しの一文で、何を先に出しているか
  • 職業の説明にどれくらいの分量を使っているか
  • 相手への希望を書いている位置はどこか
  • 具体的な地名や店名を出さずに、生活感をどう表現しているか
  • 動画で答える質問を、どういう組み合わせで選んでいるか
  • 文章と写真・動画の内容が、どこで結びついているか

1回の観察で1つの問い、というのが守れるかどうかが分かれ目です。まとめて全部を学ぼうとすると、結局は表現の記憶だけが残ります。

丸写しから翻案へ:書き換え例

NG例:見たものをほぼそのまま使う

平日は都内で会社員をしています。休日は近所のカフェを開拓するのが好きで、月に何軒か新しいお店を見つけています。落ち着いて話せる方とゆっくりお話できたら嬉しいです。

問題は、文章が悪いことではありません。よく書けているのに、あなたの情報が一つも入っていないことです。読み手は「どこかで読んだ気がする」という感覚を持ちます。似た文章がいくつも並ぶ場所では、この感覚が強く出ます。

改善例1:意図を残して、事実を入れ替える

平日は建材メーカーで見積もりの仕事をしています。休日は近所の銭湯へ行くのが習慣で、金曜の夜に行くと空いているので、その時間に合わせて仕事を終わらせています。同じように、決まった時間の使い方がある方だと話が合いそうです。

意図(習慣がある人だと伝える)は同じですが、事実がすべて入れ替わっています。「金曜の夜だと空いている」という一文は、他人のプロフィールからは絶対に出てきません。

改善例2:構造だけ借りて、内容を短くする

仕事は経理です。数字を合わせるのが性格に合っていました。休日はほとんど家にいて、録画したドラマを2〜3本まとめて見ます。出かける日と家にいる日、どちらも大事にしたい方だと嬉しいです。

「事実→理由→相手への呼びかけ」という構造だけを借り、表現は自分のものです。文章としては素朴ですが、読み手が受け取る情報量は増えています。

誰のプロフィールを見るべきか

よくある誤解は、「異性のプロフィールを見て好みを分析する」ことが観察だという考え方です。それは相手選びであって、自分の文章を良くする作業ではありません。

見る対象得られるもの注意
同性で、同年代構造と分量の相場観比較して落ち込みやすい
同性で、年代が違う書き方の幅。自分の年代の型から抜けられるそのまま真似ると年齢と合わなくなる
異性「読み手として何を感じるか」の実感相手選びと混ざりやすい
自分と趣味が同じ人同じ趣味をどう言語化しているか表現が最も移りやすい組み合わせ

LOVETOKでは、検索の条件に年齢・地域・趣味・性別・結婚への意思・お酒・タバコ・キーワードを含める設計です。観察のために見るときは、条件を絞りすぎないでください。自分と近い人ばかり見ると、似た文章ばかりが目に入ります。

観察を続けることの副作用

見ること自体に、無視できない副作用があります。

足あとが残ります。LOVETOKでは、自分のプロフィールを見た人が分かる足あとの仕組みです。記録されるのは最終閲覧日時のみで、閲覧回数は記録しない設計です。それでも、観察のつもりで見た相手には「見られた」という事実が伝わります。

スキップの扱いに注意が必要です。LOVETOKでは、いいね・スキップをした相手はフィードや検索結果に表示されなくなる設計です。観察のために眺めていて、整理のつもりでスキップすると、その相手はもう出てきません。学習目的で見ているときは、スキップを押さないでください。

自信が削られます。上手な文章を続けて読むと、自分の文章がすべて足りなく見えます。これは客観的な評価ではなく、直前に読んだものと比べているだけです。3〜5人で切り上げるという制限は、この副作用を防ぐためのものでもあります。

想定される反論と、向かない人

「良い文章はどれも似ています。似るのは自然では」 ——構造は似ます。実際、読みやすいプロフィールの構成は数パターンに収束します。似てはいけないのは中身です。構造が同じで中身が違う文章は問題なく、構造が違っても中身が借り物の文章は問題です。

「そもそも見なければ影響を受けないのでは」 ——一つの正解です。書き終えるまで他人を見ない、という方針は成立します。ただし、まったく見ないと分量や情報の粒度の相場が分からないという別の問題が出ます。折衷案は、自分の下書きを最後まで書き切ってから、初めて他人を見ることです。順番を逆にするだけで、引きずられる度合いは大きく下がります。

「参考にした結果、前より悪くなった気がします」 ——よくあります。原因はほぼ、正直な部分を削ったことです。「自己紹介文は正直に書く」の考え方に一度戻し、削った箇所を書き戻してください。

観察が向かない人もいます。他人と比べると強く落ち込む自覚がある人は、他人のプロフィールを見ずに、例文と自分の言葉だけで進めたほうが結果的に良いものができます。例文の扱い方は「例文をそのまま使わないほうがよい理由」で扱っています。

安全上の注意(LOVETOK編集部調べ)

他人のプロフィールを見る行為そのものは通常の利用ですが、注意すべき点があります。本記事の整理はLOVETOK編集部によるものです。マッチングサービスを介したトラブルについては、警察庁・消費者庁・国民生活センターが継続的に注意を呼びかけています。

  • 他人のプロフィール文章・写真・動画を保存、転載、外部への公開をしないでください。権利の問題に加え、相手の安全にも関わります
  • 特定の相手を繰り返し検索して見続ける行為は、観察ではありません。不快に感じた相手はブロックできる設計であり、あなたが同じことをされる側になる可能性もあります
  • 他人の文章の一部をそのまま自分のプロフィールに使うことは、なりすましと受け取られる可能性があります。LOVETOKでは、なりすましに関する通報は24時間以内を目安に対応する体制です
  • 観察中に、連絡先の交換や外部サービスへの誘導、投資や副業の勧誘を含むプロフィールを見かけた場合は、通報を検討してください。通報は全画面から可能で、誰が通報したかは相手に伝わらない設計です
  • 消費生活に関する相談は消費者ホットライン188、犯罪被害に至らない段階の相談は警察相談専用電話#9110が窓口です

個別の事案が違法にあたるかどうかは状況によって異なります。断定的な判断は避け、各機関の一次情報を確認したうえで、必要に応じて相談してください。

よくある質問

Q. 何人くらい見るのが適切ですか? A. 1回につき3〜5人です。それ以上見ても情報は増えますが、判断は鈍ります。回数を分けて、毎回違う問いを立てるほうが学べます。

Q. 見たあとすぐ書いてはいけない理由は何ですか? A. 直前に読んだ文章の語尾や言い回しが、そのまま出てくるからです。30分あければ、構造と意図だけが残り、表現は薄れます。翌日に書くのが最も安全です。

Q. 同じ趣味の人の書き方を参考にしたいのですが、表現が似てしまいます。 A. 同じ趣味は最も表現が移りやすい組み合わせです。対処法は、趣味の名前ではなく、自分だけの細部を書くことです。「登山が好き」は誰でも書けますが、「下山してから食べるものを決めてから登る」は自分にしかありません。

Q. 動画も他の人のものを参考にできますか? A. LOVETOKでは、15〜30秒の自己紹介動画と、20種類の質問から選んで答える動画(合計6本まで)の仕組みです。参考にするなら、話し方や内容ではなく「どの質問を選んでいるか」の組み合わせです。質問の選び方には、その人が何を伝えたいかが出ます。

Q. 参考にした結果、自分のプロフィールがどう変わったか判断できません。 A. 変更は一度に一箇所にして、記録を残してください。複数を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。詳しくは「書き方を変えて反応を見る」をご覧ください。

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他人のプロフィールは、答えが書いてある場所ではなく、問いを見つける場所です。LOVETOKでは、自己紹介文・写真・15〜30秒の自己紹介動画それぞれに項目ごとのいいねを送れる仕組みを進めています。全体の流れは「LOVETOKの使い方」でご確認ください(LOVETOKは現在、会員登録を受け付けています)。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-31

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