脅迫めいた内容を受け取ったら

結論:返信せず、まず保存してください。そのうえで運営に通報し、必要なら警察に相談します。相手の要求に応じることは、解決ではなく次の要求の入り口になります。「大げさかもしれない」という理由で相談をためらう必要はありません。

脅すような内容は、受け取った側の判断力を奪います。焦って返信したり、その場をおさめようと要求に応じたりしがちですが、最初にやるべきなのは記録を残すことです。この記事では、その具体的な手順と、警察に相談する目安を整理します。

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この記事でわかること

  • 受け取った直後にやること・やってはいけないこと
  • 脅迫めいた内容の保存手順
  • 警察に相談する目安の判断表
  • 相談するときに伝える項目のメモ書式
  • 要求に応じてはいけない理由

受け取った直後にすること

やってはいけないこと

  • 返信する:交渉も反論も謝罪も不要です。反応は「話が通じる相手」という判断材料になります
  • 要求に応じる:金銭の支払い、個人情報の提供、写真の送付など、一度応じると終わりません
  • 警告する:「警察に行く」「証拠がある」と伝えると、削除やアカウント作り直しにつながります
  • 削除する:怖くて消したくなりますが、消すと相談の材料がなくなります
  • 一人で抱える:判断が偏ります。家族や友人に状況だけでも伝えてください

最初の3つ

  1. 保存する(この記事の次章)
  2. 通報する(誰が通報したかは相手に伝わりません)
  3. 相談する(警察相談専用電話#9110。危険が差し迫っているなら110番)

身の危険が差し迫っていると感じる場合は、保存より先に110番です。 記録は後から思い出せる範囲を書き留めれば足ります。

保存の手順

脅迫めいた内容では、文面そのものより「誰が・いつ・何を要求したか」がつながって残っているかが重要になります。以下の順で進めてください。

  • 1. 該当の文面を、前後のやり取りごと撮る どんな流れで出てきたかが分かるよう、直前直後も含めて複数枚に分けて撮ります
  • 2. 日時が分かる位置まで含める メッセージの日付表示や端末の時刻が写るようにします
  • 3. 相手の画面も残す 表示名・年齢・都道府県が分かるプロフィール画面を撮ります
  • 4. 要求の内容を特定できる形で残す 金額、期限、「〜しなければ」という条件部分は必ず含めます
  • 5. 加工しない トリミングや書き込みをせず、元のまま保存します
  • 6. 端末外にも控える 紛失や故障に備え、クラウドや別の端末にも保存します
  • 7. 時系列メモを作る いつ何があったかを箇条書きにします(次章の書式)

保存を終えてから、通報とブロックへ進みます。基本の残し方は「証拠の残し方」で詳しく解説しています。

相談するときに伝える項目(メモ書式)

警察や公的窓口へ相談するときは、次の項目を紙かメモアプリに書き出しておくと、短時間で伝わります。

項目 記入例
いつ 2026年7月20日 22時40分ごろ
どこで マッチングサービスのメッセージ内
相手の情報 表示名/年齢/都道府県(分かる範囲で)
言われた内容 「〜しなければ〜する」という要求の言葉をそのまま
要求されたもの 金銭/写真/個人情報/会うこと など
期限の有無 「今日中に」などの指定があったか
こちらの対応 返信していない/既読のみ/一度だけ返信した
渡してしまった情報 勤務先・最寄り駅・電話番号など、心当たりを正直に
現実の接触 見かけた・来られた・電話が来た など
保存の有無 スクリーンショット◯枚、保存先

「こちらの対応」「渡してしまった情報」を隠さないことが大切です。責められるために聞かれる項目ではなく、危険度を見極めるための項目です。

警察に相談する目安

状況 目安
今まさに来ている・危害が迫っている 110番(迷わない)
自宅や勤務先を知られたうえで脅されている 110番または#9110。すぐに相談
金銭を要求されている #9110へ相談。支払い済みなら188
期限を切って要求されている #9110へ相談。期限に合わせない
私的な画像や動画を持ち出して脅されている #9110または各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口
家族や職場に言うと言われている #9110へ相談。言われるままにしない
不安だが要求まではされていない #9110で相談できます。記録は残す
相手がサービス内から消えたが不安が残る 記録を保管し、再接触があれば相談

判断に迷ったら、#9110に電話して状況を話すところから始めて構いません。 警察相談専用電話は、事件になる前の相談を受け付ける窓口です。「これは事件ですか」と聞くために使ってよい番号です。

なお、どの行為がどの罪にあたるかの判断は、警察や法律の専門家が行うものです。本記事は該当性を示すものではありません。「罪になるか分からないから相談しない」ではなく、「分からないから相談する」と考えてください。

要求に応じてはいけない理由

消費者庁や国民生活センターが注意喚起する被害の相談事例では、一度応じたあとに要求が繰り返されるという流れが繰り返し報告されています。理由は単純で、応じた実績が「この人は応じる」という情報になるからです。

  • 支払っても、内容の削除や関係の終了が保証されるわけではありません
  • 一度の支払いが、金額を上げた次の要求につながることがあります
  • やり取りが続くほど、こちらの情報が増えていきます

支払ってしまった後でも相談はできます。遅すぎることはありません。 支払いの記録も保存し、金銭が絡む場合は消費者ホットライン188、警察には#9110へ相談してください。

LOVETOKで知っておきたい仕組み

  • メッセージはマッチ成立後のみ・1対1・テキストのみです。画像・動画・音声・ファイル・位置情報は機能として存在しません
  • 電話番号・メールアドレス・SNSのID・URLは送信前に自動で止まり、相手に届きません。外部の連絡先を渡していなければ、接触の手段はサービス内に限られます
  • 位置情報は共有されず、公開されるのは表示名・年齢・都道府県までです
  • 利用者間の金銭のやり取りは設けていません。サービス内で送金を求められること自体が不自然です
  • 通報は全画面から可能で、誰が通報したかは相手に伝わりません。生命の危険・暴力・詐欺・未成年の疑いにあたる通報は3時間以内の対応を目安とし、確認を待たずにまず相手を非表示にする運用です
  • ビデオ通話は録画・録音をしていません。通話中の通報もでき、通報すると通話は終了します
  • 会う予定がある場合は、日時と場所を家族や友人にリンクで共有できます。共有先に相手の氏名や連絡先は表示されません

よくある質問

Q. 冗談かもしれません。それでも通報していいですか?
A. 構いません。冗談かどうかを判断するのはあなたの役目ではありません。受け取って怖いと感じた時点で、通報の理由として十分です。

Q. 自分にも落ち度がある気がして相談しにくいです。
A. 相談窓口は落ち度を裁く場所ではありません。過去のやり取りに気になる点があっても、脅す側の行為が正当化されることはありません。そのまま話して大丈夫です。

Q. スクリーンショットだけで足りますか?
A. 日時・前後の流れ・相手が分かる画面がそろっていれば、相談の材料として役立ちます。加えて、時系列のメモがあると説明が短く済みます。

Q. 相手をブロックすると、記録が消えませんか?
A. 画面から見えなくなる場合があります。だからこそ、保存を先に済ませてからブロックしてください。

安全上の注意

  • 危険が差し迫っているときは、記録より安全が優先です。ためらわず110番へ。
  • 緊急でない相談は警察相談専用電話「#9110」で最寄りの警察につながります。金銭の被害や契約が絡む場合は消費者ホットライン「188(いやや)」も利用できます。
  • 相手に警告や交渉を行わないでください。状況が悪化する場合があります。
  • 本記事は一般的な整理であり、個別の法的判断や、特定の行為が犯罪にあたるかどうかの判断を示すものではありません。判断が必要な場合は警察や専門家にご相談ください。

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怖いと感じた時点で、対処を始めてよいのです。LOVETOKが準備している通報の対応区分、連絡先の自動ブロック、本人確認の仕組みは「LOVETOKの安全対策」でご確認いただけます。

参考・相談先:本記事は、警察庁・消費者庁・国民生活センター等が公表する被害防止および相談窓口に関する一次情報をもとに、LOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。消費生活の相談は消費者ホットライン「188(いやや)」、緊急でない警察への相談は警察相談専用電話「#9110」、身の危険を感じる場合は110番へ。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-07-27