結論:個人情報を守る第一歩は「出さない情報をあらかじめ決めておくこと」です。 本名・勤務先・最寄り駅・SNSアカウントは、マッチング直後に伝える必要はありません。相手を信頼してから、段階的に開示する。この線引きを最初に決めておけば、写真や動画、やりとりでうっかり漏らすリスクを大きく減らせます。
この記事でわかること
- マッチングで「出す情報/出さない情報」の線引き
- 写真や自己紹介動画の背景から特定されないコツ
- SNSで身元を特定されないための具体的な手順
- そのまま使えるチェックリスト
- 困ったときの相談先
まず「出す情報」と「出さない情報」を分ける
個人情報は「絶対に隠すもの」と「気にしなくていいもの」の二択ではありません。相手との関係が深まる前に出すと危険な情報を知っておくことが大切です。目安として次のように分けて考えると迷いません。
| 段階 | 出してよい情報の目安 | まだ出さない情報の目安 |
|---|---|---|
| マッチ直後 | ニックネーム、おおまかな居住エリア(市区町村程度)、趣味 | 本名、勤務先・学校名、最寄り駅、電話番号 |
| メッセージで信頼が深まった段階 | 好きなものや価値観、休日の過ごし方 | 自宅住所、家族構成の詳細、SNSの本アカウント |
| 実際に会うと決めてから | 会う日時・待ち合わせ場所(人目のある場所) | 自宅の場所が分かる情報、金銭に関わる情報 |
ポイントは、最初から線引きを決めておくことです。会話の流れで聞かれると、断りづらくてつい答えてしまいがちです。「まだお互いよく知らないので、もう少し仲良くなってからにしませんか」と返せば、多くの誠実な相手は理解してくれます。急かす・しつこく聞き出そうとする相手は、それ自体が注意のサインです。
なお、LOVETOKでは連絡先・SNS ID・URLなどをメッセージや動画でやりとりすることに制限を設ける仕組みを準備中です(提供予定)。それでも、守る意識を持つのは自分自身です。
写真・自己紹介動画の「背景」に注意する
顔写真や自己紹介動画そのものより、映り込んだ背景から居場所が分かってしまうケースに注意が必要です。次のようなものは映さないようにしましょう。
- 表札・郵便物・宅配伝票(氏名・住所が分かる)
- 窓の外の風景、目立つ建物や看板(エリアが特定される)
- 学校・会社の制服やロゴ入りのもの
- 郵便受け、部屋番号、鍵、駐車場の番号
- パソコンやスマホの画面(メールアドレスや通知が映る)
撮影はシンプルな壁を背にするのが無難です。屋外で撮る場合は、どこか分かる目印が入らない場所を選びます。加えて、写真の位置情報(Exif)にも注意しましょう。撮影した場所の緯度経度が写真データに残っていることがあります。SNSやマッチング以外の場所に同じ写真を使い回すと、そこから足がつくこともあります。マッチング用の写真は他で使い回さないのが安全です。
自己紹介動画も同じ考え方です。撮影時に周囲を一度見回し、住所・氏名・勤務先が分かるものが入っていないか確認してから撮りましょう。動画づくりの基本は「30秒で人柄が伝わる自己紹介動画の作り方」でも解説しています。
SNSで特定されないための手順
マッチングで話した内容や写真をきっかけに、SNSの本アカウントを特定されてしまうことがあります。次の手順でリスクを下げましょう。
- プロフィール写真を使い回さない:マッチング用とSNS用で別の写真にする。同じ画像は画像検索で結びつけられることがあります。
- ニックネームを共通にしない:SNSと同じハンドルネームやIDを避ける。
- 特徴的なエピソードを絞る:珍しい趣味・出身校・勤務先など、組み合わせると個人が絞れる情報を早い段階で並べて話さない。
- SNSの公開範囲を見直す:本名や交友関係が見えるアカウントは非公開設定に。
- すぐにSNS連絡へ誘導する相手は保留する:「LINEやInstagramで話そう」と急ぐ相手は、アプリ内の通報・ブロック機能が及ばない場所に連れ出す狙いがある場合があります。焦らず、まずはアプリ内でやりとりを続けましょう。
これらは「疑いすぎ」ではなく、自分の情報を自分でコントロールするための基本動作です。
個人情報を守るチェックリスト
- ☐ 本名・勤務先・学校名を最初に出していない
- ☐ 最寄り駅や自宅が分かる情報を伝えていない
- ☐ 写真・動画の背景に表札や郵便物が映っていない
- ☐ マッチング用の写真を他で使い回していない
- ☐ SNSと同じ写真・ニックネーム・IDを使っていない
- ☐ 連絡先やSNSをすぐ教えるよう急かされていないか確認した
- ☐ 会うときは昼間・人目のある場所を選んでいる
安全上の注意
「すぐに連絡先を交換したい」「SNSで続きを話そう」「特別な相手だけに教えている」といった言葉で、アプリの外へ誘導しようとする相手には注意してください。判断に迷うやりとりや、金銭・投資・別サイトへの誘導があった場合は、応じる前に一度立ち止まりましょう。LOVETOKでは通報・ブロック機能や本人確認の仕組みを準備中ですが(提供予定)、最後に身を守るのは早めの相談です。
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個人情報を守る設計は、サービス側の仕組みと利用者側の意識の両輪で成り立ちます。LOVETOKが提供予定の安全のしくみは「LOVETOKの安全対策」でまとめています。あわせてご確認ください。
参考:本記事は消費者庁・国民生活センター・警察庁が公表する消費者トラブルや特定リスクに関する注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理しました(LOVETOK編集部調べ)。個人情報の取り扱いに不安があるときは、消費者ホットライン「188(いやや)」、犯罪や被害の相談は警察相談専用電話「#9110」に相談できます。判断に迷う場合は関係機関にご相談ください。
著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-26