結論:手振りは「入れるか入れないか」ではなく、「画角に収まる範囲で、要所だけ」が答えです。 縦動画は画面が狭く、大きく手を動かすと画面外にはみ出したり顔を隠したりします。胸の前でおさまる小さな動きを2〜3回入れるくらいが、情報量と落ち着きのバランスが取れます。
この記事でわかること
- 手振りを入れる場合・入れない場合の比較
- 縦画面の画角と手の動きの関係
- 手振りが役に立つ場面と、邪魔になる場面
- 手が落ち着かない人の対処法
- 手元まわりのNG例と改善例
入れる場合・入れない場合を比較する
| 観点 | 手振りあり | 手振りなし |
|---|---|---|
| 伝わる情報量 | 増える(言葉+動き) | 言葉のみ |
| 落ち着いた印象 | 動きが大きいと下がる | 保ちやすい |
| 画角のリスク | 手が切れる・顔を隠す | ほぼ無し |
| 撮影の難しさ | やや高い(練習が必要) | 低い |
| 単調さ | 出にくい | 出やすい |
| 向いている人 | 普段から手が動く人 | 短い動画・落ち着いた雰囲気で撮りたい人 |
どちらが正解ということはありません。 普段の会話で自然に手が動く人が、無理に手を止めると、かえって不自然で緊張して見えます。反対に、普段あまり動かさない人が意識して手を振ると、動きが硬く不自然になります。
判断の目安はシンプルです。普段どおりに話してみて、勝手に手が動くなら入れる。動かないなら入れない。 「入れたほうが良さそうだから入れる」という理由だけで足すと、たいてい浮きます。
縦画面の画角と手の関係
縦動画で手振りが難しくなる最大の理由は、横幅が狭いことです。同じ動作でも、映る範囲によって成否が変わります。
| 映る範囲 | 手の扱い | 注意点 |
|---|---|---|
| 顔だけのアップ | 手は入れない | 手を上げると顔を隠す |
| バストアップ(胸から上) | 胸の前の小さな動きのみ | 肘を張ると手が画面外に切れる |
| ウエストから上 | 手振りが最も自然に入る | 手振りを入れるならこの画角 |
| 全身が入る引き | 手振りは映るが小さい | 表情が分かりにくくなる |
手振りを入れるなら、ウエストから上が収まる画角にするのが基本です。自己紹介動画で多いバストアップの画角では、手を動かせる範囲がかなり限られます。この画角のまま普段どおりに手を振ると、手が画面の端で切れたり、いきなり画面外から現れたりして、見づらくなります。
もう1つ気をつけたいのが手とレンズの距離です。スマホのレンズは広角気味なので、手を前に出すと実際より大きく映ります。顔の近くに手を出すと、手だけが不自然に大きく見えることがあります。動かすのは胸の前・体の幅の内側に留めてください。
手振りが役に立つ3つの場面
手振りには向き不向きがあります。入れる価値が高いのは次の3つです。
- 数を示すとき。「趣味は3つあって」と言いながら指を3本立てる、という動きは、言葉の情報を補強します。画面上でも意味が明確です。
- 大きさ・形を示すとき。「こういう小さい鉢植えを育てていて」など、言葉だけでは伝わりにくいものを示す場面です。
- 挨拶と締め。冒頭の軽い会釈や、最後の小さな手振りは、動きとして自然で、動画の始まりと終わりをはっきりさせます。
逆に、話の内容と関係なく手が動き続ける状態は避けたいところです。強調のつもりで手を上下させ続けると、視線が手に取られて話が入ってきません。手振りは「常時つけるBGM」ではなく「要所に打つ句読点」と考えると、ちょうどよい量になります。
手が落ち着かない人の対処
手の置き場所が決まっていないと、無意識に髪を触る、腕を組む、指を組み替えるといった動きが出ます。これらは落ち着きのなさとして映りやすいので、先に定位置を決めておくのが有効です。
- 座って撮るなら、両手を軽く机の上か膝の上に置く。組まずに、指も伸ばしすぎず。
- 立って撮るなら、両手を体の前で軽く重ねるか、自然に下ろす。腕を組むのは避けます。
- 何か持っていないと落ち着かない人は、画角の外で軽く握れるもの(小さなタオルなど)を持つ。持ち物が映らないよう、事前に試し撮りで確認します。
- 手を動かしていいのは「数を示すとき」だけ、と決めてしまうのも一つの方法です。
定位置が決まると、動かすべきときだけ手が出るようになり、結果として手振りが意味を持ちます。
NG例と改善例
| NG例 | 改善例 |
|---|---|
| 話に合わせて常に手を動かしている | 数や大きさを示すときだけ動かす |
| 顔の高さで手を振り、顔が隠れる | 動かすのは胸の前まで |
| 肘を張って手が画面の外に切れる | 肘を体につけ、体の幅の内側で動かす |
| 手をレンズに近づけて手だけ大きく映る | 手は体の近くに保つ |
| 腕を組んだまま話す | 両手を膝または机の上に置く |
| 無意識に髪や顔を触る | 撮影前に手の定位置を決めておく |
安全上の注意(手元の映り込み)
手を動かすと、それまで映っていなかったものが画面に入ります。次の点を確認してください。
- 手元の机の上に、郵便物・宅配伝票・書類・名刺・診察券などが残っていないか。手を動かすと隠れていたものが見えることがあります。
- 持ち物や服から勤務先が分かる状態になっていないか。社員証、名札、ロゴ入りの制服などが該当します。
- スマホやパソコンの画面を手で示す動作は避けてください。画面上のアカウント名やメールの件名が読み取れる場合があります。
- 手に持ったものに電話番号やSNSのIDが書かれていないか。
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画角と固定の基本は「スマホで縦動画をきれいに撮る設定と置き方」、表情の作り方は「自然な表情に見せる目線・口角・間の取り方」で解説しています。全体の組み立ては「30秒で人柄が伝わる自己紹介動画の作り方」もあわせてどうぞ。
手の動きは、多いほど良いものでも、抑えるほど良いものでもありません。画角に合った範囲で自然にしておけば十分です。LOVETOKは縦動画で相手を探すマッチングサービスです。会員登録の受付は現在準備中で、各機能は順次提供予定です。準備が整いしだい、落ち着いた一本をそのまま活かせます(縦動画マッチングについて)。
参考:本記事の撮影ノウハウはLOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。
著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27