「ハラスメント」とは?判断の基準と該当する5類型

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-08-06

LOVETOKは15〜30秒の縦動画から始まる恋愛マッチングサービスです。写真では伝わらない話し方や雰囲気を、会う前に確かめられます。

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結論:「ハラスメント」とは、相手の意思に反して不快感や不利益を与える言動の総称です。判断の中心にあるのは、行為をした側の意図ではなく、受けた側がどう感じたかという事実です。LOVETOKでは、ハラスメントの通報を「重要」に分類し、24時間以内に対応します。

ハラスメントという言葉は職場の文脈で語られることが多く、恋愛や交際の場面ではあいまいなまま使われがちです。しかし、やりとりの相手が対等な関係であっても、ハラスメントは成立します。 この記事では、意味の整理から始めて、マッチングサービスで実際に起きやすい言動、そして受けた側・送った側それぞれがとれる行動までを扱います(LOVETOK編集部調べ)。

この記事でわかること

  • 「ハラスメント」という言葉が何を指しているのか
  • 職場以外の場面でも成り立つ理由
  • マッチングサービスで実際に起きやすい言動の類型
  • 「悪気がなかった」がなぜ反論として弱いのか
  • 自分の言動が該当するか迷ったときの見分け方
  • 受けた側がとれる具体的な行動と、LOVETOKでの対応期限
  • 過敏になりすぎることの弊害と、例外的な場面
  • 相談できる公的な窓口

意味

「ハラスメント(harassment)」は、英語で「嫌がらせ」「悩ませること」を意味します。日本語では相手の意思に反して不快感・不安・不利益を与える言動を指す言葉として定着しました。

定義の要になるのは、「意思に反して」という部分です。同じ言葉でも、相手が歓迎していれば問題になりませんし、相手が嫌がっていれば問題になります。言葉そのものに「ハラスメントかどうか」が刻まれているわけではありません。 関係と文脈の中で決まります。

もうひとつ押さえるべきなのは、継続性が必須条件ではないという点です。繰り返されることで深刻になるのは確かですが、一度きりの言動でも、内容によっては十分に該当します。

なお、「セクハラ」「パワハラ」といった呼び方は、職務上の関係を前提にした分類です。マッチングサービスの利用者同士に上下関係はありませんが、だからハラスメントが起きないという話にはなりません。 上下関係がなくても、相手が断りにくい状況をつくることはできてしまうからです。

使われる場面

場面使われ方の例
メッセージのやりとりの中で「断ったのに同じ話を続けられて、ハラスメントだと感じた」
通報の理由を選ぶとき「通報の分類にハラスメントという項目がある」
自分の言動を振り返るとき「この聞き方はハラスメントになるだろうか」
相談するとき「これはハラスメントに当たりますか、と窓口に聞きたい」
運営の対応を確認するとき「ハラスメントの通報はどれくらいで対応されるのか」

3番目のように、送る側が自分で立ち止まる場面で使われることが、実はいちばん役に立ちます。 受けた側が声を上げる前に止まれば、被害そのものが起きません。

該当する言動:5つの類型

マッチングサービスの文脈で起きやすいものを、性質ごとに分けます。この表はLOVETOK編集部が、想定される場面を整理したものであり、法的な分類ではありません。

類型具体的な言動の例なぜ問題か
性的な内容の押し付け求められていない性的な話題を持ち出す/体つきへの言及/性的な意図を含む質問を重ねる相手が拒否しにくい状況で、拒否の負担を相手に押し付けている
執拗な要求断られた後も同じ要求を繰り返す/返信を催促する/既読を責める「断る」という選択が機能しない状態をつくっている
人格や属性への攻撃容姿・年齢・職業・学歴・出身地・体型への否定的な言及/説教や採点対等なやりとりではなく、評価する側とされる側の関係にすり替えている
私的な情報の詮索住所や勤務先を特定しようとする/家族構成をしつこく聞く/連絡先を執拗に求める安全に直結する情報を、信頼が成立する前に引き出そうとしている
威圧・脅し「通報するぞ」「悪評を広める」といった言葉/怒りの表明で従わせようとする恐怖によって相手の判断を封じている

5つ目は、内容によっては犯罪に該当し得ます。 特に、性的な画像を材料に金銭や行為を求める言動は極めて深刻です(「「セクストーション」とは」で扱っています)。ためらわず通報し、必要に応じて警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)にご相談ください。

NG例と改善例

言い方を少し変えるだけで、相手に選択の余地を残せます。表現の技術というより、「相手が断れるか」を確保する作業です。

✕ NG例なぜ問題か○ 改善例
「返事が遅いね。何してたの?」返信のペースを管理しようとしている(催促しない。返信が来たら普通に続ける)
「写真より実物のほうがいいタイプ?」容姿を評価の対象にしている「動画の話し方が落ち着いていて、いいなと思いました」
「どこに住んでるの? 駅は?」特定につながる情報を早い段階で求めている「同じ県内みたいですね。行ってみたい場所ってありますか」
「連絡先教えてよ。そのほうが早いし」断りにくい形で場外に誘導している(サービス内のやりとりを続ける。LOVETOKでは連絡先は送信前に自動で止まります)
「そういう考え方は損してるよ」助言の形をとった否定「なるほど、そういう考え方もありますね」
「今日中に返事ほしい」期限を設定して圧力をかけている「無理のないときで大丈夫です」
(断られた後)「一回だけでいいから」断りを受け取っていない(引き下がる。それ以上は送らない)

最後の行が、この表でいちばん重要です。 断られた後の一押しは、多くの場合ハラスメントの入口になります。

「悪気がなかった」という説明について

送った側からよく出るのが「そんなつもりはなかった」という説明です。これは事実としては本当のことが多いと思います。悪意を持って嫌がらせをする人ばかりではありません。

ただ、この説明は反論としては弱いままです。 理由は2つあります。

1つ目は、受けた側の不快感が意図によって消えないからです。 意図が善良だったとしても、相手が受けた負担はそのまま残ります。

2つ目は、意図を証明できないからです。 受けた側から見えるのは言動だけで、心の中は見えません。「悪気がなかった」と言われても、確かめようがありません。

したがって実務的な結論は、意図ではなく言動を調整するしかない、ということになります。悪気がないなら、指摘されたときに止められるはずです。止まれるかどうかが、実際の分かれ目です。

迷ったときのチェックリスト

送る前に、自分の言動を点検するための項目です。ひとつでも当てはまるなら、送らないほうが安全です。

  • ☐ 相手はこの話題を自分から出したことがあるか(ないなら、こちらから広げない)
  • ☐ 同じ内容を、すでに一度断られていないか
  • ☐ 相手が「はい」以外の答えを選びにくい聞き方になっていないか
  • ☐ 相手の外見・年齢・属性についての評価が含まれていないか
  • ☐ 返信の速さやペースについて触れていないか
  • ☐ 場所や勤務先の特定につながる質問をしていないか
  • ☐ 感情(怒り・落胆)を伝えることで相手を動かそうとしていないか
  • ☐ この文面を、第三者が読んでも問題ないと思えるか

最後の項目は簡便な目安として役に立ちます。「二人だけの会話だから」という前提に頼っている文章は、たいてい危ういものです。

受けた側がとれる行動(手順)

  1. 返信を止めます。 説得や反論をする義務はありません。やりとりを続けることが解決につながる場面は多くありません。
  2. 記録を残します。 LOVETOKのメッセージはテキストのみで、やりとりは残ります。日時と内容を確認できる状態にしておきます。
  3. 通報します。 LOVETOKでは全画面から通報でき、誰が通報したかは相手に伝わりません。 ハラスメントは「重要」に分類され、24時間以内に対応します。生命の危険・暴力・詐欺・未成年の疑いに当たる場合は「最重要」で、3時間以内に対応し、確認を待たずにまず相手を非表示にします。
  4. ブロックします。 ブロックするとお互いに表示されなくなります(「「ブロック」の効果とは」)。
  5. 必要なら距離を置きます。 退会せずに1週間〜半年、他の人に表示されない状態にできる休止の機能があります(「「休止」とは」)。
  6. 外部の窓口に相談します。 金銭の被害や契約に関わる不安は消費者ホットライン188、身の危険や犯罪の疑いは警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)です。

手順1と3の間に、相手への説明を挟む必要はありません。 「なぜ嫌なのかを説明してから」と考えると負担が大きくなり、通報そのものが遅れます。

LOVETOKの設計上、起きにくくしていること

すべてを防げるわけではありませんが、仕組みの側で減らしている部分があります。

仕組みハラスメントとの関係
メッセージはマッチ成立後のみお互いにいいねを送り合っていない相手からは、そもそも届きません
送れるのはテキストのみ画像・動画・音声・ファイルは機能として存在せず、性的な画像が送りつけられる経路がありません
連絡先は送信前に自動でブロック電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLは相手に届きません。場外に連れ出す圧力が働きにくくなります
公開は表示名・年齢・都道府県のみ本名・住所(市区町村より詳細)・電話番号・メールアドレスは公開されません
動画・写真は審査後に公開AI判定と担当者の確認を経ます。投稿してすぐには公開されません
ビデオ通話はマッチ後かつ年齢確認済みのみ通話中も通報でき、通報すると通話は終了します。録画・録音はしていません
足あとは最終閲覧日時のみ閲覧回数は記録しないため、「何回見た」を材料にした詮索が起きません

反論・例外

「何を言ってもハラスメントと言われるなら、話しかけられない」という感覚は、実際に多くの方が持つものだと思います。これには一定の理があります。

過剰な萎縮は、それ自体が関係を痩せさせます。 天気の話しかできないやりとりからは、相手の人柄も価値観も見えてきません。踏み込まなければ分からないことは確かにあります。

分岐点は踏み込みの深さではなく、引き際があるかどうかです。深い話題でも、相手が乗ってこなければ引く。その一往復ができていれば、たいていの会話は問題になりません。問題になるのは、引き際がない場合です。

もうひとつの例外は、受けた側の感覚が常に正しいわけではないという点です。誤解や行き違いはあります。ただ、それを判定するのは当事者ではなく、通報を受けた側の確認作業です。受けた側が通報をためらう理由にはなりません。

注意点

1. この記事は法的な判断を示すものではありません

ハラスメントに該当する言動の一部は、法令上の責任を伴う場合があります。ただし、個別の事案が違法かどうかは、状況によって結論が変わります。 この記事は仕組みと考え方の説明であり、特定の事案について法的な結論を示すものではありません。判断が必要な場合は、専門の窓口にご相談ください(LOVETOK編集部調べ)。

2. 未成年に関わる疑いは別格です

LOVETOKの対象年齢は20歳以上です。一方、法律上の未成年(18歳未満)が関わる疑いは、通報の分類で「最重要」に当たり、3時間以内に対応します。投稿の審査でも、未成年の可能性がある場合はAIだけで判断せず必ず人が確認します。

3. LOVETOKは会員登録を受け付けています

よくある質問

Q. 上下関係のない相手同士でも、ハラスメントになりますか? A. なります。職場のような上下関係は成立の条件ではありません。相手が断りにくい状況をつくれば、対等な関係でも起こり得ます。

Q. 一度だけの発言でも該当しますか? A. 内容によっては該当します。繰り返しは深刻さを増す要素ですが、必須条件ではありません。

Q. 「悪気はなかった」と言われました。許すべきですか? A. 判断は自由です。ただ、受けた負担が意図によって消えるわけではありません。指摘した後も同じ言動が続くようなら、通報とブロックをご検討ください。

Q. 通報したことは相手に伝わりますか? A. 伝わりません。誰が通報したかは相手に伝わらない仕組みです。

Q. ハラスメントの通報はどれくらいで対応されますか? A. 「重要」に分類され、24時間以内に対応します。生命の危険・暴力・詐欺・未成年の疑いは「最重要」で、3時間以内です。

Q. 性的な画像を送りつけられることはありますか? A. LOVETOKのメッセージはテキストのみで、画像・動画・音声を送る機能自体がありません。

Q. 相手に直接「やめてほしい」と伝えるべきですか? A. 義務ではありません。伝えることで止まる場合もありますが、伝えずに通報・ブロックしても構いません。

Q. どこに相談すればよいですか? A. サービス内の通報に加えて、消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)があります。

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ハラスメントを完全になくす設計は存在しません。できるのは、起きにくくすることと、起きたときに一人で抱え込ませないことです。 LOVETOKの通報・ブロック・休止の仕組みと対応期限は「安全への取り組み」にまとめています(会員登録を受け付けています)。

著者:横山隆一(株式会社LINKBANK 代表取締役/LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-31

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