自己紹介文の文体|です・ます調とだ・である調で印象はどう変わるか

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-07-31

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結論:マッチングの自己紹介文は、です・ます調を既定値にしてください。だ・である調は「読ませる文章」としては強いのですが、読み手との距離を広げる方向に働きます。 ただし文体に絶対の正解はなく、本当に効くのは最後まで同じ文体で揃っていることです。混ざった文章は、どちらの文体で書くよりも印象を落とします。

文体は内容ではないため、書いた本人は最後まで気づきません。それでいて、読み手は一文目で感じ取ります。この記事では、文体ごとに何が変わるのかを具体例で並べ、自分の文章のゆれを見つけて直すところまで扱います。

この記事でわかること

  • 文体が読み手に与えているのは「情報」ではなく「距離」であること
  • です・ます/だ・である/体言止め/話し言葉、4系統の印象比較
  • まったく同じ内容を文体だけ変えて書き分けた実例
  • 文体が混ざる典型的な3パターンと、その直し方
  • だ・である調(体言止め)を部分的に混ぜてよい場所と、その条件
  • 語尾が単調になるときのバリエーション辞書
  • 自己紹介動画の話し方と、文章の文体を揃える考え方
  • だ・である調が向く例外的なケースと、そのリスク

文体が伝えているのは「距離」

自己紹介文を読んだ相手が最初に決めるのは、内容の良し悪しではありません。「この人と話すとしたら、どれくらいの距離感になるか」です。その予測を作っているのが文体です。

です・ます調は、初対面の相手に敬意を示す形です。読み手はまだ距離がある関係として受け取ります。だ・である調は、独り言か、あるいは読者に説明する立場の文章の形です。読み手は自分に向けて書かれていないと感じます。この差が、いいねを送るかどうかの手前で効いてきます。

もう一つ、見落とされがちな点があります。文体はその人が普段どう話すかの予告として読まれます。文章がだ・である調で、実際に会うと丁寧に話す人だった場合、相手は最初に受けた印象を修正することになります。修正がプラスに働くこともありますが、そもそも接点を持ってもらえなければ機会は生まれません。

LOVETOKは15〜30秒の縦動画から始まる恋愛マッチングのWebサービスで、現在は会員登録を受け付けています。LOVETOKでは、プロフィール全体ではなく「この自己紹介文」「この動画」といった項目ごとにいいねを送れる設計です。自己紹介文が単独で読まれる場面があるぶん、文体が一人歩きしやすいと考えてください。

4系統の印象比較

自己紹介文で使われる文体は、実質4系統です。

系統語尾の例読み手が感じる距離向く場面起きやすい問題
です・ます調〜です/〜ます/〜でした近すぎず遠すぎないほぼすべての自己紹介文語尾が単調になりやすい
だ・である調〜だ/〜である/〜だろう遠い、または上から主張を通す文章、エッセイ冷たい・偉そうと読まれる
体言止め好きなのはカレー。休日は散歩。事務的だが軽い項目欄、箇条書き続くと素っ気なくなる
話し言葉〜だよ/〜かな/〜なんです非常に近い一部の年代・雰囲気馴れ馴れしいと受け取られる

この表で最も重要なのは、いちばん右の列です。どの文体にも失敗の形があり、です・ます調も例外ではありません。です・ます調を選べば安全ということではなく、選んだ文体の弱点を自分で埋める必要があります。

同じ内容を文体だけ変えてみる

以下はすべて同じ事実を書いています。そのまま使わず、自分の言葉に直して使う前提の例です。文体だけを比べるために、あえて内容を固定しています。

です・ます調

平日は事務の仕事をしていて、休日は近所を歩き回っています。新しい喫茶店を見つけるのが好きで、月に何軒か開拓しています。落ち着いて話せる方と、まずはゆっくりお話できたら嬉しいです。

  • 読み手の受け取り方:丁寧で、話しかけてよさそう
  • 使う場面:初めて書くとき、年齢や属性を問わず
  • 避けたい例:「〜です。〜です。〜です。」と3文以上続けること。丁寧さより先に単調さが出ます

だ・である調

平日は事務の仕事をしている。休日は近所を歩き回るのが習慣だ。新しい喫茶店を見つけるのが好きで、月に何軒か開拓している。落ち着いて話せる相手と、ゆっくり話せたらいい。

  • 読み手の受け取り方:内容は同じでも、語りかけられている感じがしない
  • 使う場面:文章そのものを作品として見せたいとき(ごく限定的)
  • 避けたい例:締めの一文までだ・である調で通すこと。「〜を求める」で終わると、宣言として読まれて硬くなります

体言止め中心

平日は事務。休日は近所の散歩。新しい喫茶店の開拓が趣味で、月に数軒。落ち着いて話せる方だと嬉しいです。

  • 読み手の受け取り方:情報は分かるが、人柄は伝わりにくい
  • 使う場面:趣味や職業を並べる部分だけ
  • 避けたい例:全文を体言止めで通すこと。メモを読まされている感覚になります

話し言葉

平日は事務の仕事してるよ。休日はふらっと近所を歩くのが好きかな。新しい喫茶店を見つけるのが楽しくて、月に何軒か行ってます。ゆるく話せる人だと嬉しいな。

  • 読み手の受け取り方:親しみは出るが、相手を選ぶ
  • 使う場面:本人の話し方が本当にこれに近い場合のみ
  • 避けたい例:無理に若く見せるために採用すること。自己紹介動画で話す口調と違うと、そこでちぐはぐさが出ます

4つを並べると分かるとおり、情報量はまったく同じです。変わっているのは、読み手が感じる距離だけです。

文体が混ざる3パターンと直し方

実際に多いのは「だ・である調を選んで失敗する」ことではなく、です・ます調のつもりで書いたのに混ざっていることです。典型は3つあります。

パターン1:一文だけ地の文に戻る

休日は映画を見ています。特に古い邦画が好きだ。最近は週に2本くらい見ています。

真ん中の一文だけ、心の声がそのまま出ています。感想や本音を書く瞬間に起きやすい現象です。

直し方:感想の文を探して語尾だけ揃えます。「好きだ」→「好きです」。内容は一切変えません。

パターン2:箇条書きと本文で文体が違う

【趣味】映画鑑賞、カフェ巡り、散歩
週末はだいたいこの3つのどれかをしています。落ち着いた時間が好きだ。

箇条書きは体言止めで構いません。問題は、そのあとの本文が引きずられて途中でだ・である調になることです。

直し方:箇条書きは箇条書き、本文は本文と割り切り、本文の一文目から語尾を確認します。

パターン3:締めだけ硬くなる

……ゆっくり話せたら嬉しいです。真剣な出会いを求めている。

締めで気合いが入ると、宣言の形になって文体が変わります。内容も硬くなっているサインなので、文体と一緒に見直してください。

直し方:「求めている」を「探しています」「大事にしたいと思っています」に変えます。

語尾のバリエーション辞書

です・ます調の唯一の弱点は単調さです。同じ語尾が3回続いたら、次の言い換えを使ってください。

単調になりやすい語尾言い換え
〜です〜だと思います/〜のほうです/〜な性格です
〜ます〜ています/〜ることが多いです/〜ようにしています
〜が好きです〜に惹かれます/〜だと気分が上がります/〜を楽しみにしています
〜と思います〜な気がします/〜だといいなと感じます
〜したいです〜できたら嬉しいです/〜を大事にしたいです
〜でした〜だったことがあります/〜という時期もありました

使い方の原則は「1文おきに種類を変える」ではなく「3文連続を避ける」だけです。凝りすぎると、今度は文章全体が落ち着かなくなります。

なお、体言止めは1〜2か所に限って混ぜると引き締まります。「休日は散歩です。行き先は特に決めません。地図も持たず、気が向いた方向へ。」のような使い方です。3か所を超えると、素っ気なさのほうが立ちます。

動画の話し方と文体を揃える

文章の文体だけを整えても、動画で話す口調が大きく違うと、受け取る側は違和感を覚えます。

LOVETOKでは、15〜30秒の自己紹介動画に加えて、20種類の質問から選んで動画で答える仕組み(合計6本まで)です。文章と動画の両方が並ぶため、文体と口調の距離が近いほど印象が安定します。

動画での話し方相性のよい文体
丁寧に、落ち着いて話すです・ます調
少しくだけて、笑いながら話すです・ます調+語尾をやわらかく(〜なんです、〜だったりします)
ゆっくり、間を取って話すです・ます調+短めの文
早口で情報量が多い体言止めを部分的に混ぜたです・ます調

だ・である調と相性のよい話し方は、実質ありません。話すときにだ・である調で話す人はほとんどいないからです。ここが、文章でだ・である調を勧めない最大の理由です。

想定される反論と例外

「だ・である調のほうが自分らしいのですが」 ——文章を書き慣れている人ほどこう感じます。実際、だ・である調のほうが締まった文章になります。ただし自己紹介文の目的は、良い文章を書くことではなく、話しかけてもらうことです。文章力を見せたいなら、体言止めを混ぜたです・ます調のほうが同じ効果を出せます。

「話し言葉のほうが親しみが出るのでは」 ——本人が実際にその口調で話すなら成立します。問題は、親しみを演出するために採用した場合です。動画で丁寧に話しているのに文章が「〜だよ」だと、どちらが本当なのか読み手に判断させることになります。

「文体なんて誰も見ていないのでは」 ——意識して見ている人はほとんどいません。ですが、読んだあとに残る印象は文体で決まります。内容を思い出せなくても「なんとなく硬い人だった」という感覚は残ります。

文体を気にしなくてよい人もいます。自己紹介文を短くまとめ、動画で人柄を伝える方針なら、文体の影響は小さくなります。文章が3〜4行で、すべてです・ます調なら、それ以上調整する必要はありません。

文体ゆれ検出チェックリスト

公開前に、次の順で確認してください。内容ではなく語尾だけを見るのがコツです。

  • ☐ 文末だけを縦に読んで、です・ます以外が混ざっていないか
  • ☐ 感想を書いた文(「〜が好き」「〜と思う」)の語尾を確認したか
  • ☐ 締めの一文が宣言口調になっていないか
  • ☐ 同じ語尾が3文以上続いていないか
  • ☐ 体言止めが3か所を超えていないか
  • ☐ 箇条書き部分と本文の切り替わりで、引きずられていないか
  • ☐ 自己紹介動画で話す口調と、大きく離れていないか
  • ☐ 「!」が3つ以上入っていないか(文体が整っていても、勢いだけが浮きます)

チェックは声に出して読むとほぼ確実に見つかります。混ざった箇所は、読み上げたときに必ずつまずきます。

安全上の注意(LOVETOK編集部調べ)

文体は安全とは無関係に見えますが、くだけた文体は距離が近く見えるぶん、踏み込んだ連絡を呼び込みやすいという側面があります。本記事の整理はLOVETOK編集部によるものですが、マッチングサービスを介したトラブルについては警察庁・消費者庁・国民生活センターが継続的に注意を呼びかけています。

  • 文体をくだけさせた結果として、勤務先・最寄り駅・行動範囲が分かる具体名を書き足してしまうことがあります。文体を変えたら、書いた情報の範囲も併せて確認してください
  • 自己紹介文に電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLを書かないでください。LOVETOKでは、メッセージ内のこれらは送信前に自動で止まり、相手に届かない設計です
  • 「すぐ会いたい」「サービス外で話そう」といった働きかけを受けた場合は、文体の親しさに関係なく、やり取りを止めて通報を検討してください
  • 消費生活に関する相談は消費者ホットライン188、犯罪被害に至らない段階の相談は警察相談専用電話#9110が窓口です

個別の事案が違法にあたるかどうかは状況によって異なります。断定的な判断は避け、各機関の一次情報を確認したうえで、必要に応じて相談してください。

よくある質問

Q. です・ます調とだ・である調を、段落ごとに使い分けてもいいですか? A. 勧めません。段落単位の切り替えは、読み手には「混ざっている」としか見えません。使い分けるなら、箇条書きは体言止め・本文はです・ます調という役割分担にしてください。

Q. 職業や趣味の項目欄も、です・ます調にすべきですか? A. 項目欄は選択式や短い記入が中心なので、体言止めで問題ありません。LOVETOKでは趣味を150種類以上から選べる設計であり、選択式の部分に文体はそもそも関係ありません。文体を気にするのは自己紹介文だけで十分です。

Q. AIに下書きを作ってもらった場合、文体はどうなりますか? A. LOVETOKでは、入力済みの情報(年齢・地域・職業・趣味・休日)だけを材料にAIが下書きを作る機能です。下書きはあくまで出発点なので、語尾を自分の話し方に寄せる作業は本人が行ってください。文体を整えるだけでも、借り物の感じはかなり消えます。

Q. 男性と女性で、向いている文体は違いますか? A. 性別による差はありません。差が出るのは、本人の話し方との一致度だけです。

Q. 途中から文体を変えるのはありですか? A. 一箇所だけ体言止めを挟むのは効果的ですが、それ以外の切り替えは避けてください。読み手は理由を推測できず、書き慣れていない印象になります

Q. 文体を直したら、反応は変わりますか? A. 文体単独で反応が大きく変わることはまれです。ただし、内容が良いのに読まれていない場合、原因が文体の硬さであることはあります。変更するときは一度に一箇所だけにして、他の要素と混ぜないでください。

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文体は、内容を変えずに印象だけを動かせる数少ない要素です。LOVETOKでは、自己紹介文・写真・15〜30秒の自己紹介動画それぞれに項目ごとのいいねを送れる仕組みを進めています。全体の流れは「LOVETOKの使い方」でご確認ください(LOVETOKは現在、会員登録を受け付けています)。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-31

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