どんな人と出会いたいかの書き方【条件の羅列を「場面」に変える】

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-07-31

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結論:「どんな人と出会いたいか」は、相手の属性ではなく、一緒にいる時間の場面で書くと伝わります。 条件を並べた文章が届かないのは、条件が厳しすぎるからではありません。読み手が、自分がそこに当てはまるかどうかを判断できないからです。

「優しい人」「思いやりのある人」「一緒に笑い合える人」——これらは条件のようでいて、実は何も指していません。自分を「優しくない」と思っている人はほとんどいないので、誰にでも当てはまり、同時に誰にも刺さりません。一方、「休みの日に何をするか、その場で決められる人」は、当てはまる人と当てはまらない人がはっきり分かれます。分かれる書き方が、届く書き方です。

この記事でわかること

  • 条件を並べた文章が、厳しさではなく「解像度」で失敗する理由
  • 誰にでも当てはまる言葉(優しい・思いやり)が機能しない仕組み
  • 条件を場面に変える3ステップ(書き出す→理由に降ろす→場面に上げる)
  • 属性から場面への変換表と、書き換えのbefore/after
  • 読み手が自分を当てはめられるかを確かめる「置き換えテスト」
  • 自己紹介文・詳細項目・質問回答動画で、それぞれ何を担当させるか
  • 書きすぎると起きること、この書き方が向かない場合
  • 投稿前チェックリストとよくある質問

なぜ条件の羅列は届かないのか

「どんな人と出会いたいか」の欄で、多くの人はこう書きます。

優しくて思いやりのある方。一緒にいて楽しい方。価値観の合う方。笑顔の素敵な方。真面目な方。

一見、丁寧です。しかし読み手の側に立つと、判断できることが何もありません。理由は3つあります。

1. 全員が「はい」と答えてしまう。 自分を思いやりのない人間だと考えている人はまずいません。全員が当てはまる条件は、絞り込みとして機能しません。

2. 中身の説明がない。 「価値観が合う」は、お金の使い方なのか、休日の過ごし方なのか、家族との距離なのかで指す内容がまったく違います。書いた本人の中には具体像がありますが、文章には出ていません。

3. 相手が返す言葉を持てない。 LOVETOKでは、プロフィール全体ではなく「この動画」「この回答」「この自己紹介文」といった項目ごとにいいねを送れます。 読み手は、あなたの文章のどこかに引っかかりを探している。抽象的な形容詞には、引っかかる場所がありません。

条件が悪いのではありません。条件のまま置いてあることが問題です。 条件は、あなたの頭の中では具体的な場面から生まれています。その場面まで戻して書けば、そのまま伝わります。

条件を場面に変える3ステップ

ステップ1:条件を全部書き出す(プロフィールには載せない)

まず、頭の中にある条件を紙かメモに書き出します。ここでは正直で構いません。「話が合う人」「金銭感覚が近い人」「家族を大切にする人」——数は多くていいです。

この段階のものは、そのままプロフィールに載せません。 これは材料であって、文章ではありません。

ステップ2:理由に降ろす

書き出した条件それぞれに、「なぜそう思うのか」を一言つけます。ここが作業の中心です。

  • 「話が合う人」→ 黙っている時間が気まずくならない相手だと楽だから
  • 「金銭感覚が近い人」→ 外食の頻度や旅行の予算で、毎回すり合わせるのは疲れるから
  • 「家族を大切にする人」→ 自分が実家と近い距離で暮らしているから

理由に降ろすと、条件が自分の事情に変わります。これが重要です。条件のままだと相手への要求ですが、事情に変わると自分の説明になります。要求は身構えられ、説明は読まれます。

ステップ3:場面に上げる

理由を、一緒にいる時間の具体的な場面に書き換えます。

  • 「黙っている時間が気まずくならない」→ カフェで別々の本を読んでいても平気な時間が好きです
  • 「毎回すり合わせるのは疲れる」→ 外食は月に2〜3回、あとは家で作る。そのくらいの生活が合う方だと過ごしやすいと思います
  • 「実家と近い距離で暮らしている」→ 月に一度は実家に顔を出しています。そういう時間を否定しない方だと安心です

書き換えた文には、共通の性質があります。読み手が「自分はそれをやるか/やらないか」を即座に判断できることです。 これが「当てはめられる」状態です。

3ステップの要点をまとめると、条件(相手の属性)→ 理由(自分の事情)→ 場面(二人の時間)という移動になります。途中の「理由」を飛ばして場面だけ作ろうとすると、思いついた行動を並べただけになるので、順番は守ってください。

属性から場面への変換表

よく使われる言葉を、場面に置き換えた例です。右側をそのまま使わず、あなた自身の生活から出てきた場面に差し替えてください。

よく書かれる属性場面に変えると
優しい方予定が変わったときに、まず理由を聞いてくれる方
思いやりのある方疲れている日は、無理に出かけずに済む相手だと助かります
一緒にいて楽しい方どうでもいい話を延々できる時間が、いちばん好きです
価値観が合う方休みの日に予定を詰めるより、余白を残したいタイプです
笑顔が素敵な方声を出して笑う人といると、こちらも気が緩みます
真面目な方約束の時間や連絡のペースを、お互い気にせずにいられる関係が理想です
話が面白い方知らない分野の話を聞くのが好きなので、詳しいことがある方だと楽しいです
落ち着いた方静かな店で長く話すほうが、にぎやかな場所より落ち着きます
誠実な方言いにくいことを、後回しにせず言ってもらえるほうが安心します
アクティブな方週末に一度は外に出たい人なので、近場でも一緒に動ける方だと合いそうです
尊敬できる方自分の仕事や趣味について、続けている話を聞かせてもらえると嬉しいです

右側の文には、評価の言葉がひとつも入っていません。 相手を「優しい/優しくない」で測るのではなく、二人がどう過ごすかを描いている。だから読み手は審査されている感覚を持たずに、自分を当てはめられます。

書き換えのbefore/after

例1:条件が多い場合

before

優しくて思いやりがあり、価値観の合う方を探しています。一緒にいて自然体でいられる、笑顔の素敵な方だと嬉しいです。真面目に将来を考えられる方を希望します。

after

休みの日は、予定を詰めるより余白を残したいタイプです。近場のカフェで別々のことをして、気が向いたら話す。そういう時間を退屈だと思わない方だと、たぶん合うと思います。言いにくいことも後回しにせず話せる関係になれたら嬉しいです。

条件を5つから2つに減らし、そのぶん場面を足しています。情報量はむしろ増えています。

例2:条件が厳しく見える場合

before

喫煙者の方、価値観の違いすぎる方はご遠慮ください。ある程度の常識がある方を希望します。

after

タバコは吸わないので、同じ方だと過ごしやすいと思います(項目にも設定しています)。連絡のペースは、毎日でなくても気にならないほうです。そのあたりが近い方だと、無理なく続けられそうです。

除外の文をやめ、自分の状態の説明に変えています。 なお喫煙・飲酒は詳細項目でも設定でき、検索の条件としても使われます。項目で絞れることを文章で強く書くと、二重になって圧だけが残ります。

例3:抽象語しかない場合

before:素敵な出会いがあればと思っています。優しい方を希望します。 after:月に何本か映画を観に行くので、感想を言い合える方だと楽しいと思います。一人の時間も大事にしたいほうなので、そこを分かってもらえると助かります。

短くても、判断できる情報が2つ入っています。長さではなく、当てはめられる文の本数です。

「置き換えテスト」で確かめる

書き上げたら、次の2つを試してください。チェックリストより先に、これをやるほうが早く直せます。

テスト1:反対にしてみる。 あなたが書いた文を反対の意味に置き換えたとき、それを望む人が実際にいるかどうかを考えます。

  • 「優しい方」→反対は「優しくない方」。望む人はいません。=機能していない文
  • 「予定を詰めない方」→反対は「予定を詰める方」。望む人はいます。=機能している文

反対にして誰も望まないものは、条件ではなく飾りです。削って構いません。

テスト2:他人のプロフィールに貼ってみる。 その文を、まったく別の人のプロフィールに貼っても違和感がないなら、あなた固有の情報が入っていません。少なくとも1文は、あなたの生活からしか出てこない文にしてください。

この2つを通った文だけを残すと、たいてい3〜4行になります。それで十分です。

文章・項目・動画の役割分担

LOVETOKには、同じ内容を伝えられる場所が複数あります。全部で同じことを書くと、くどくなるだけです。

場所担当させるもの向かないもの
詳細項目(出会うまでの希望・結婚への意思・お酒・タバコなど)条件そのもの。検索で見つけてもらう入口ニュアンスや理由
自己紹介文場面と理由。二人の時間の描写条件の羅列(項目と重複する)
質問回答動画表情・声・言い淀み。文章では硬くなる話題長い説明

とくに覚えておきたいのは、「どんな人と出会いたいか」は質問回答動画の質問としても用意されているということです。20種類の質問から選んで動画で答えられ、投稿は合計6本まで。自己紹介動画は15〜30秒です。

同じ内容でも、動画のほうが伝わる情報が多くなります。「一人の時間も大事にしたい」と文章で書くと少し防御的に読まれますが、話し言葉で言うとそのままの意味で届きます。 誤解されやすい希望ほど、動画に回す価値があります。

そのうえで、文章側には動画で言ったことの要約を書かないようにしてください。要約を置くと、動画を観る理由がなくなります。文章は文章で、別の場面を1つ書くほうが全体の情報量が増えます。

書きすぎると何が起きるか

丁寧に書こうとして長くなる方がいます。問題は長さそのものではなく、次の3つです。場面を5つ6つ並べると、全部に当てはまる人はほとんどいなくなり、読み手は完璧に一致しないと気づいた時点で離れます(場面は2〜3個で止めるのが実務的です)。全部決まっている印象になると、相手は「自分が入る隙間がない」と感じます。そして相手への希望ばかりが増えると、あなた自身が何をしている人かが読み取れなくなります。相手への希望は、自己紹介文の3割以下が目安です。

この書き方が向かない場合

万能ではありません。次の場合は、無理に場面へ変換しないでください。

  • 絶対に譲れない条件がある場合。 喫煙、結婚への意思、子どもの希望など、後から食い違うと関係が続けられない項目は、ぼかさずに項目で設定し、必要なら短く明記するほうが誠実です。判断の仕方は譲れない条件を書くべきかで扱っています。
  • 自分の希望がまだ言葉になっていない場合。 無理に場面を作ると、望んでいない生活を書くことになります。書かずに、自分の過ごし方だけを書いてください。自分の生活が具体的に書かれていれば、読み手は自然に「合うかどうか」を判断できます。
  • 書くほど自分を偽ってしまう場合。 相手に合わせて希望を薄めると、やり取りが始まってから食い違います。薄めるより、書く量を減らすほうが安全です。

投稿前チェックリスト

  • ☐ 反対にしても誰も望まない言葉(優しい・思いやり・素敵)が残っていないか
  • ☐ 場面が3つを超えていないか
  • ☐ 相手への希望が、自己紹介文全体の3割を超えていないか
  • ☐ 「〜な方はご遠慮ください」という除外の文になっていないか
  • ☐ 詳細項目で設定できることを、文章で繰り返していないか
  • ☐ 動画で話した内容の要約になっていないか
  • ☐ 他人のプロフィールに貼っても成立する文が、1本も残っていないか
  • ☐ 読み手が返事のきっかけにできる一文が入っているか

よくある質問

Q. 希望を具体的に書くと、いいねが減りませんか? A. 声をかけてくる人の総数は減ることがあります。ただしマッチングはお互いにいいねを送り合った場合のみ成立するため、方向の合わない相手からのいいねは、そもそも先に進みません。当てはまる人が判断しやすくなることのほうが、実際には効きます。

Q. 理想が高いと思われないか心配です。 A. 高いと思われるのは、条件の数と評価の言葉が多いときです。場面の描写は、条件ではなく生活の説明なので、高低の判断が生まれにくくなります。それでも不安なら、場面を2つに絞ってください。

Q. 外見について書いてもいいですか? A. 書いても構いませんが、優先度は下げることをおすすめします。LOVETOKで公開されるのは表示名・年齢・都道府県のみで、写真はメイン1枚+サブ4枚(合計5枚、審査あり)と動画があります。外見の希望は、相手が見れば分かる部分です。 文章の限られた分量は、見ただけでは分からないことに使うほうが効率的です。

Q. まだ何を望んでいるか分かりません。 A. 無理に書かなくて構いません。代わりに自分の過ごし方を具体的に書いてください。 読み手は、そこから合うかどうかを判断します。希望が言葉になったときに書き足せば十分です。

Q. 相手のプロフィールの「どんな人と出会いたいか」に、自分が当てはまりません。送ってもいいですか? A. 送ること自体は自由です。ただし、当てはまらないことを自覚したうえで、当てはまるふりをして書かないでください。やり取りが始まってから食い違うほうが、お互いに負担になります。いいねは無料会員で1か月に10回、プレミアム会員(月額3,480円・税込)で1か月に100回。回数には限りがあるので、送る先は選ぶ価値があります。なお書いた内容は後から変えられますが、反応を見たいなら、頻繁に書き換えず期間を決めて様子を見るほうが判断しやすくなります。

書く内容と個人情報(LOVETOK編集部調べ)

場面を具体的に書こうとすると、生活の詳細に踏み込みやすくなります。ここは注意してください。

LOVETOKで公開されるのは表示名・年齢・都道府県のみで、本名・生年月日・詳細な住所・電話番号・メールアドレスは公開されません。しかし、自己紹介文に自分で書いた内容はそのまま公開されます。

避けたい書き方は、曜日・時間・場所の3点セット(「毎週水曜の20時に◯◯のジムにいます」)、よく行く店名や最寄り駅、通っている教室名、勤務先が特定できる情報、子どもの学校や学年です。場面は固有名詞なしでも書けます。 「近所のカフェ」「近場」「月に何回か」で十分に伝わります。

なお、メッセージでは電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLが送信前に自動で止まり、相手に届きません。 動画や写真も、連絡先・URL・QRコードが映り込んでいるものは公開されません。ただし、これらの仕組みはプロフィール文の書きすぎまでは防げません。

出会いを入口とした個人情報の悪用や勧誘については、警察庁・消費者庁・国民生活センターが継続して注意を呼びかけています。不審なやり取りに気づいたときは、消費者ホットライン188、緊急でない警察相談は#9110へ相談できます。個別の事案が違法にあたるかどうかは状況によって異なるため、断定的な判断は避け、必要に応じて関係機関へご相談ください。

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出会いたい人を書くという作業は、相手を選ぶことではなく、自分の時間の過ごし方を見せることです。自己紹介文・詳細項目・質問回答動画をどう組み合わせるかは「LOVETOKの使い方」で確認できます(現在、会員登録を受け付けています)。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-31

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