街コンのカード交換の使い方|話しかけやすい紙にする

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-08-06

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結論:カードは「自分を全部説明する紙」ではなく、「相手が次の一言を出しやすくするための紙」です。書くべきは経歴や条件ではなく、話しかけやすい取っかかり。そして渡すかどうかは、相手の反応を推測して決めるのではなく、自分がもう一度会いたいかどうかだけで決めます。断られても、それは相性の結果であって、あなたの評価ではありません。

街コンや同種の出会いイベントでは、参加者にカードが配られることがあります。名称は主催者によって「プロフィールカード」「マッチングカード」「連絡先カード」などさまざまで、そもそもカードを使わない会もあります。使う場合も、記入項目・回収方法・交換のルール・提出の締切は主催者ごとに異なります。

この記事では、カードという道具の性質と、書き方・渡し方・断られたときの受け止め方を整理します。特定の主催者名・イベント名・店舗名には触れません。料金や参加人数、カードの記入項目数といった数値も、主催者や地域によって大きく異なるため扱いません。申し込む前に、必ず主催者の公式サイトで当日のルールをご確認ください。

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この記事でわかること

  • カードには大きく二つの型があり、目的が違うこと
  • 記入欄ごとに「書くこと」と「避けること」
  • カードに書かないほうがよい個人情報の線引き
  • 実際の記入例(ビフォー・アフター)
  • 渡すかどうかを決める判断フローと、渡すタイミング
  • 連絡先の渡し方で気をつける点
  • 断られたときに引きずらないための考え方
  • カードが向かない人と、その場合の選択肢
  • 飲酒・支払い・帰りの手段・個人情報の安全面
  • LOVETOKのような動画型サービスとの性質の違い

カードには二つの型がある

呼び方は違っても、役割で分けるとおおむね次の二つです。どちらの型かによって、書く内容も渡し方も変わります。

型1|会話の材料として、席で見せ合うカード 自己紹介の代わりに置いておき、相手がそこから話題を拾う使い方です。この型では、話しかけやすさがすべてです。詳細な経歴を書き込むより、相手が「それ何ですか」と聞ける語を入れておくほうが機能します。

型2|終了時に提出し、主催者が結果を集計するカード 気になった相手の番号や名前を書いて提出し、結果が伝えられる形式です。この型では、カードの記入内容より、提出の締切と書き方のルールを間違えないことが重要になります。

多くの会は、この二つを組み合わせた形をとっています。ただし具体的な運用は主催者ごとに異なります。当日の案内で、どちらの型なのか、いつ提出するのか、記入漏れがあるとどうなるのかを確認してください。ここを取り違えると、せっかくの手応えが結果に反映されません。

記入欄ごとの「書くこと」と「避けること」

カードの欄は主催者によって違いますが、よくある項目について整理します。共通する原則は、「事実を並べる」のではなく「返事のしやすい形にする」です。

書くとよいこと避けたいこと理由
呼び名当日呼ばれたい名前。読みにくければ読み方も本名のフルネーム呼びかけやすさが目的。氏名まで必要な場面はほぼありません
仕事何をしているかが伝わる範囲の言い方会社名・所属部署・勤務地話題としては十分。特定につながる情報は不要です
住んでいる場所主催者の指定に従い、大まかな範囲で最寄り駅・町名・通勤経路帰り道の特定につながります
趣味具体的な一語(続けている理由が話せるもの)「音楽・映画・旅行」だけの羅列抽象的すぎると質問できません
休日の過ごし方直近の実例を一つ「特にありません」一つあるだけで会話が始まります
好きな食べ物・お店の系統ジャンルや食べ方の好み特定の店名・行きつけの場所生活圏が推測されます
一言・自由記入相手が拾える一語を含む短文条件や希望の羅列条件の列挙は面接のように読まれがちです

避けたい欄の共通点は、「その情報がなくても会話は成立するのに、渡した後に取り消せない」ものです。カードは相手の手元に残ります。誰が最終的に目にするかを完全に管理することはできません。書かないという選択は、いつでも取れます。

主催者が特定の項目の記入を求めている場合もあります。記入が必須かどうか、空欄でよいかは、当日スタッフに確認して構いません。

記入例:ビフォーとアフター

架空の記入例で、書き方の違いだけを示します。実在の人物や体験ではありません。

趣味の欄

  • ビフォー:音楽、映画、旅行
  • アフター:週末に焼き菓子を焼きます(最近は失敗続きです)

前者は誰にでも当てはまり、質問の取っかかりがありません。後者は「何を焼くんですか」「どこが難しいんですか」と、相手が一言目を出せます。失敗を添えているのも、相手が気軽に踏み込める余白になります。

仕事の欄

  • ビフォー:〇〇株式会社 営業部
  • アフター:人と話す仕事です(外回りが多めです)

前者は所属の特定につながるうえ、会話は広がりません。後者は情報量を落としながら、話題としては同じだけ機能します。

一言欄

  • ビフォー:真面目な方、清潔感のある方、価値観の合う方を探しています
  • アフター:初参加で緊張しています。休日の過ごし方の話が好きです

前者は条件の提示になっており、読む側が採点されている気持ちになります。後者は状態と好みを述べているだけですが、相手が同じ話題で返しやすい形になっています。

休日の欄

  • ビフォー:だいたい寝ています
  • アフター:寝て過ごすことが多いですが、先週は久しぶりに近所を散歩しました

自己開示の量は変わりませんが、後者には質問できる箇所が一つ残っています。

原則は一つです。「読んだ相手が、次に何を言えばいいか分かるか」。これだけを基準に見直してください。

渡すかどうかの判断フロー

カードや連絡先を渡すかどうかで迷う時間は、当日いちばんもったいない時間です。基準を先に決めておけば、その場で悩みません。

  1. もう一度会って話したいと思うか。

→ はい:2へ / いいえ:渡さない(迷っているなら渡さないで構いません)

  1. 相手の反応が良かったかどうかを、判断材料にしていないか。

→ していない:3へ / している:判断基準を自分の希望に戻す

  1. 会の提出ルール・締切を把握しているか。

→ している:4へ / していない:スタッフに確認する(ここを外すと結果に反映されません)

  1. 渡す方法は主催者のルールに沿っているか。

→ 沿っている:渡す / 沿っていない:ルールに沿った方法に変える

  1. 渡した後、返事がなくても平気でいられるか。

→ 平気:渡す / 不安が大きい:渡してよいが、返事を待つ時間の使い方を先に決めておく

2番目が要点です。「相手も自分を気に入っていそうか」を推測して決めると、外したときのダメージが大きくなります。自分がもう一度会いたいかどうかだけで決めれば、断られても判断そのものは間違っていません。

渡すタイミングと、渡し方

タイミングは、主催者のルールが最優先です。そのうえで一般論として、話している時間の終わり際が自然です。会話の途中で切り出すと、そこから空気が変わってしまうことがあります。

渡し方で気をつけたいのは次の三点です。

  • 長い説明を添えない。「よかったら」の一言で足ります。理由を並べるほど、相手が断りにくくなります。
  • その場で返事を求めない。即答を促す形は、相手に判断を強いることになります。
  • 受け取ってもらえなかったときに、理由を聞かない。理由の説明を求める行為そのものが負担になります。

連絡先の交換方法は、主催者によって扱いが大きく異なります。カードに書く形、専用の仕組みを使う形、直接の交換を認めない形などがあります。当日の案内に従ってください。ルール外の方法で連絡先を求めることは、相手にとって断りづらい状況をつくります。

なお、その場で連絡先を渡すこと自体に慎重でありたいという考え方もあります。一度渡した連絡先は、あとから取り消せません。会の仕組みとして「主催者経由で結果が伝えられる」形が用意されているなら、そちらを使うほうが後戻りしやすいという利点があります。どちらが正しいということはなく、自分がどこまで開示したいかで決めてください。

断られたとき、どう受け止めるか

カードを受け取ってもらえなかった、提出したがマッチしなかった。どちらもごく普通に起こります。それを引きずらないための考え方を三つ挙げます。

1|断りは、優劣の判定ではありません。 短い時間で分かるのは、その場の相性だけです。相手が求めている条件、その日の体調、既に気になる人がいたかどうか。あなたが知りようのない事情のほうが多いのが実際です。

2|理由を探しに行かないでください。 「何がいけなかったのか」を当日の記憶から探すと、答えの出ない検証が続きます。改善するなら、断られた事実からではなく、次の記入内容や手順からです。カードの書き方は見直せますが、相性は見直せません。

3|その日の結果で、参加の是非を決めないでください。 一回の結果は、形式との相性を測るには短すぎます。逆に、何度参加しても消耗ばかりが残るなら、それは形式が合っていないというサインです。回数ではなく、消耗の度合いで判断してください。

引きずりやすい人ほど、帰り道の使い方を先に決めておくと楽になります。メモを見返して書き方の改善点だけを一つ書き留め、あとは考えない。判断は当日に完結させ、翌日に持ち越さないのが実際的です。

この形式が向かない場合もあります

一面的にしないために書きます。カード交換は、その場で意思表示することが前提の仕組みです。次のような人には負担が大きくなります。

  • 短時間で「もう一度会いたいか」を決められない人
  • 断られる可能性のある行為そのものに強い負担を感じる人
  • 書面で自分を表現するのが苦手な人(文章より、話し方や表情で伝わるタイプの人)

三つ目は見落とされがちです。紙に書いた自己紹介と、実際に話したときの印象が大きく違う人は一定数います。この場合、カードという道具が本人の魅力を伝えきれていない可能性があります。文章以外で伝わる形式を試してみる価値はあります。

向き不向きの整理は「街コンが向く人」でも扱っています。

参加前後の安全面(LOVETOK編集部調べ)

以下は、警察庁・消費者庁・国民生活センター等が公表する、イベント参加や初対面の相手と会う場面についての一般的な注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理したものです。個別の法的な取り扱いは事案により異なるため、断定的な判断は避けています。

個人情報:この記事の中心テーマそのものです。カードは相手の手元に残る書面であり、回収後に誰が目にするかを完全には管理できません。氏名・勤務先の詳細・住所・最寄り駅・通勤経路は、記入も口頭での説明も不要です。相手から繰り返し尋ねられる場合は、答えずに距離を取ってください。

飲酒:飲食を伴う会では、酔いが進んだ状態で記入や交換の判断をしないでください。席を離れた後に残していた飲み物には口をつけない、自分のペースは自分で決める、という基本を守ってください。勧められても断って構いません。

支払い:料金体系・追加料金の有無・キャンセル規定は主催者によって異なります。申し込み前に公式サイトで確認してください。当日その場で予定外の支払いを求められた場合は、その場で応じず、画面やレシート、やり取りの記録を残してください。相談は消費者ホットライン「188(いやや)」が窓口です。

帰りの手段:終了時刻と最終の交通手段を、参加前に自分で確認しておいてください。二次会に行くかどうかは、その場の流れではなく事前に決めた基準で判断します。カードを渡した相手・受け取った相手であっても、判断基準は変えないでください。移動する場合は、事前に家族や友人へ場所と帰宅予定を伝えてください。

勧誘への注意:出会いの場を装った投資・儲け話・商品購入の勧誘は、業態を問わず注意喚起の対象になっています。カードや連絡先を通じて勧誘が始まるケースも注意喚起されています。当日の判断で契約や購入を決めないでください。不安を感じたら主催スタッフに伝え、必要に応じて緊急でない警察への相談窓口である警察相談専用電話「#9110」、身の危険を感じる場合は110番をご利用ください。

より詳しい確認手順は「会う前に確認すること」で整理しています。

よくある質問

Q. カードは必ず配られますか。 A. いいえ。カードを使わない会もあります。記入項目や交換のルールも主催者ごとに異なります。申し込み前に公式サイトでご確認ください。

Q. 全部の欄を埋めたほうがいいですか。 A. 埋めることが目的ではありません。書きたくない欄は空けて構いません。記入が必須かどうかは当日スタッフに確認できます。空欄があることより、特定につながる情報を書いてしまうことのほうがリスクです。

Q. 気になる人が複数いた場合はどうすればいいですか。 A. 提出のルールは主催者によって異なり、書ける人数に制限がある場合もあります。当日の案内に従ってください。制限がない場合でも、「もう一度会って話したいか」という基準は一人ずつ同じように当てはめてください。

Q. 渡したあと、返事がありません。 A. 返事がないこと自体はよく起こります。追加で連絡を重ねないでください。主催者経由の結果通知がある会なら、その通知を待つのが原則です。連絡の取り方については「街コン後の連絡のしかた」で整理しています。

Q. 断られたことを引きずってしまいます。 A. 帰り道に「次の記入で直す点」を一つだけ書き留め、そこで終わりにしてください。理由の推測は、答えが出ないので続けるほど消耗します。それでもつらい場合は、参加の頻度を落とす判断も選択肢です。

Q. カードに書いた内容と、実際の印象が違うと言われました。 A. 文章より話し方や表情のほうが伝わるタイプの人はいます。書面が苦手なこと自体は弱点ではありません。動画や対面など、別の伝わり方をする形式を試してみる価値はあります。

LOVETOKとの違い(優劣ではなく性質の違い)

カード交換と、LOVETOKのような動画型のマッチングサービスは、自己紹介の媒体意思表示の取り消しやすさが異なります。どちらが優れているという話ではありません。

観点街コンのカード(業態一般)LOVETOK
自己紹介の媒体書面(記入項目は主催者による)15〜30秒の自己紹介動画と、20種類の質問から選んで答える動画(合計6本まで)
自己紹介文自分で書く例文から選ぶ/AIに下書きを作ってもらえる(材料は自分が入力済みの情報のみ。事実は創作されず、本人が編集して使います)
好意の伝え方カードや提出で意思表示プロフィール全体ではなく「この動画」「この回答」など項目ごとにいいねを送れます
一言を添えられるか主催者のルールによる150文字以内の一言を添えられ、マッチ成立後に最初のメッセージとして届きます
個人情報の扱い書面が相手の手元に残る公開されるのは表示名・年齢・都道府県のみ。本名・生年月日・詳細な住所・電話番号・メールアドレスは公開されません
連絡先の交換主催者のルールによる電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLは送信前に自動で止まり、相手に届きません
参加できる年齢主催者の設定による20歳以上
本人確認主催者の運用による公的な身分証+顔照合。身分証の画像は確認が終わり次第、直ちに削除します
やり取りの開始当日その場から確認が完了するまで、いいね・マッチ・メッセージ・ビデオ通話・課金は使えません
提供形態会場・開催日時が固定ブラウザで使うWebサービス(アプリストアでの配信はありません)
費用主催者により異なるため、公式サイトでご確認ください無料会員は0円、プレミアム会員は月額3,480円(税込)。いいねは無料1か月に10回/プレミアム1か月に100回

LOVETOKでは、マッチングはお互いにいいねを送り合った場合のみ成立します。メッセージの送信はプレミアム会員の機能です(女性は無料)。チャットで画像を送る機能はなく、位置情報も共有しません。マッチ後かつ年齢確認済みの相手とはビデオ通話ができ、録画・録音はしていません。会う約束をした場合は、日時と場所を家族や友人にリンクで共有できます(共有先に相手の氏名・連絡先は表示されません)。しばらく休みたいときは、退会せずに1週間〜半年の休止ができます。通報は誰が行ったか相手に伝わらず、最も緊急度の高い通報は3時間以内に対応する基準を設けています。

整理すると、カードは「その場で完結する書面での意思表示」、動画型は「話し方や雰囲気を見てからの意思表示」という違いです。書面で自分を表現するのが苦手な人には、後者の伝わり方が合う場合があります。両方を使ってはいけない理由はありません。

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カードで差がつくのは、内容の充実度ではなく相手が返事をしやすいかどうかです。そして渡すかどうかは、自分がもう一度会いたいかだけで決めれば、断られても判断は間違っていません。書面での自己紹介に窮屈さを感じるなら、話し方や表情がそのまま伝わる形式もあります。LOVETOKは、15〜30秒の自己紹介動画と質問への回答動画で相手を知り、気になった動画や回答に項目ごとのいいねを送れるサービスです。仕組みは「LOVETOKのサービス紹介」でご確認いただけます(現在、会員登録を受け付けています)。

参考・相談先:本記事は、警察庁・消費者庁・国民生活センター等が公表するイベント参加や個人情報の取り扱いに関する一般的な注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。個別の法的な取り扱いは事案により異なるため、断定的な判断は避けています。消費生活の相談は消費者ホットライン「188(いやや)」、緊急でない警察への相談は警察相談専用電話「#9110」、身の危険を感じる場合は110番へご連絡ください。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27

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