結論:15秒と30秒の差は「話せる文字数が2倍になる」ことではなく、入れられる要素の数が1つから2〜3つに変わることです。 15秒は「1つを覚えてもらう動画」、30秒は「全体像を伝える動画」。この違いを先に理解しておくと、秒数選びで迷わなくなります。
この記事は秒数ごとの情報量の中身だけに絞って比較します。組み立ての手順や時間配分の設計は関連記事にゆずります。
この記事でわかること
- 情報量を測る物差しは「文字数」ではなく「要素の数」である理由
- 要素ごとの秒コスト早見表
- 15秒に入るもの/30秒に入るものの比較
- 同じ人の内容を15秒版・30秒版にした台本の対比
- どちらを選ぶかの判断基準
情報量の物差しは「文字数」ではなく「要素の数」
聞き取りやすい速さで話すと、自己紹介動画に入る文字数の目安は15秒でおよそ40〜60字、30秒でおよそ90〜120字です。数字だけ見ると倍ですが、実際に自由に使える部分は倍にはなりません。
どちらの秒数でも、挨拶と名乗り、締めの一言は固定でかかるからです。ここに合計5〜6秒を使うと、中身に回せるのは15秒なら約9秒、30秒なら約20秒。この「中身の秒数」に何個の要素が置けるかが、情報量の実態です。
そして要素は、名前を挙げるだけでは伝わりません。「趣味は映画です」は2秒で言えますが、聞いた側には何も残りません。具体を1つ添えて初めて1要素と数えるのが現実的です。
要素ごとの秒コスト早見表
| 要素 | 名前を挙げるだけ | 一言添える | 具体エピソードまで |
|---|---|---|---|
| 挨拶+名乗り | 約2秒 | 約3秒 | — |
| 仕事 | 約2秒 | 約4秒 | 約7秒 |
| 休日の過ごし方 | 約2秒 | 約5秒 | 約8秒 |
| 趣味 | 約2秒 | 約5秒 | 約9秒 |
| 性格・雰囲気 | 約2秒 | 約4秒 | 約6秒 |
| どんな人と出会いたいか | 約2秒 | 約4秒 | 約6秒 |
| 締めの一言 | 約2秒 | 約3秒 | — |
秒数は話す速さで前後しますが、目安として使えます。ここから分かるのは、中身9秒の15秒版では「具体エピソードまで語れる要素は1つ」が上限ということ。中身20秒の30秒版なら、具体1つ+一言添える要素を2つ、といった組み合わせが入ります。
15秒と30秒の比較
| 観点 | 15秒 | 30秒 |
|---|---|---|
| 中身に使える秒数 | 約9秒 | 約20秒 |
| 具体まで語れる要素 | 1つ | 1〜2つ |
| 軽く触れられる要素 | 0〜1つ | 1〜2つ |
| 出会いたい相手像 | 省略することが多い | 入れやすい |
| 残る印象 | 1点が強く残る | 人物像がまとまって伝わる |
| 撮影の難しさ | 低め(覚えやすい) | 中くらい(噛みやすい・間が空きやすい) |
| 台本の直しやすさ | 削る作業が中心 | 順番を組み替える作業が中心 |
30秒は「情報を足せる」だけでなく、間を取れるのも違いです。文と文の間に0.5秒の間があると落ち着いて聞こえますが、15秒でそれをすると1要素ぶんの秒数が消えます。15秒版は、間より密度を優先する作りになります。
同じ内容を15秒版と30秒版にすると
同じ人が同じ材料で撮った場合、台本はこう変わります。
30秒版(約110字)
はじめまして、○○です。
平日はメーカーで営業の仕事をしています。休日は朝からパンを焼くのが習慣で、最近はカンパーニュに挑戦中です。焼き上がりを人に食べてもらうのがいちばん嬉しい時間です。
落ち着いて話せる方と出会えたら嬉しいです。気軽にいいねしてください。
15秒版(約55字)
はじめまして、○○です。
休日は朝からパンを焼いていて、最近はカンパーニュに挑戦中です。焼きたてを誰かに食べてもらう時間がいちばん好きです。
気軽にいいねしてください。
削ったのは仕事の情報と、出会いたい相手像。残したのは、いちばん具体的に語れる1要素です。ここで「仕事も相手像も少しずつ残そう」とすると、どれも一言だけになり、印象に何も残らない動画になります。15秒版は、削る要素を決める作業だと考えてください。
どちらを選ぶかの判断基準
次の問いに答えると、自分に合う秒数が決まります。
- 具体的に語れる話題はいくつあるか。 1つなら15秒、2つ以上なら30秒が向きます。
- プロフィール文をどれだけ書き込んでいるか。 仕事や希望条件をテキストに書いてあるなら、動画は15秒で1点に絞って構いません。
- 緊張しやすいか。 長く話すほど言い直しやつまずきが増えます。不安なら15秒から始めるほうが仕上がります。
- 趣味や仕事に説明が必要か。 名前だけでは伝わりにくい活動なら、説明の秒数が要るので30秒向きです。
- 撮り直しにどれだけ時間をかけられるか。 30秒は覚える量が増え、テイク数も増えがちです。
「30秒を埋めよう」としない
30秒枠だからといって、30秒ぴったりまで話す必要はありません。言い切れたのが22秒なら、それが適切な長さです。 秒数を埋めるために内容を薄めると、密度が下がって印象が弱くなります。LOVETOKでは15〜30秒の自己紹介動画の投稿を提供予定としており、この範囲であれば長さは自由に決められます。
秒数に関係なく共通する注意点
短くしても、映り込みのリスクは変わりません。表札・郵便物・宅配伝票・書類・パソコンやテレビの画面・名札や社員証など、住所や氏名、勤務先が読み取れるものは背景に入れないでください。電話番号やSNSのIDを口頭で伝えるのも避けます。詳しくは「動画投稿時の個人情報対策」を参照してください。
よくある質問
Q. 15秒と30秒、どちらが見てもらいやすいですか? A. 一概には言えません。短いほうが最後まで見られやすい一方、30秒でも中身が具体的なら最後まで見られます。秒数より、最初の数秒が明るく聞き取りやすいかどうかの影響が大きいと考えてください。
Q. 20秒など中間の長さでもいいですか? A. 構いません。15〜30秒の範囲であれば、言い切れた長さがその人にとっての適切な長さです。
Q. 15秒版と30秒版の両方を用意すべきですか? A. まず1本で十分です。撮ることに慣れてきたら、内容を変えた別バージョンを撮って比べてみるのもよい方法です。LOVETOKでは削除・再投稿にも対応する予定です。
Q. 情報が足りないぶんはどこで補いますか? A. テキストのプロフィール欄です。動画で1点を印象づけ、詳細はプロフィールで読んでもらう、という役割分担が現実的です。
Q. 早口にすれば15秒でも30秒ぶん話せますか? A. 文字数だけは増やせますが、聞き取りにくくなり、内容が残りません。速さで情報量を稼ぐより、要素を減らすほうが結果的に伝わります。
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- 自己紹介動画の時間配分:秒数の枠を先に切る設計の考え方。
秒数を決めたら、あとは明るい場所で落ち着いて撮るだけです。LOVETOKは縦動画で相手を探すマッチングサービスです。現在、会員登録の受付を準備中です。準備が整いしだい、15〜30秒の一本をそのままプロフィールに置けます(縦動画マッチングについて)。
参考:本記事の秒数・文字数の目安はLOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。
著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27