結論:自己紹介文と自己紹介動画は、同じ内容を二度置く場所ではありません。「後から見返して確認したい情報」は文章へ、「動きと声がないと伝わらない情報」は動画へ。この一本の基準で振り分ければ、両方の情報量が増えます。 動画で言ったことを文章にもそのまま書くと、限られた文字数と秒数を半分ずつ捨てることになります。
自己紹介文と動画のどちらに何を書くべきかは、写真と動画の比較(写真プロフィールと動画プロフィールの違い)とは別の問題です。写真と動画は「伝わる情報の種類」の話でしたが、文章と動画は同じことを書けてしまうからこそ、分担を決める必要があるのです。
この記事でわかること
- 文章向きの情報と動画向きの情報を分ける3つの判断軸
- 項目別の振り分け表(どちらに置くか一覧)
- 重複させると何が起きるか
- 迷ったときの判定チェックリスト
- 文章と動画台本をセットで作った記入例
分担の判断軸は3つだけ
どちらに置くか迷ったら、次の3つで判定します。
- 見返すか。 相手が後から確認したくなる情報(年齢、居住エリア、仕事の種類、希望など)は文章です。動画は巻き戻しが必要で、確認には向きません。
- 数字や条件か。 数値・条件・選択肢で表せるものは文章のほうが速く正確に伝わります。動画で読み上げても、覚えてもらえません。
- 動きや空気が必要か。 話す速さ、声のトーン、笑い方、間の取り方——文字にすると嘘くさくなるものは動画の担当です。「よく笑います」と書くより、笑っているほうが早いということです。
この3つで振り分けると、文章=事実と条件の確認場所、動画=雰囲気と話し方の実物という役割に自然と落ち着きます。
項目別・どちらに置くか
| 項目 | 主に置く場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 年齢・性別・居住エリア | 文章 | 後から確認する基本情報 |
| 職業(職種レベル) | 文章+動画で一言 | 文章で正確に、動画では話す入口として |
| 趣味の一覧 | 文章 | 数が多いと動画では消化できない |
| 趣味の「熱の入り方」 | 動画 | 話す速度と表情で伝わる |
| 休日の過ごし方 | 動画 | 生活の雰囲気は語りのほうが伝わる |
| 恋愛・結婚の希望 | 文章 | 条件として確認したい情報 |
| どんな関係を始めたいか | 動画 | 温度感が言葉だけだと硬くなる |
| 飲酒・喫煙 | 文章 | 選択肢で足りる |
| 連絡の取り方・返信のペース | 文章 | 後から見返す実務情報 |
| 声・話し方・笑い方 | 動画 | 文章では表現できない |
| 人見知り・話すのが苦手といった性質 | 動画 | 実際の話し方とセットで伝わる |
| 苦手なこと・できないこと | 動画 | 文章だと否定文が強く見える |
| 求める相手の条件 | 文章 | 列挙は文章が読みやすい |
※LOVETOKのプロフィールでは、表示名・年齢・性別・希望する相手・居住地域・職業・趣味・自己紹介・恋愛結婚の希望・飲酒・喫煙・休日・写真・自己紹介動画の登録を提供予定です。上表はその項目構成を前提とした整理です。
重複させると何が起きるか
「動画で言ったことを文章にも書いておけば安心」と考えがちですが、実際には次の3つが起きます。
- 総量が減る。 30秒と数百字という上限は変わりません。同じ内容を二度置くと、伝えられる情報がそのまま半減します。
- 矛盾が生まれる。 二か所に書けば、書き直したときに片方だけ古くなります。「文章は転職前の職種、動画は現職」といったズレは、見る側の不安に直結します。
- 読む理由がなくなる。 文章を読んだ人が「動画も同じ話か」と感じた時点で、動画は再生されません。
動画は文章の要約ではなく、文章が扱えない部分の担当と考えてください。
迷ったときの判定チェックリスト
書きたい一文について、次を順に確認します。
- ☐ その情報は、相手が後から見返したくなるか →はいなら文章
- ☐ 数字・地名・条件・選択肢で表せるか →はいなら文章
- ☐ 文字にすると自慢や言い訳っぽくなるか →はいなら動画
- ☐ 声や表情がないと誤解されそうか →はいなら動画
- ☐ 文章にも動画にも入れたくなったか →どちらか一方に決める(原則は文章に残し、動画では触れるだけ)
- ☐ 個人が特定される情報ではないか →どちらにも書かない
最後の行は例外なく優先されます。本名(フルネーム)、電話番号、メールアドレス、SNSやLINEのID、勤務先の会社名・店舗名、学校名、住所や最寄り駅、建物名は、文章にも動画にも入れないでください。動画では話していなくても、背景の表札・郵便物・宅配伝票・社員証・制服・書類・PC画面から伝わってしまうことがあります。詳しくは「動画投稿時の個人情報対策」で扱っています。
文章と動画台本のセット例
同じ人物のプロフィールを、重複なしで分担した例です。
自己紹介文(文章側)
都内で事務の仕事をしています。平日は日中勤務で、帰宅は19時ごろです。
休日は土日が中心です。趣味は映画鑑賞と散歩、最近はカメラも少しずつ始めました。
お酒はたまに飲みます。喫煙はしません。
恋愛から始めて、合えば結婚も考えたいと思っています。
返信は夜になることが多いですが、必ずお返しします。
自己紹介動画の台本(動画側・約30秒)
はじめまして、○○(ニックネーム)です。
休日はだいたい家の近くを歩いていて、天気がいいと2時間くらい戻ってこないこともあります。歩きながら写真を撮るのが最近の楽しみです。
人見知りするほうなので、最初は言葉が少ないかもしれません。慣れると、けっこう笑うほうだと思います。
お互いのペースで、まずは短いやり取りから始められたら嬉しいです。
文章側は事実・条件・数字、動画側は生活の温度感と自分の性質に振り分けています。職業と趣味の名前は文章にだけ置き、動画ではその中身の話し方で見せています。逆に「人見知り」「よく笑う」は、文章に書くと言い訳や自己申告に見えやすいため動画に回しています。
なお動画の台本づくりそのものは「30秒で人柄が伝わる自己紹介動画の作り方」で詳しく扱っています。
どちらから作るとよいか
先に文章を書くことをおすすめします。事実と条件を文章で固めてから、そこに載らなかった要素だけを動画に回すほうが、重複が生まれにくいためです。文章を書き終えたら、読み返して「これは声がないと伝わらない」と感じた部分に印をつけ、その印だけで台本を組み立てます。
また、両方を作り終えたら並べて読み返してください。 食い違いがあると、内容の良し悪しとは別に不信感の原因になります。
まとめ
- 文章は「見返す情報」、動画は「動きと空気が要る情報」
- 判断軸は、見返すか/数字か/動きが要るか の3つ
- 二か所に同じことを書くと、総量が減り矛盾が生まれる
- 個人が特定される情報は、文章にも動画にも入れない
- 文章を先に固め、残った要素だけを動画に回す
関連記事
- 動画プロフィールの基本は「動画プロフィールとは」
- 写真との違いは「写真プロフィールと動画プロフィールの違い」
- 動画の作り方は「30秒で人柄が伝わる自己紹介動画の作り方」
文章と動画を役割で分けると、限られた文字数と秒数のどちらも無駄になりません。両方を組み合わせたプロフィールの考え方は「LOVETOKの縦動画マッチング」でご紹介しています(LOVETOKは現在、会員登録の受付を準備中です)。
参考:本記事の振り分け整理はLOVETOK編集部によるものです(LOVETOK編集部調べ)。外部の専門家による監修は受けていません。
著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27