なりすまし被害に遭ったら

結論:自分の写真や名前が知らないアカウントに使われていたときは、「相手に直接連絡しない」「画面を記録する」「掲載先の運営に削除を申請する」「不安が残るうちに公的な窓口へ相談する」の順で動いてください。順番を守るだけで、削除が通りやすくなり、被害が広がりにくくなります。

なりすまし被害でいちばん多い失敗は、驚いて本人アカウントへ抗議のメッセージを送ってしまうことです。相手は削除して別の名前で作り直すだけで、こちらの手元には何も残りません。腹立たしい気持ちは自然なものですが、最初の30分でやるべきなのは抗議ではなく記録です。

なお、LOVETOKは会員登録の受付を準備中です。本記事で触れるLOVETOKの仕組みは、提供予定の内容として整理しています。

この記事でわかること

  • なりすましに気づくきっかけと、最初にやってはいけない3つのこと
  • 気づいてから相談までの5ステップ
  • 掲載先別・どこに何を申請すればよいかの早見表
  • そのまま書き写せる削除依頼の文面テンプレート
  • 金銭被害や脅迫が絡むときの相談先
  • LOVETOKでなりすましが通報されたときの扱い

なりすましに気づくきっかけ

自分では見つけにくいのがこの被害の特徴です。次のような形で発覚することがよくあります。

  • 知人から「これ、あなた?」と別サービスのプロフィールを送られた
  • 心当たりのない人から「前に別のところで話しましたよね」と言われた
  • 自分の写真が使われた投稿に、見覚えのない自己紹介文が付いていた
  • 家族や職場に「あなたの名前で連絡が来た」と告げられた

自分で確認したい場合は、公開している写真を検索エンジンの画像検索にかける方法があります。ただし、見つからなくても存在しないとは言い切れません。定期的に探すより、公開する情報を減らしておくほうが現実的な防御になります。

最初にやってはいけない3つのこと

1. なりすましアカウントに直接連絡する
抗議した瞬間に相手は身を隠します。証拠が消えるだけでなく、こちらの反応を見て別の嫌がらせに切り替えられることもあります。

2. SNSで名指しして拡散する
「この人は偽物です」と画面を公開すると、無関係な人が巻き込まれたり、写真がさらに広まったりします。相手の情報を含む投稿は、別のトラブルの原因にもなり得ます。

3. 記録を取らずに削除だけ求める
削除が通ると画面は消えます。あとで警察や窓口に相談することになったとき、手元に何も残っていない状態は避けたいところです。

気づいてから相談までの5ステップ

ステップ1:画面を記録する(当日中)

削除申請にも相談にも、この記録がそのまま使えます。次が写るように撮ってください。

  • なりすましアカウントのプロフィール全体(表示名・年齢・地域などの表示を含む)
  • 使われている自分の写真が分かる画面
  • そのページのURL(アドレスバーごと写す、または別途メモ)
  • 撮影した日時が分かるもの(端末の時計など)
  • 知人から知らされた場合は、その連絡画面

画像に文字を書き足したり、一部を塗りつぶしたりしないでください。補足は別のメモに書きます。記録の残し方は「証拠の残し方」で詳しく整理しています。

ステップ2:掲載先の運営に削除を申請する

なりすましは、ほとんどのサービスで規約違反にあたります。利用者本人でなくても、写真を使われた当事者として申請できる窓口が用意されているのが一般的です。次の早見表で申請先を確認してください。

ステップ3:自分の公開範囲を見直す

同じ写真が別の場所でも使われている可能性があります。SNSやほかのサービスで同じ画像を使っていれば、当面は差し替える、公開範囲を狭めるといった対応を検討してください。写真の扱い方は「写真や動画を悪用されないための対策」にまとめています。

ステップ4:身近な人に共有する

なりすましは、あなたの知人に対して「本人のふり」で近づくことがあります。家族や親しい友人に一言伝えておくだけで、二次被害の入り口をふさげます。

ステップ5:公的な窓口に相談する

金銭が絡む、脅す言葉がある、家族や職場に連絡が行っている——こうした状況では、削除申請と並行して相談してください。連絡先は記事末尾にまとめています。

掲載先別・申請先の早見表

見つかった場所 申請する相手 添えると通りやすい情報
LOVETOK内のプロフィール・動画 LOVETOKの通報(全画面から送れる仕組みを予定) 対象の表示名、いつ気づいたか、自分の写真である根拠
ほかのマッチングサービス そのサービスの通報・お問い合わせ窓口 対象アカウントのURLまたはID、被害内容
SNS(プロフィール画像・投稿) 各SNSの「なりすまし」報告フォーム 本人であることの確認資料を求められる場合あり
掲示板・まとめサイト サイト運営者の問い合わせ窓口 該当ページのURL、削除を求める箇所の特定
検索結果に残り続ける 元ページの削除が先。残る場合は検索事業者の窓口 元ページが削除済みであることの記録

本人確認資料の提出を求められた場合は、提出先が公式の窓口かどうかを必ず確かめてください。 申請の途中でメールに届いたリンクをそのまま開くのではなく、サービスの公式サイトから窓口をたどり直すのが安全です。この点は「偽サイトへの誘導に注意」でも扱っています。

削除依頼の文面テンプレート

問い合わせフォームの自由記入欄に、そのまま書き写して使える形にしています。感情的な表現を省き、事実だけを並べるのが通りやすいコツです。

件名:無断で使用されている写真の削除のお願い

お世話になります。貴サービス上に、私本人の写真を無断で使用した
アカウントが存在することを確認しましたので、削除をお願いいたします。

【対象】
 アカウントの表示名/ID:(分かる範囲で記載)
 該当ページのURL:(あれば記載)
 確認した日時:2026年7月27日 21時ごろ

【内容】
 上記アカウントのプロフィール写真は、私が撮影し、私自身が
 他所で公開している写真と同一のものです。当該アカウントの
 開設および写真の使用について、私は許可しておりません。

【お願いしたいこと】
 当該アカウントおよび写真の削除

【添付】
 該当画面のスクリーンショット(○枚)
 ※本人確認資料が必要な場合は、貴社の正規の手続きに沿って
  ご案内ください。

ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

「精神的苦痛への賠償を求める」といった要求を最初の1通に盛り込むと、削除対応とは別の窓口に回されて時間がかかることがあります。まず削除、必要があればその後に別途相談という順番が現実的です。

金銭被害や脅迫が絡むときは

なりすましは、それ自体で終わらないことがあります。あなたの写真を使った相手が、第三者からお金をだまし取っていたケースでは、被害者から連絡が来ることもあります。

  • 誰かが被害に遭っている/自分に金銭要求が来ている場合は、支払いに応じる前に相談する
  • 「示談金を払えば削除する」といった持ちかけには応じない
  • 家族や職場に連絡が及んでいる場合は、経緯をまとめたメモを作って窓口に持参する

行為が法律上どの規定に当たるかは事案ごとに異なり、この記事で断定はできません。判断が必要な段階では、公的な窓口や専門家にご相談ください。 金銭をだまし取る手口の全体像は「ロマンス詐欺の特徴と初期サイン」もあわせてご覧ください。

LOVETOKでなりすましが通報されたときの扱い

LOVETOKでは、なりすましに関する通報を24時間以内に確認する区分として運用する方針です。あわせて、次の仕組みを予定しています。

  • 通報は全画面から送れ、誰が通報したかは相手に伝わりません
  • 動画・写真は投稿直後には公開されず、AIによる判定と担当者の確認を経てから公開されます。未成年(法律上18歳未満)の可能性がある投稿は、AIだけで判断せず必ず人が確認します
  • 登録時は公的な身分証と顔照合による本人確認(eKYC)を行い、自己申告のみでは利用できません。身分証の画像は当社では保存せず、確認事業者側で処理されます。確認が完了するまで、いいね・マッチング・メッセージ・ビデオ通話・課金はすべて使えません

仕組みで入口を狭めても、他所で公開された写真の流用まで防ぎきることはできません。サービス側の対策と、公開する情報を絞る自衛の両方が必要です。

安全上の注意

  • 相手を特定しようとしないでください。 個人を追跡する行為は、思わぬ形で自分の立場を悪くすることがあります。特定は窓口や捜査機関の役割です。
  • 削除されても記録は残してください。 相談や手続きが完了するまでは、スクリーンショットとメモを保管しておきます。
  • 本人確認資料は公式の窓口以外に送らないでください。 「削除のために必要」と称して身分証の画像を求める連絡が、被害に便乗して届くことがあります。
  • 一人で抱え込まないでください。 自分の顔が知らない場所で使われている状況は、想像以上に負担がかかります。信頼できる人に話すことも対処の一部です。

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なりすましは「気づいたときにどう動くか」で、その後の負担が大きく変わります。落ち着いて記録し、正しい窓口に出す。この2つで十分に前へ進めます。LOVETOKが準備している本人確認・投稿審査・通報の仕組みは「LOVETOKの安全対策」でご確認いただけます。

参考・相談先:本記事は、警察庁・消費者庁・国民生活センター等が公表するなりすましや個人情報に関する注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が一般的な対応手順として整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。法的な評価は事案により異なるため、断定的な判断は避けています。消費生活に関する相談は消費者ホットライン「188(いやや)」、緊急でない警察への相談は警察相談専用電話「#9110」、身の危険が迫っている場合は110番へご連絡ください。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27