「つきまとい」とは?初期サインと段階別の対応・相談先

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-08-06

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結論:「つきまとい」とは、相手の意思に反して、繰り返し接近する・待ち伏せる・監視する・連絡を続けるといった行為を指す言葉です。深刻な事態になる前に、必ずと言ってよいほど初期のサインが現れます。「気のせいかもしれない」と感じた段階で記録を残し、早めに相談してください。警察相談専用電話は#9110、緊急時は110番です。LOVETOKでは、ブロック・通報・休止と、公開情報を都道府県までにとどめる設計で、接触の手がかりを減らしています。

つきまといは、ある日突然始まるのではなく、少しずつ度合いが上がっていく性質があります。だからこそ「まだそこまでではない」と判断してしまい、相談が遅れます。この記事でお伝えしたいのは、早い段階で相談してよい、という一点です。

この記事でわかること

  • 「つきまとい」がどういう行為を指す言葉なのか
  • 深刻化する前に現れる初期サインの具体例
  • どの段階で、何をすればよいのか(段階別の対応)
  • 記録の残し方と、残すべき項目
  • やってしまいがちな対応と、その改善案
  • どこへ相談すればよいのか(窓口の使い分け)
  • LOVETOKのブロック・通報・休止と、公開情報の範囲

意味

「つきまとい」とは、相手の意思に反して接近したり、行動を把握しようとしたり、連絡を繰り返したりする行為を指す言葉です。日常語としても使われ、法令上も関連する用語が用いられています。

日本には、こうした行為について定めたストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)があります。ただし、どの行為がどの規定に当たるかは、状況・経緯・反復性などによって判断されます。 この記事では制度の説明ではなく、「どう気づき、どう動くか」に絞って整理します(LOVETOK編集部調べ)。

「つきまとい」に含まれ得る行為の類型

類型具体例
接近・待ち伏せ自宅・職場・通勤経路の付近で待つ、後をついてくる
監視をほのめかす「今日はあの服だったね」など、行動を把握していると伝える
面会・交際の要求断られているのに繰り返し会うことや交際を求める
乱暴な言動大声を出す、威圧する
無言・連続の連絡応答しないのに何度も連絡を続ける
名誉を害する言動事実でないことを言いふらす
性的な羞恥心を害する言動一方的に性的な内容を送りつける

「相手の意思に反して」「繰り返し」の2点が共通しています。 一度だけの連絡と、断った後も続く連絡は別のものです。

使われる場面

場面使われ方の例
不安を言葉にするとき「これって、つきまといにあたりますか」
相談窓口で「つきまとい行為を受けています」
注意喚起で「つきまといの初期サインを知っておきましょう」
制度を調べるとき「つきまといは法律でどう扱われるのか」

1行目のような「あたりますか」という迷いに対しては、該当するかどうかを自分で判断する必要はありませんとお答えしています。判断は窓口が行います。不安を感じた時点で相談してよいというのが、この記事の立場です。

初期サイン チェックリスト

深刻化する前に現れやすいサインです。3つ以上あてはまる場合、距離を置くことをご検討ください。

やりとりの中に現れるサイン

  • 返信の速度や頻度を指摘してくる(「既読なのに返してくれないね」)
  • 予定を細かく聞きたがる(「明日は何時から何時まで?」)
  • 場所を特定しようとする(「最寄り駅どこ?」「その写真どこで撮ったの?」)
  • 断ってもすぐに言い換えて求めてくる(「じゃあ来週なら?」「じゃあ電話だけ」)
  • 急に距離を詰める呼び方をする(早い段階での過度な愛称や呼び捨て)
  • 連絡先の交換を強く求める(断っても繰り返す)

反応の仕方に現れるサイン

  • 少し断ると態度が急変する(優しさと怒りの落差が大きい)
  • 罪悪感を持たせようとする(「俺だけが本気なんだ」「傷ついた」)
  • こちらの都合を「言い訳」として扱う
  • 謝罪の後に同じ行動を繰り返す

行動に現れるサイン

  • こちらが話していない情報を知っている
  • 偶然を装った遭遇が続く
  • ブロックしても別の手段で接触してくる
  • 家族や友人の話を詳しく聞きたがる

最初は「熱心なだけ」に見えます。 見分ける鍵は「断った後にどうなるか」です。引き下がるなら熱心さ、形を変えて続くならサインです。

段階別の対応

段階状態まずすること
段階1違和感がある。まだ具体的な被害はない記録を始めます。 個人が特定される情報を出さない
段階2断ったのに連絡が続く一度だけ明確に意思を伝えます。 その後は返信しない。ブロックを検討
段階3別の手段での接触、行動の把握をほのめかされる記録をそろえ、#9110へ相談。 サービス上であれば通報
段階4待ち伏せ、自宅・職場付近への出現#9110へ相談。 一人で対応しない
段階5身の危険を感じる110番。 安全な場所へ移動し、家族・友人に共有する

段階2の「一度だけ」が肝心です。 意思を伝えるのは1回で十分です。何度も説得しようとすると、やりとりが続くこと自体が相手の目的を満たしてしまいます。

段階2で使える文例

「ご連絡ありがとうございます。ただ、私はこれ以上やりとりを続けるつもりがありません。今後の連絡はご遠慮ください。」

理由を書かないのがコツです。理由を書くと、「その理由なら解決できる」という形で会話が続きます。

記録の取り方

記憶だけで説明するのは大変です。記録があると、話が早く進みます。

記録すべき項目

項目内容
日時何月何日の何時ごろか
場所自宅付近/職場付近/サービス上 など
何があったかできるだけ具体的に、事実だけ
相手の言動言われた言葉をそのまま
自分の対応断った/返信しなかった など
目撃者いれば誰か
画面の保存やりとりの画面を、前後が分かる範囲で保存

記録のコツ

  1. 時系列で1つのメモにまとめます。 散らばると、後で組み立て直す手間がかかります。
  2. 事実と感情を分けて書きます。 「怖かった」も大事な情報ですが、何があったかと混ざらないように書き分けます。
  3. やりとりの画面は加工せずに保存します。 詳しくは「「スクリーンショット」の扱い」をご覧ください。
  4. 端末とは別の場所にも保存します。 紛失や故障に備えます。
  5. 「大したことない」と思った出来事も残します。 反復していることそのものが、重要な情報です。

5番目が最も見落とされます。 一つひとつは小さくても、並べると頻度と継続が見えます。

NG対応と改善例

NG例1:はっきり言うと悪化しそうで、あいまいに返し続ける

「最近ちょっと忙しくて…」「そのうちまた…」

改善例1:一度だけ明確に伝え、以後は反応しない

あいまいな返答は「まだ可能性がある」と受け取られます。一度はっきり伝え、その後は反応しないほうが、結果として早く収まります。


NG例2:説得しようとして議論を続ける

「どうして分かってくれないんですか」「それはおかしいと思います」

改善例2:議論の土俵に乗らない

やりとりが続くこと自体が目的である場合、議論は逆効果です。沈黙は、拒否の意思表示として十分です。


NG例3:自分で相手を特定しようとする

相手の勤務先やSNSを調べて、直接連絡を取ろうとする。

改善例3:接触は増やさず、窓口へ渡す

自分から接触を増やすと、状況は複雑になります。 記録を整えて、#9110などの窓口へ持っていってください。


NG例4:家族や友人に隠す

「心配をかけたくない」「自分の問題だから」

改善例4:少なくとも一人には共有する

一人で抱えることが、最も危険です。 LOVETOKには、会う前に日時と場所を登録して家族や友人にリンクで共有できる機能があります(共有先に相手の氏名・連絡先は表示されません)。


NG例5:「証拠がそろってから相談しよう」と待つ

完璧な記録を集めてから窓口へ行こうとする。

改善例5:そろっていない段階で相談してよい

窓口は、判断のために相談を受ける場所です。 「これは相談していい内容か」を自分で判断する必要はありません。

相談先の使い分け

窓口番号使う場面
警察相談専用電話#9110緊急ではないが不安がある/つきまとい・待ち伏せ・しつこい連絡
緊急通報110身の危険が差し迫っている/いま外にいる
消費者ホットライン188金銭の要求・契約トラブルが絡む場合
サービス内の通報全画面から可能LOVETOK上での出来事

#9110は「まだ事件ではないかもしれない相談」のための番号です。 「110番するほどではない」と感じる段階こそ、#9110の出番です(LOVETOK編集部調べ)。

LOVETOKでできること

LOVETOKには、接触の手がかりを減らし、距離を取るための機能があります。

機能内容
ブロックお互いに表示されなくなります
通報全画面から可能。誰が通報したかは相手に伝わりません
通報の対応期限生命の危険・暴力・詐欺は「最重要」として3時間以内確認を待たずにまず相手を非表示にします
休止(お休み)退会せずに1週間〜半年、他の人に表示されない状態にできます
公開される情報表示名(ニックネーム)・年齢・都道府県のみ
位置情報共有しません。 検索も都道府県まで
連絡先の自動ブロック電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLは送信前に自動で止まり、相手に届きません
チャットの画像送信機能として存在しません(送れるのはテキストのみ)
足あと分かるのは最終閲覧日時のみ閲覧回数は記録していません
デート予定の共有会う前に日時と場所を登録し、家族や友人にリンクで共有できます
ビデオ通話マッチ成立後かつ年齢確認済みの相手のみ。録画・録音はしていません。 通話中でも通報でき、通報すると通話は終了します
本人確認公的な身分証+顔照合。確認完了まで、いいね・マッチ・メッセージ・ビデオ通話・課金が使えません

LOVETOKでは位置情報を共有せず、公開されるのは都道府県までです。チャットで画像を送る機能もなく、連絡先やURLは送信前に自動で止まります。 つまり、相手が外部の手段や詳しい所在地の手がかりを得ることが、構造的に難しくなっています。

足あとが最終閲覧日時のみである点も、意図的な設計です。 閲覧回数まで分かる仕様だと、「何回見たか」が執着の材料になり得ます。 記録していないのは、そのためです。

休止も、つきまといの文脈では実用的です。 退会すると戻るのに手間がかかりますが、休止であれば1週間〜半年、他の人に表示されない状態にでき、落ち着いてから再開できます。

安全上の注意

1. 相談を「大げさ」と思わないでください

相談が早すぎて困ることはありません。 逆に、遅れて困ることはあります。「まだ何もされていないから」という理由で待つ必要はありません。

2. 法律に関する判断は個別に異なります

ある行為がどの規定に当たるか、どのような措置が可能かは、行為の内容・反復性・経緯によって個別に判断されます。 この記事は自衛と相談のための整理であり、特定の事案について法的な結論を示すものではありません。 判断は、警察や専門の相談先にお任せください。

3. LOVETOKにできることには範囲があります

ブロック・通報・非表示・休止は、いずれもサービス内の対応です。 一方で、サービスの外で起きている行為に対しては、警察をはじめとする窓口の力が必要です。 LOVETOKは本人確認と審査で不適切な利用の排除に努めていますが、すべての行動を防げると申し上げることはできません。 両方を併用してください。

4. LOVETOKは会員登録を受け付けています

反論・例外・この記事が向かない方

「サインを気にしすぎると、誰も信用できなくなる」という反論はもっともです。 熱心な人と危険な人を、初期の言動だけで見分けるのは簡単ではありません。連絡が続くこと自体は、好意の表れでもあります。

そこで、判断の基準を1つに絞ってください。「断った後にどうなるか」です。断って引き下がる人は、警戒の対象ではありません。 断った後も形を変えて続く場合にだけ、この記事の内容が当てはまります。この基準なら、健全な関係を疑わずに済みます。

例外として、こちらが断ったつもりでも伝わっていない場合があります。 察してもらう前提の断り方は、伝わらないことがあります。一度は言葉にして伝えるという手順を挟むと、誤解による行き違いと、意図的な無視を切り分けられます。

この記事が向かないのは、すでに身の危険が差し迫っている方です。 読み進めるより、110番へ連絡し、安全な場所へ移動してください。

よくある質問

Q. どこからが「つきまとい」ですか? A. 相手の意思に反して繰り返される接近・監視・連絡などが該当し得ますが、判断は個別に行われます。 自分で線引きする必要はなく、不安を感じた時点でご相談ください。

Q. まだ何もされていませんが、相談してよいですか? A. 相談して構いません。#9110は、緊急ではない相談のための番号です。

Q. LOVETOKでブロックすると相手に伝わりますか? A. ブロックするとお互いに表示されなくなります。通報については、誰が通報したかは相手に伝わりません。

Q. 通報はどれくらいで対応されますか? A. 生命の危険・暴力・詐欺は「最重要」として3時間以内に対応し、確認を待たずにまず相手を非表示にします。

Q. LOVETOKで住んでいる場所は知られますか? A. 公開されるのは表示名・年齢・都道府県のみです。位置情報は共有せず、検索も都道府県までです。

Q. 相手が何回プロフィールを見たか分かりますか? A. 分かりません。足あとで分かるのは最終閲覧日時のみで、閲覧回数は記録していません。

Q. 退会せずに一度離れることはできますか? A. できます。休止(お休み)で、1週間〜半年のあいだ他の人に表示されない状態にできます。

Q. 会う約束をしていますが不安です。 A. 事前のビデオ通話で相手を確認する、デート予定を家族や友人に共有する、といった方法があります。共有先に相手の氏名・連絡先は表示されません。

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つきまといは、気づいた人が我慢することで長引きます。 早い段階で記録を始め、早い段階で相談してください。LOVETOKが公開情報を都道府県までにとどめ、通報を匿名で扱い、休止を用意しているのも、距離を取る判断をしやすくするためです。安全のための考え方は「LOVETOKの安全への取り組み」にまとめています(会員登録を受け付けています)。

著者:横山隆一(株式会社LINKBANK 代表取締役/LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-31

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