「警察相談専用電話#9110」とは?110番との使い分け

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-08-06

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結論:警察相談専用電話#9110とは、「緊急ではないけれど、警察に相談したいこと」のための全国共通の電話番号です。かけると、発信した地域を管轄する警察本部の相談窓口につながります。いま事件や事故が起きている・危険が迫っているという場合は#9110ではなく110番です。この2つの使い分けが、この番号を知るうえで最も大事な点です。

「警察に相談するほどのことなのか分からない」——この迷いこそが、#9110が用意されている理由です。 110番は緊急通報のための回線なので、判断に迷う相談で占有してしまうと、本当に急を要する通報が遅れます。そこで、緊急ではない相談を受けるための別の入口として#9110があります。この記事では、意味・110番との使い分け・使われる場面・注意点の順に整理します(LOVETOK編集部調べ)。

この記事でわかること

  • 「#9110」がどういう番号で、どこにつながるのか
  • 110番と#9110の違いと、どちらにかけるべきかの判断基準
  • 迷ったときに使える判断フロー(3つの質問)
  • マッチングサービスで起こりがちな場面を、どの窓口に振り分けるか
  • 相談する前に用意しておくと話が早いメモの中身
  • 消費者ホットライン188との違いと、両方に相談してよい理由
  • #9110に相談しても、すぐには動いてもらえない場合があること
  • 「相談するほどではない」と感じてしまうときの考え方

意味

#9110は、警察の相談窓口につながる全国共通の短縮番号です。 電話をかけると、発信した地域を管轄する都道府県警察本部の相談窓口へつながります。

ここで押さえておきたいのは、#9110は「通報」ではなく「相談」のための番号だという点です。通報は、事件・事故への対応を求めるもの。相談は、「これは事件なのか」「どうすればよいか」を含めて話を聞いてもらうものです。

したがって、結論が出ていなくてもかけられます。 「これは犯罪にあたりますか」「証拠を残しておくべきですか」「いま何をすればよいですか」という段階の問いこそ、この番号の想定している内容です。

なお、通話料は相談する側の負担です。また、受付時間は都道府県警察によって異なり、時間外は当直等での対応となる場合があります。 具体的な時間は各都道府県警察の公式案内でご確認ください。この記事では運用の細部について断定的な記述は避けています。

110番と#9110の使い分け(比較表)

観点110番#9110
性質緊急通報相談
求めるものすぐに来てほしい/すぐに対応してほしい話を聞いてほしい/どうすべきか知りたい
時間軸いま起きている/いま危険がある過去に起きた/これから心配だ
つながる先通信指令室(緊急対応の受付)都道府県警察本部の相談窓口
受付24時間都道府県警察により異なる
判断が固まっていない状態迷っている暇がない状況なら、迷わずかける固まっていなくてよい
典型例目の前で暴力を受けている/後をつけられている最中前に脅す発言をされた/今後が不安

分ける基準はただ1つ、「いま危険があるか」です。 表の3行目だけ覚えていれば、実際の判断はほぼ足ります。

そして最も大事な例外を書きます。迷ったら110番で構いません。 「緊急ではないのに110番にかけて怒られるのでは」と考えて通報をためらう方がいますが、危険を過小評価して手遅れになるほうが、はるかに重い結果を招きます。 110番でかけて相談内容だと分かれば、適切な窓口へ案内されます。

判断フロー:3つの質問

上から順に答えてください。Yesが出た時点で止めて、その番号にかけます。

質問1:いま、自分か誰かの身に危険が及んでいますか?

  • Yes → 110番(暴力を受けている、追われている、家の前にいる、脅されている最中)
  • No → 質問2へ

質問2:さっきまで起きていた/今日これから起きそうですか?

  • Yes → 110番(直前まで危険があった、相手が近くにいる可能性が高い)
  • No → 質問3へ

質問3:犯罪や身の安全に関わる不安ですか?それとも、お金・契約の問題ですか?

  • 身の安全・犯罪の不安 → #9110
  • お金・契約の問題 → 消費者ホットライン188
  • どちらの要素もある → 両方に相談して構いません

3番目の「両方」は珍しくありません。送金してしまった詐欺の疑いなどは、お金の問題であると同時に犯罪の疑いでもあります。 どちらか一方を選ぶ必要はありません。

ケース別の振り分け表

マッチングサービスの利用でありうる場面を、具体的に振り分けます。

場面目安
いま自宅の前に相手がいる110番
会っている最中に暴力を受けた/身の危険を感じる110番
帰り道をつけられていると感じる110番
「家に行く」と言われ、住所を知られている110番を含めて警察へ。状況により#9110
何度もブロックしても別の手段で接触してくる#9110
過去に脅す発言をされ、今後が不安#9110
撮影した画像をばらまくと言われた#9110(緊急性があれば110番)
相手のプロフィールが明らかに偽物だったサービス側へ通報。不安が続くなら#9110
投資話を持ちかけられ、送金してしまった#9110188 の両方
「登録料が未納」というメールが届いた188
有料の商材やセミナーに勧誘された188
未成年(18歳未満)と思われる利用者を見かけたサービス側へ通報(最重要として扱われます)。必要に応じて警察へ
会う約束をドタキャンされた/連絡が来ないどの窓口の話でもありません

最後の行を入れたのは、線引きを示すためです。 #9110は「気に入らないこと」を扱う番号ではありません。犯罪や身の安全に関わる不安であることが前提です。

相談前メモのテンプレート

電話の前に、次の項目をメモに書き出しておくと、話が短時間で伝わります。空欄があってもかけて構いません。

  • いつ:出来事があった日時(複数回なら、初回と直近)
  • どこで:オンライン上か、実際に会った場所か
  • 誰が:相手の名乗り、知り合った経路
  • 何をされたか:されたこと、言われたことを、そのままの言葉で
  • 回数:1回か、繰り返しか(繰り返しは重要な情報です
  • 相手が知っている自分の情報:本名・勤務先・最寄り駅・自宅の場所など
  • 残っている記録:画面の保存、通話の日時、支払いの記録
  • 自分がいちばん怖いこと:家に来ること/職場に来ること/情報を広められること
  • すでにやったこと:ブロック、通報、家族への相談

「相手が知っている自分の情報」と「自分がいちばん怖いこと」は、忘れられがちですが、対応の優先度を左右します。 ここが具体的だと、相談員も踏み込んだ助言をしやすくなります。

#9110と188の違い

観点#9110188
所管の性質警察消費生活相談の窓口(消費者庁が案内)
中心となる問題犯罪・身の安全契約・請求・お金
典型的な相談つきまとい、脅迫、詐欺の疑い架空請求、解約トラブル、勧誘
緊急時の代替110番該当なし(危険なら110番)
併用できますできます

片方で「うちの範囲ではない」と言われることを恐れないでください。 案内を受けたら、そのまま次の窓口へ進めばよいだけです。詳しくは「「消費者ホットライン188」とは」をご覧ください。

LOVETOKの仕組みと、警察への相談の関係

LOVETOKには、外部の窓口に相談する前段階で使える対処が用意されています。両者は代わりになるものではなく、順番に使うものです。

段階使えるもの
違和感を覚えたスキップ/プロフィールを閉じる
相手と接触したくないブロック(お互いに表示されなくなります)
問題のある言動があった通報(全画面から可能。誰が通報したかは相手に伝わりません
会う前に相手を確かめたいビデオ通話(マッチ成立後かつ年齢確認済みの相手のみ。録画・録音はしていません
会う予定があるデート予定の共有(家族や友人にリンクで共有。共有先に相手の氏名・連絡先は表示されません
一度距離を置きたい休止(退会せずに1週間〜半年、他の人に表示されない状態にできます)
犯罪や身の安全に関わる不安#9110(緊急時は110番)
お金・契約の問題188

通報の対応期限も明記しておきます。 未成年の疑い・生命の危険・暴力・詐欺は最重要として3時間以内、わいせつ・ハラスメント・なりすましは24時間以内、迷惑行為・勧誘は72時間以内、その他は1週間以内です。最重要の通報は、確認を待たずにまず相手を非表示にします。

なお、LOVETOKでは電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLが送信前に自動で止まり、相手に届きません。 チャットで画像を送る機能もなく、位置情報の共有もありません(公開は都道府県まで)。連絡先を渡していない状態を保てること自体が、外部での接触を防ぐ設計です。

ただし、これらは「絶対に安全」を意味しません。 サービス内でできることには限りがあります。身の危険を感じたら、サービス内の対処で完結させようとせず、警察に相談してください。

注意点

1. #9110は緊急通報の代わりにはなりません

受付時間の制約があり、即時に現場対応が始まる番号ではありません。 いま危険があるなら110番です。

2. 相談してもすぐに捜査が始まるとは限りません

相談の結果は、助言・情報提供・関係機関の紹介など、事案により幅があります。「相談=すぐ動いてもらえる」ではありません。 それでも、記録が残ることには意味があります。 後に事態が悪化した場合、相談していた事実が経緯の説明を助けます。

3. 法的な判断はここでは示せません

この記事は相談先と使い分けの説明であり、特定の事案が犯罪にあたるかを判断するものではありません。 断定的な法律判断は避け、個別の判断は警察の窓口や専門の相談先にご確認ください(LOVETOK編集部調べ)。

4. 記録は消さないでください

不快なやりとりは削除したくなりますが、相談の場では記録が判断材料になります。 見たくない場合はブロックして視界から外し、記録自体は残すという分け方をしてください。

5. 未成年(18歳未満)が関わる場合

LOVETOKの利用対象は20歳以上です。法律上の未成年は18歳未満であり、別の話です。 未成年が関わる疑いのある事案は、保護と犯罪防止の観点から最優先で扱われます。心当たりがあれば、ためらわずに通報・相談してください。

「相談するほどではない」と感じてしまうとき

相談をためらう最大の理由は、危険度そのものではなく、「大げさだと思われたくない」という気持ちです。

3つだけ書いておきます。

1つ目。相談は、被害が確定してから行うものではありません。 #9110は、判断がついていない段階の相談を想定した窓口です。「まだ何もされていない」は、相談しない理由になりません。

2つ目。繰り返しは、それ自体が重要な情報です。 1回ずつは些細に見えても、同じことが続いているという事実は、まったく別の意味を持ちます。

3つ目。相談しないと決めるのも判断ですが、その場合は必ず誰かに話してください。 家族でも友人でも構いません。ひとりで抱えている状態が、いちばん危ない状態です。 LOVETOKにデート予定の共有機能があるのも、同じ考え方によります。

よくある質問

Q. #9110は無料ですか? A. 相談自体に費用はかかりませんが、通話料は相談する側の負担です。

Q. どこにつながりますか? A. 発信した地域を管轄する都道府県警察本部の相談窓口につながります。

Q. 24時間受け付けていますか? A. 受付時間は都道府県警察により異なります。 時間外は当直等での対応となる場合があります。いま危険がある場合は110番です。

Q. 匿名で相談できますか? A. 対応の内容によっては確認を求められる場合があります。言いたくないことがあれば、その旨を最初に伝えて構いません。

Q. 110番にかけて「相談です」と言ってもよいですか? A. 危険があると感じたなら、迷わず110番で構いません。 相談内容と分かれば適切な窓口へ案内されます。

Q. 証拠がないと相談できませんか? A. できます。そろってから、と考えて先延ばしにしないでください。

Q. LOVETOKで通報すれば、警察にも連絡が行きますか? A. サービス内の通報と、警察への相談は別のものです。身の危険を感じる場合は、通報とあわせてご自身で警察にご相談ください。

Q. お金を送ってしまいました。#9110と188のどちらですか? A. 両方で構いません。 詐欺の疑いという点では#9110、お金と契約の点では188が対応します。

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#9110を覚えておく価値は、危険なときよりも「危険かどうか分からないとき」にあります。 LOVETOK側で用意している通報・ブロック・デート予定の共有などの仕組みは「LOVETOKの安全への取り組み」にまとめています(会員登録を受け付けています)。

著者:横山隆一(株式会社LINKBANK 代表取締役/LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-31

LOVETOKは15〜30秒の縦動画から始まる恋愛マッチングサービスです。写真だけでは伝わらない話し方・声・表情から、会う前に相手を知れます。

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