ロマンス詐欺とは?4つの型と手口・心理、だまされたときの相談先まで

著者:横山隆一/編集:LOVETOK編集部/最終更新:2026-08-13

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結論:ロマンス詐欺とは、恋愛や親密な人間関係を装って信頼させ、最終的に金銭や投資をだまし取ろうとする詐欺の総称です。 手口はいくつかの「型」に分かれますが、どの型にも共通するのは「会う前に、お金・投資・立て替えの話が出る」という一点です。この記事は、型ごとの違いよりも、なぜ用心していた人でも見抜けないのか、そしてだまされたと気づいたあとに何をすればよいのかに重点を置いて整理します。用語そのものの意味は「「ロマンス詐欺」とは?手口の流れと決めつけない考え方」で、相手側に出る初期サインは「ロマンス詐欺の特徴と初期サインの見分け方」で扱っています。

この記事でわかること

  • ロマンス詐欺の基本の定義と、法律用語ではないこと
  • よく指摘される4つの「型」と、それぞれの入り口の違い
  • なぜ賢い人・慎重な人でも見抜けないのか(手口が突く心理の仕組み)
  • どの型にも共通する「立ち止まるべき一点」
  • だまされたと気づいたときに、時系列で何をするか
  • お金は戻るのか、という現実的な話
  • LOVETOKの仕組みで防げること・防げないこと

ロマンス詐欺とは:まず定義を短く

ロマンス詐欺は、恋愛や結婚をほのめかす関係づくりを「手段」として使う詐欺を指す一般的な呼び方です。SNS・マッチングサービス・メッセージアプリなど、オンラインで知り合ったケースが話題になりやすい一方、手口そのものは連絡手段を選びません。

大切な前提として、これは注意喚起のための呼び名であって、法律上の正式な罪名ではありません。 個別のやり取りが「詐欺に当たる/当たらない」を判断するのは捜査機関や司法の役割で、この記事も含めて外から断定できるものではありません。警察庁・消費者庁・国民生活センターが、恋愛関係を装った金銭・投資トラブルへの注意を継続的に呼びかけています(LOVETOK編集部調べ)。

よく指摘される4つの「型」

注意喚起で取り上げられる手口は、入り口の違いでいくつかの型に整理できます。すべてが型どおりに進むわけではなく、途中で別の型に切り替わることもあります。

入り口・見せ方最終的に向かう先
国際型海外在住・軍人・医師・実業家など、確認しづらい肩書きを名乗る帰国費用・関税・トラブル解決費などの立て替え
投資誘導型「一緒に資産を増やそう」と、儲け話や口座開設を持ちかける暗号資産・海外投資アプリへの入金
なりすまし型著名人・実在しそうな人物・良条件のプロフィールを装う信頼させたうえでの金銭要求
少額立替型最初は「少しだけ立て替えて」と、無理のない額から始める段階的に金額が上がり、繰り返される

国際型は「会わない理由に海外を持ち出す相手」、投資誘導型は「暗号資産・投資に誘導する手口」でさらに具体的に扱っています。型を覚えること自体が目的ではありません。どの型も、最後は必ず「お金」に着地する——この共通点だけ押さえておけば十分です。

なぜ賢い人でも見抜けないのか

「自分はだまされない」と思っている人ほど、注意が必要です。ロマンス詐欺は知能や性格の問題ではなく、人の心理の仕組みを順番に突いてくるため、慎重な人でも巻き込まれます。よく使われる仕掛けを挙げます。

  • 段階的に踏み込む:最初から大金は求めません。小さな頼みごと(写真を送る、少額を立て替える)に応じるほど、断りにくくなる心理を利用します。
  • 一貫性を作らせる:「あなたは特別」「二人だけの秘密」と言われ、周囲に相談しづらい状態を先に作ります。相談できないほど、判断は一人に閉じます。
  • 希少性と時間圧:「今だけ」「今日中に」と急かし、考える時間を奪います。冷静なら気づけることも、急かされると飛ばしてしまいます。
  • 好意の先払い:毎日こまめに連絡し、悩みを聞き、将来を語る。先に好意を大量に受け取ると、返さなければという気持ちが働きます。

これらは、相手が「悪い人に見えるかどうか」とは無関係に効きます。感じの良い相手ほど、この仕掛けが上手いとも言えます。だからこそ、人柄で判断するのではなく、「お金の話が出たか」という行動で判断するのが確実です。

どの型にも共通する「立ち止まる一点」

型を見分けようとすると、かえって混乱します。実用的には、次の一点だけを基準にしてください。

会う前に、お金・送金・投資・口座・暗号資産の話が出たら、相手が誰であっても一度止まる。

  • 一度も会っていない、またはビデオでも顔を見て話していない
  • 会う約束が、いつも直前で延期される
  • 送金先が個人名義の口座や暗号資産のアドレスである
  • 「必ず儲かる」「あなただけに教える」と投資を勧められる
  • 断ると急に不機嫌になる、または口止めされる

これらのうち金銭に関わる項目が一つでもあれば、金額の大小にかかわらず送らない——ここは型を問わず共通の線です。

だまされたと気づいたら:時系列でやること

「もしかして」と思った時点で、早く動くほど選択肢が残ります。順番に整理します。

  1. 追加の送金・入金をすぐ止める。 「あと少し払えば戻る」という誘いは、二次被害の典型パターンです。取り返すための追加要求には応じないでください。
  2. やり取りの記録を残す。 メッセージ、送金明細、相手のアカウント情報、口座番号や暗号資産アドレスを保存します。記録があると相談も通報も進めやすくなります(記録の残し方)。
  3. サービス内で通報・ブロックする。 LOVETOKの通報は全画面から可能で、誰が通報したかは相手に伝わりません。 手順は「通報のしかた」を参照してください。
  4. 公的な窓口に相談する。 契約・金銭トラブルは消費者ホットライン188、犯罪の疑いや身の危険は警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)です。
  5. 一人で抱えない。 家族や友人に事実だけ話してみてください。第三者の視点が、次の判断を助けます。

お金は戻るのか、という現実

正直にお伝えします。送ってしまったお金が必ず戻るとは言えません。 相手や送金経路が特定できないことも多く、暗号資産は追跡が難しい場合があります。だからこそ、送る前の「立ち止まる」が最大の防御になります。すでに送ってしまった場合でも、早く相談するほど打てる手が残る可能性があります。金額や状況によって対応は異なるため、188や#9110、必要に応じて弁護士会の法律相談など、専門の窓口で個別に相談してください。

LOVETOKの仕組みで防げること・防げないこと

LOVETOKは、安心して使える場づくりを進めていますが、仕組みだけで被害がゼロになるわけではありません。率直に整理します。

できること限界
公的な身分証と顔照合(eKYC)による本人確認なりすましを減らせても、金銭要求そのものは止められない
電話番号・メール・SNSのID・URLの送信を自動でブロック外部へ移った後のやり取りには介入できない
動画・写真の投稿審査、全画面からの通報・ブロック通報がなければ気づけない場合がある
マッチ後・年齢確認済みの相手とのビデオ通話顔を見せる相手でも、金銭の話が出れば同じ基準で判断が必要

外部アプリへの早い誘導は、審査や送信制限の及ばない場所へ移すための手口として使われることがあります。やり取りはサービス内で続けることをおすすめします。そのうえで、利用者ご自身が「会う前の金銭要求には応じない」という基準を持つことが、いちばん確実な防御です。

自分の状態を点検するチェックリスト

相手のサインを見るチェックは「初期サインの見分け方」にあります。ここでは自分の心の状態を点検します。当てはまるほど、判断が一人に閉じ始めているサインです。

  • ☐ この関係のことを、家族や友人に話していない・話しづらい
  • ☐ 「自分は特別に扱われている」と感じている
  • ☐ 相手のために、少額でもお金を動かすことを考え始めている
  • ☐ 会えない理由に、以前より疑問を持たなくなっている
  • ☐ 「今すぐ決めてほしい」と急かされ、考える時間が減っている
  • ☐ 疑うこと自体に罪悪感がある

疑うことは、相手を侮辱することではありません。 誠実な相手なら、あなたが慎重であることを責めません。急かす・口止めする・お金を求める——このどれかがあれば、立ち止まる理由として十分です。

よくある質問

Q. ロマンス詐欺とは、法律上の罪名ですか? A. いいえ。恋愛や親密な関係を装った金銭目的の詐欺を指す一般的な呼び方で、正式な罪名ではありません。個別の事案がどう扱われるかは、捜査機関や司法が判断します。

Q. 相手がビデオ通話に応じれば安全ですか? A. 顔を見せることは一つの安心材料ですが、それだけで安全とは言い切れません。会う前に金銭・投資の話が出るかどうかを、あわせて確認してください。

Q. 少額なら立て替えても大丈夫でしょうか? A. 少額から始めて、信頼させたうえで高額を求めるのが少額立替型の入り口です。金額の大小ではなく、「会う前の金銭のやり取り」自体を避けるのが安全です。

Q. 本人確認済みの相手なら安心ですか? A. 本人確認はなりすましを減らす仕組みで、金銭要求そのものを防ぐものではありません。確認済みの相手でも、お金の話が出たら同じ基準で立ち止まってください。

Q. だまされたお金は戻りますか? A. 必ず戻るとは言えません。相手や送金経路の特定が難しいこともあります。早く相談するほど選択肢が残る可能性があるため、188や#9110へできるだけ早くご相談ください。

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型を細かく覚えるより、「会う前にお金の話が出たら止まる」という一点を持っておくほうが、実際の場面では役に立ちます。LOVETOKの通報・ブロックや本人確認のしくみと、その使い方は「LOVETOKの安全対策」でまとめています。LOVETOKは会員登録を受け付けています。

参考・相談先:本記事は、警察庁・消費者庁・国民生活センターが公表する注意喚起をもとに、LOVETOK編集部が整理したものです(LOVETOK編集部調べ)。困ったときの相談先は、消費者ホットライン188/警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)です。法的な判断が必要な場合は、関係機関や専門家にご相談ください。

著者:横山隆一(LOVETOK運営責任者)/ 編集:LOVETOK編集部 / 最終更新:2026-08-13

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