結論:迷ったら座って撮ってください。 理由は、カメラの高さが安定し、体が揺れず、背景の映る範囲が狭くて済むからです。ただし、姿勢や全体の雰囲気まで見せたい場合や、服装を含めて伝えたい場合は立って撮るほうが向きます。判断は「安定性を取るか、情報量を取るか」で決まります。
この記事でわかること
- 立ち・座りの違いを4つの観点で比較
- 迷ったときの選び方フロー
- 座って撮るときのカメラ高さと姿勢
- 立って撮るときの固定方法と背景の注意
- よくある質問
4つの観点で比較する
| 観点 | 座って撮る | 立って撮る |
|---|---|---|
| 安定性 | 高い(体がぶれにくい) | 低め(重心が動く・無意識に揺れる) |
| 姿勢 | 猫背になりやすい | 伸びやすいが力みやすい |
| 画角 | バストアップが基本 | ウエストから上/全身も選べる |
| 背景 | 映る範囲が狭く整えやすい | 部屋が広く映り、整える手間が増える |
| 準備の手間 | 小さい(机に立てかけられる) | 大きい(高い位置に固定が必要) |
| 声 | 出しにくいことがある | 呼吸が入りやすく通りやすい |
| 手振り | 小さな動きに限られる | 入れやすい |
安定性・準備の手軽さ・背景の整えやすさは座りが有利、姿勢と情報量は立ちが有利、というのが大まかな整理です。15〜30秒の短い自己紹介では、映るのは主に上半身なので、座りの弱点はほとんど表面化しません。
迷ったときの選び方フロー
次の順に考えると、自分に合うほうが決まります。
- スマホを目線の高さに固定できる場所があるか。 ない場合は座り一択です。立ち撮りで高い位置に固定できないと、下から見上げる角度になり、表情も背景も不自然になります。
- 背景として使える広い壁があるか。 立つと映る範囲が広がります。整った壁がなければ座って、映る範囲を狭くするほうが確実です。
- 服装や全体の雰囲気を伝えたいか。 服装込みで見せたいなら立ち。顔と話し方が中心でよいなら座り。
- 手振りを入れたいか。 入れたいなら立ち(またはウエストから上が入る座り方)のほうが動かしやすくなります。
- 緊張しやすいか。 緊張しやすい人は座りが無難です。立つと足元や重心が落ち着かず、揺れとして画面に出ます。
1〜2で引っかかった時点で座りに決めて構いません。環境の制約は、演出の希望より優先します。
座って撮るときのポイント
- カメラの高さは目線と同じか、わずかに上。机にスマホを立てかけると低くなりがちです。本や箱を重ねて高さを足してください。低い位置から撮ると、あごの下が映って表情が重く見えます。
- 背もたれに寄りかからない。浅めに座り、背筋を軽く伸ばします。深く座ると猫背になり、画面では首が短く見えます。
- 机との距離を取る。机に近すぎると前傾姿勢になります。こぶし2つぶんほど空けると自然です。
- 足を組まない。上半身しか映らなくても、体が傾いて肩の高さが左右でずれます。
- 声が小さくなりやすい点に注意。座ると呼吸が浅くなりがちです。撮影前に一度立って発声してから座ると、声量が保ちやすくなります。
立って撮るときのポイント
- 手持ちで撮らない。立ち撮りで最も多い失敗が手持ちによる揺れです。三脚、棚の上、本を積んだ台などにしっかり固定してください。
- カメラは目線の高さに。低い位置に置くと見上げる角度になります。棚や台の高さを調整して合わせます。
- 壁から1歩離れて立つ。壁にぴったり寄ると影が濃く出ます。少し離れると影が薄くなり、背景も自然に見えます。
- 足の位置を先に決める。無意識に重心を移すと体が左右に揺れます。足を肩幅に開き、撮影中は動かさないと決めておきます。
- 画角を試し撮りで確認する。頭上に空間を空けすぎない、手を動かしても切れない、この2点を10秒の試し撮りで確かめます。
安全上の注意(立つと背景が広く映る)
立って撮ると、座り撮りより部屋が広く映ります。次の点を確認してください。
- 背景に表札・郵便物・宅配伝票・書類など、住所や氏名が読み取れるものが入っていないか
- カレンダーやホワイトボードに予定や勤務先名が書かれていないか
- 制服・名札・社員証など勤務先が特定できるものを身につけていないか
- 窓の外の建物・看板・景色から住んでいる場所が推測できないか
- パソコンやテレビの画面が映り込んでいないか
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よくある質問
Q. 立ちと座りで、印象に差は出ますか?
A. どちらが良い印象、という決まりはありません。差が出やすいのは撮り方のほうです。揺れている立ち撮りより、安定した座り撮りのほうが落ち着いて見えます。逆に、暗い机の前で猫背の座り撮りより、明るい壁の前の立ち撮りのほうが見やすくなります。姿勢と明るさのほうが、立ち・座りより影響が大きいと考えてください。
Q. 途中で立ったり座ったりしてもいいですか?
A. 15〜30秒の動画では、切り替えはおすすめしません。画角が大きく変わり、見る側の注意が内容から離れます。1本の中では姿勢を固定してください。
Q. 全身を映したほうが良いですか?
A. 必須ではありません。全身が入る画角にすると、そのぶん顔が小さくなり、表情が伝わりにくくなります。服装を見せたい場合でも、ウエストから上が入る程度が使いやすい画角です。
Q. ベッドやソファに座って撮ってもいいですか?
A. 姿勢が崩れやすく、生活感も出やすいので、椅子をおすすめします。背もたれのある椅子に浅く座るのがもっとも安定します。
Q. 立ったほうが声は通りますか?
A. 立つと呼吸が入りやすく、声が出しやすい傾向はあります。ただし座ったままでも、背筋を伸ばして浅めに座れば十分に声は届きます。
撮影環境の整え方は「スマホで縦動画をきれいに撮る設定と置き方」、動画全体の組み立ては「30秒で人柄が伝わる自己紹介動画の作り方」で解説しています。撮影直前の確認は「自己紹介動画 撮影前チェックリスト10項目」もあわせてどうぞ。
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参考:本記事の撮影ノウハウはLOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。
著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27